11.2MHz DSDまで対応
アイ・オーの高級オーディオNAS “fidata HFAS1”、USB-DAC直結再生に対応
(株)アイ・オー・データ機器は、同社が展開するハイエンドオーディオNAS“fidata”「HFAS1」シリーズの最新ファームウェア「Ver.1.20」を配布開始した。今回のアップデートにより、USB-DAC接続再生機能に対応した。
HFAS1シリーズのUSB-DAC対応アップデートについては、以前よりアナウンスされてきた(関連記事)。再生操作はネットワークを介してアプリから行う。本機能が実装されることで、USB-DAC単体製品はもちろん、USB-DAC機能を搭載するSACDプレーヤーやヘッドホンアンプなどと組み合わせて、HFAS1をオーディオプレーヤーのように使用できるようになる。「まだネットワークオーディオ環境を導入していないユーザーでも、HFAS1を使えば手持ちのUSB-DACを活用してすぐにネットワークオーディオを始められるようになる」と同社ではアピールしている。
先日開催された同社の創業40周年を記念したプレス向け懇親会の会場では、OPPOのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「HA-1」や、LINNのアンプ内蔵ネットワークプレーヤー「KIKO」などと組み合わせて再生デモが行われていた。なお、USB-DAC接続再生の場合は、本体フロントの電源ボタン下にあるランプがエメラルドグリーンに点灯する(通常は白色)。
スペックとしてはUSB Audio Class 2.0に準拠。実際に音楽再生する際の対応仕様はUSB-DAC側に依存するが、本機側としては最大で384kHz/32bit PCM、11.2MHz DSDまで対応し、DSDはDoP方式によるネイティブ再生をサポートする。対応ファイル形式は、wav/aiff/aif/m4a/flac(PCM動作/PCM変換)、diff/dsf(DoP動作)、mp3/aac/ogg(PCM変換)。
また、一部のフォーマットでギャップレス再生も行える。対応ファイル形式は.wav/.aiff/.m4a(alac)/.flac/.dsf/.dffで、ファイル形式・量子化ビット数・サンプリングレートが同一の曲間のみで可能。DoP形式によるDSDネイティブ出力時もギャップレス再生が可能だが、現時点で11.2MHz DSDは非対応となる。
ネットワークレンダラー機能は、「OpenHomeモード」と「DMRモード」の2つを搭載している。「OpenHomeモード」では、LINN KinskyやBubble UPnPなどのOpenHome Media controller対応のアプリと連携し、HFAS1上でのプレイリストの管理(On Device Playlist)が行えることがポイント。もう1つの「DMRモード」では、NePLAYERなどのDLNA互換コントローラーアプリと連携しての操作が行える。2つのレンダラーモードは、HFAS1のアプリ上から切替操作が行える。
アイ・オー・データ機器 代表取締役社長 細野昭雄氏は、同社の製品開発姿勢について「1つ1つの製品を、じっくり作るということを心がけてきた」とコメントし、「そんな“こだわり”の1つとして、昨年秋にハイエンドオーディオNASブランド“fidata”を立ち上げたことが挙げられる」と語った。
細野氏は「ハイエンドオーディオNASの分野では、競合のバッファローから1年遅れての製品発表となったが、様々な専門家のアドバイスを元に、2年近くの開発期間を経て開発したモデルだ。最終的にスピーカーから出た音を、人の耳で聴いたときに感動できてなんぼだと思う。そういったこだわりを投入してきた」とし、「技術にこだわりすぎてもいけないと思っている。技術におぼれるのではなく、技術をいかにユーザーにわかってもらえるかが大事だ。ユーザーにとって使い勝手の良いアップデートに取り組んでいるので期待してほしい」とアピールした。
【問い合わせ先】
アイ・オー・データ機器 インフォメーションデスク
TEL/0120-777-618
HFAS1シリーズのUSB-DAC対応アップデートについては、以前よりアナウンスされてきた(関連記事)。再生操作はネットワークを介してアプリから行う。本機能が実装されることで、USB-DAC単体製品はもちろん、USB-DAC機能を搭載するSACDプレーヤーやヘッドホンアンプなどと組み合わせて、HFAS1をオーディオプレーヤーのように使用できるようになる。「まだネットワークオーディオ環境を導入していないユーザーでも、HFAS1を使えば手持ちのUSB-DACを活用してすぐにネットワークオーディオを始められるようになる」と同社ではアピールしている。
先日開催された同社の創業40周年を記念したプレス向け懇親会の会場では、OPPOのUSB-DAC/ヘッドホンアンプ「HA-1」や、LINNのアンプ内蔵ネットワークプレーヤー「KIKO」などと組み合わせて再生デモが行われていた。なお、USB-DAC接続再生の場合は、本体フロントの電源ボタン下にあるランプがエメラルドグリーンに点灯する(通常は白色)。
スペックとしてはUSB Audio Class 2.0に準拠。実際に音楽再生する際の対応仕様はUSB-DAC側に依存するが、本機側としては最大で384kHz/32bit PCM、11.2MHz DSDまで対応し、DSDはDoP方式によるネイティブ再生をサポートする。対応ファイル形式は、wav/aiff/aif/m4a/flac(PCM動作/PCM変換)、diff/dsf(DoP動作)、mp3/aac/ogg(PCM変換)。
また、一部のフォーマットでギャップレス再生も行える。対応ファイル形式は.wav/.aiff/.m4a(alac)/.flac/.dsf/.dffで、ファイル形式・量子化ビット数・サンプリングレートが同一の曲間のみで可能。DoP形式によるDSDネイティブ出力時もギャップレス再生が可能だが、現時点で11.2MHz DSDは非対応となる。
ネットワークレンダラー機能は、「OpenHomeモード」と「DMRモード」の2つを搭載している。「OpenHomeモード」では、LINN KinskyやBubble UPnPなどのOpenHome Media controller対応のアプリと連携し、HFAS1上でのプレイリストの管理(On Device Playlist)が行えることがポイント。もう1つの「DMRモード」では、NePLAYERなどのDLNA互換コントローラーアプリと連携しての操作が行える。2つのレンダラーモードは、HFAS1のアプリ上から切替操作が行える。
アイ・オー・データ機器 代表取締役社長 細野昭雄氏は、同社の製品開発姿勢について「1つ1つの製品を、じっくり作るということを心がけてきた」とコメントし、「そんな“こだわり”の1つとして、昨年秋にハイエンドオーディオNASブランド“fidata”を立ち上げたことが挙げられる」と語った。
細野氏は「ハイエンドオーディオNASの分野では、競合のバッファローから1年遅れての製品発表となったが、様々な専門家のアドバイスを元に、2年近くの開発期間を経て開発したモデルだ。最終的にスピーカーから出た音を、人の耳で聴いたときに感動できてなんぼだと思う。そういったこだわりを投入してきた」とし、「技術にこだわりすぎてもいけないと思っている。技術におぼれるのではなく、技術をいかにユーザーにわかってもらえるかが大事だ。ユーザーにとって使い勝手の良いアップデートに取り組んでいるので期待してほしい」とアピールした。
【問い合わせ先】
アイ・オー・データ機器 インフォメーションデスク
TEL/0120-777-618
関連リンク