JBL「DD66000」と組み合わせてデモ

<HIGH END>マークレビンソン、DAC内蔵プリ「No526」やユニバーサルプレーヤー「No519」を披露

公開日 2016/05/10 09:43 編集部:小澤貴信
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5月5日から8日まで独ミュンヘンで開催された「HIGH END」にて、ハーマンはMark Levinson(マークレビンソン)のDAC/フォノアンプ内蔵のプリアンプ「No526」や、ユニバーサルプレーヤー「No519」など最新製品のデモを行った。

ハーマンブースの模様

両モデルはいずれもCES 2016のタイミングで発表されたが、同イベントでは展示のみにとどまっていた。今回のHIGH ENDでは、最新パワーアンプ「No536」や同じハーマングループによるJBLの旗艦スピーカー「Project EVEREST DD66000」と組み合わせにより、実際にその音を確認することができた。

DAC/フォノアンプ内蔵プリアンプ「No526」

プリアンプ「No526」は、フルバランス型ディスクリート構成によるデュアルモノラル・プリアンプ回路を採用。マークレビンソンのアンプの要といえるボリュームには、ラダー型の固定抵抗切替方式による“R-2R Ladder Volume”を備えている。

「No526」

D/Aコンバーターについては、独自の“Precision Link DAC”を搭載。ESS製32bit DACをカレントモードで用い、その後段にフルバランス型I/V変換回路を配置。低ノイズ化を徹底している。デジタル入力はUSB×1、AES/EBU×1、同軸×1、光×1を搭載する。

フォノ回路についてはL/Rチャンネルを物理的にセパレートしたクラスAフォノアンプを搭載。MM/MC型カートリッジに対応する。クラスA方式のヘッドホンアンプも内蔵している。入力はバランスXLRを2系統、アンバランスRCAを1系統搭載。出力はバランスXLR、アンバランスRCAをそれぞれ1系統搭載する。

「No523」

なお、D/Aコンバーター部を非搭載としてフォノアンプのみを備えた「No523」もラインナップされる。

「No519」- CD再生からDLNA、USB、ストリーミング、Bluetoothまで網羅

「No523」は、ネットワークプレーヤーやUSB-DAC、CDの再生に対応したユニバーサルプレーヤーだ。

「No519」

CDからハイレゾファイル、ストリーミングまで多様なデジタルソースな再生に対応することが特徴。本体前面にはスロットイン方式のCDドライブを備え、音楽CDの再生を行える。デジタル入力は有線/無線LANによるネットワーク再生、USB-BによるUSB-DAC再生、USB-AによるUSBストレージ再生などに対応する。

ロスレスストリーミングのTidalやQobuzをはじめ、Deezer、Spotifyなど欧州や北米で展開されている主要な音楽ストリーミングの再生も可能。さらにはaptX対応のBluetoothまで内蔵。圧縮音源に対しては、独自のClari-Fiテクノロジーにより圧縮時に失われた音楽データを補間して再生できる。このように、本機は現代のデジタルソースを網羅するような内容となっている。

本体前面にはフルカラーディスプレイを備え、再生中の楽曲情報やアートワークを表示。アプリやブラウザからのリモート操作にも対応している。

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