バランス出力も

Ayre、デジタルプリ搭載/バランスヘッドホン出力対応のUSB-DAC「Codex」

公開日 2016/01/28 17:57 編集部:杉浦 みな子
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アクシス(株)は、同社が取り扱うAyreから、デジタルプリアンプとヘッドホンアンプを搭載するUSB-DAC「Codex」を2月に発売する。価格は198,000円(税込)。

Codex

単体USB-DACとしてのほか、DAC+ヘッドホンアンプあるいはDAC+デジタルプリアンプとして使用できるモデル。既に1年前のCESでも参考出展されていた製品で、日本投入が正式決定した格好になる(関連ニュース)。

入力系統はUSBと光デジタルを装備。USB入力経由でPCM 384kHz/32bit、DSD 5.6MHzまで対応し、アシンクロナスモードもサポートしている。出力系統はXLRとRCAをそれぞれ1系統のほか、6.3mm標準ヘッドホンを1系統、3.5mmステレオミニ端子を2系統(同時出力可能)備えている。さらに、3.5mmステレオミニ端子2系統を使ってのバランス駆動も行える。

内部のDACにはESS「SABRE ES9018」を採用。DAC回路は、USB-DAC「QB-9」のデジタルオーディオ技術をベースに最新のデジタルフォーマットにさせたものを搭載している。また、自然なインパルス応答特性を確保するというMP(ミニマムフェーズ)デジタルフィルターも使用。アーキテクチャーにはシングルステージによるFIRフィルターを採用し、16倍のオーバーサンプリング処理を行うシステムとしている。

アナログ回路はゼロフィードバック設計とし、オペアンプを一切使用しないディスクリート構成を採用。Ayreのフルコンプリメンタリー/フルバランス構造を投入している。また、カスコード/カレントミラー回路を高度に発展させたという独自のEquiLock回路をアクティブゲイン・デバイスに適用することにより、動特性の乱れも抑えた。

ライン出力部にはダイヤモンド回路を採用し、高電流駆動能力、高S/N、低歪率、高位相直線性を高めた。ライン出力はプリアンプモードとDACモードに切り替えが可能で、プリアンプモードではパワーアンプへのダイレクト接続に対応。24bitデジタルボリュームコントロールを搭載しており、1dBステップで「最大7.0V@バランス/3.5V@シングルエンド」に調整できる。 DACモードでは「4.0V@バランス/2.0V@シングルエンド」の固定レベルになる。

アナログパワーサプライには、独自のAyreLockボルテージ・レギュレーターを搭載。コンプリメンタリー・プッシュプル出力回路のように作動し、負荷の電流増大時には瞬時にプルアップして出力パワーを上げ、電流減少時には瞬時にプルダウンし、一定電圧を保持する。これにより、超低ノイズ、高安定性を確保するとしている。

本体サイズは55W×137H×230Dmmで、質量は1.4kg。本体カラーはブラック。

【問い合わせ先】
アクシス
TEL/03-5410-0071

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  • ブランドAYRE ACOUSTICS
  • 型番Codex
  • 発売日2016年2月
  • 価格¥198,000(税込)
【SPEC】●入力端子:USB、光デジタル ●出力端子:XLR×1、RCA×1、6.3mm標準ヘッドホン×1、3.5mmステレオミニ×2 ●外形寸法:55W×137H×230Dmm ●質量:1.4kg