新ドライバーで70kHzまでの高域再生に対応

マクセル、ダイヤモンドより硬いグラフェン振動板採用のイヤホン「Graphene」2機種

公開日 2016/07/14 12:44 編集部:小野佳希
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日立マクセルは、ダイヤモンド以上の硬度を持つグラフェンコート振動板を業界で初めて採用した新開発ドライバーを搭載し、ハイレゾ領域の周波数帯域再生にも対応したイヤホン“Graphene”「MXH-GD200」「MXH-GD100」を8月25日に発売する。オープン価格だが「MXH-GD200」は11,800円前後、「MXH-GD100」は8,980円前後での実売が予想される。

MXH-GD200はシルバーのみの1色展開

MXH-GD100はブラックとホワイトの2色で展開

2モデルともにグラフェンコートの振動板を採用した新開発の10mmドライバーを搭載。なお同社の音質的なこだわりを投入した製品にのみ与えられる「m」マークを本機も付与されている。

上位モデルの「MXH-GD200」は、ステンレス合金とカーボン充填の高剛性ABS樹脂のハイブリッドボディを、一方の「MXH-GD100」では、高剛性アルミニウム合金とABS樹脂のハイブリッドボディを採用している点などが両機の違い。また、「MXH-GD200」ではグランド信号を分離した4芯ケーブルを採用してクロストーク低減を図るなどもしている。

ダイヤモンド以上の硬度を持つグラフェンコート振動板と軽量CCAW(Copper-Clad Aluminum Wire)ボイスコイルを採用した新開発のドライバーを搭載。軽量なCCAWボイスコイルによる振動板がグラフェンのレスポンス特性をさらに引き出すとし、これにより振動板の分割振動を抑制し、ひずみの少ないクリアな再生音を実現したという。

また、本振動板は音の伝播速度も速く、可聴帯域を大幅に超える70kHzに至る高域を再生し、高精細なハイレゾ音源の鼓動を余すことなく再生するとしている。加えて、グラフェンコート振動板の特性を活かすべく2つのバスポート配置の最適化も図り、音の広がりと力強い低音再生につなげたともしている。

前述のように「MXH-GD200」はステンレス合金とカーボン充填の高剛性ABS樹脂のハイブリッドボディと、グランド信号を分離した4芯ケーブルを採用。ハイブリッドボディで不要共振を抑制し、独立グランドケーブルによってクロストーク低減を図っている。

両モデルともインピーダンスは16Ωで、音圧感度が92dB/mW、再生周波数帯域は20Hz~70kHzで、最大入力が50mW。端子はL型の3.5mmステレオミニで、ケーブル長は約1.2m。

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