DCHなどで協業
<IFA>パナソニック、ベルリン・フィルとのパートナーシップを発表
9月2日のIFA開幕に先駆け、パナソニックは現地時間8月31日15時からプレスカンファレンスを開催。ベルリン・フィルとの協業や次世代有機ELテレビ、新4Kカメラ「HC-X1」などについて発表を行った。映像関連のトピックはこちらをご参照いただくとして、本稿ではベルリン・フィルとの協業や、オーディオ製品新モデル等について紹介する。
パナソニック/テクニクスとベルリン・フィルが協業
ベルリン・フィルとの協業では、パナソニックが持つ4K/HDR/ハイレゾ技術を活かし、ベルリン・フィルが運営するコンサート映像のオンライン配信サービス「デジタル・コンサートホール」の高品位化をサポートするとのこと。2017年にはベルリン・フィルハーモニー・ホール内の映像スタジオにパナソニック製の最先端4K技術・機器が導入されるという。
また、「車室内空間を、最高のコンサートホールへの変身させる」ことでも協力していくと発表。具体的には語られなかったが、たとえばパナソニックブランドのカーオーディオの音づくりにベルリン・フィルが関わるといったことなどが検討されていると考えられる。
そしてベルリン・フィルはテクニクスブランドとも協業。アナログ技術分野でも共同プロジェクトを予定しているとのことだ。
プレスカンファレンスには、ベルリン・フィル・メディアの代表でベルリン・フィルの首席チェロ奏者でもあるオラフ・マニンガー氏が登壇。「ベルリン・フィルは常に新しい技術を取り入れてきたオーケストラです。“4Kのプロ”であるパナソニック、そしてテクニクスと一緒に歩みを進め、デジタル・コンサートホールのアップグレードを行いたいと考えています。また我々はアナログレコードにも再び力を入れていきたいと思っているので、SL-1200シリーズという伝説的なターンテーブルを世に送り出したテクニクスの力を借りることができ、嬉しいです」とコメントした。
パナソニックの楠見雄規氏は「世界的なオーケストラであるベルリン・フィルと協業できることを誇りに思います。パナソニックおよびテクニクスブランドを広めてくれるとともに、両社でさまざまなプロジェクトを進めることができるでしょう」と語った。
ベルリン・フィルは2012年8月末、IFAの開幕直前に、ソニーとの協業を発表(関連ニュース)。オーディオ製品の高音質化や、コンサート映像のオンライン配信サービスの更なる高画質化・高音質化を目的とした提携を行ってきたが、すでに契約が切れていた。
なお両社の協業の詳細については、今後改めて発表される予定とのことだ。
SL-1200GAEは欧州でも既に完売
プレスカンファレンス後、パナソニックはさっそくブースを開放した。テクニクスブースには、Referenceシリーズを筆頭に全製品をラインナップ。アナログターンテーブルの限定モデル「SL-1200GAE」は欧州でも既に完売。通常モデル「SL-1200G」が9月から発売予定だという。
そのほかパナソニックブランドからは「RP-HD5」をベースにマイク付きリモコンを追加した新ヘッドホン「RP-HD6M」や、ハイレゾ対応イヤホン「RP-HDE10」のマイク付きリモコンモデルを出展。どちらも日本では販売の予定はないという。
また、非圧縮ワイヤレス規格「AllPlay」に対応した製品群もアピール。シリーズ初のIPX5/IPX7相当の防水仕様となる「SC-ALL05」や、ハイレゾ対応でCD再生もできる「SC-ALL7CD」(日本では「SC-RS75」として販売中)などを揃え、タブレットで製品を切り替えたり、それぞれで曲を共有して再生したりといった機能を実際に体験することができた。
そして新シリーズ「Urban Audio」を初出展。こちらは「都市部でのくらしに上質な音楽を届ける」スタイリッシュなデザインをコンセプトとしたもので、日本への導入は検討中とのこと。今回は六角形の筐体に合計10個のスピーカーを内蔵し、180度に広がるパワフルサウンドを楽しめる「SC-UA7」と、360度方向に音が広がるポータブルタイプの防水スピーカー「SC-RB5」が登場していた。
ベルリンにもスマートシティを建築予定
洗濯・乾燥・たたみまで全自動「ランドロイド」が更に進化
そのほか、プレスカンファレンスでは藤沢や綱島などのスマートシティの取り組みも紹介。2018年を目処に、ベルリン南部のAdlershof地区にスマートシティをつくる「Future Living Berlin」プロジェクトがスタートしたことなどもアピールされた。
また、昨年同社ブースに登場し話題を呼んだ、洗濯・乾燥・たたみまで全自動でおこなってくれる「ランドロイド」がさらに進化。たたんだ洗濯物の収納までも行えるシステムとして提案されている。
パナソニック/テクニクスとベルリン・フィルが協業
ベルリン・フィルとの協業では、パナソニックが持つ4K/HDR/ハイレゾ技術を活かし、ベルリン・フィルが運営するコンサート映像のオンライン配信サービス「デジタル・コンサートホール」の高品位化をサポートするとのこと。2017年にはベルリン・フィルハーモニー・ホール内の映像スタジオにパナソニック製の最先端4K技術・機器が導入されるという。
また、「車室内空間を、最高のコンサートホールへの変身させる」ことでも協力していくと発表。具体的には語られなかったが、たとえばパナソニックブランドのカーオーディオの音づくりにベルリン・フィルが関わるといったことなどが検討されていると考えられる。
そしてベルリン・フィルはテクニクスブランドとも協業。アナログ技術分野でも共同プロジェクトを予定しているとのことだ。
プレスカンファレンスには、ベルリン・フィル・メディアの代表でベルリン・フィルの首席チェロ奏者でもあるオラフ・マニンガー氏が登壇。「ベルリン・フィルは常に新しい技術を取り入れてきたオーケストラです。“4Kのプロ”であるパナソニック、そしてテクニクスと一緒に歩みを進め、デジタル・コンサートホールのアップグレードを行いたいと考えています。また我々はアナログレコードにも再び力を入れていきたいと思っているので、SL-1200シリーズという伝説的なターンテーブルを世に送り出したテクニクスの力を借りることができ、嬉しいです」とコメントした。
パナソニックの楠見雄規氏は「世界的なオーケストラであるベルリン・フィルと協業できることを誇りに思います。パナソニックおよびテクニクスブランドを広めてくれるとともに、両社でさまざまなプロジェクトを進めることができるでしょう」と語った。
ベルリン・フィルは2012年8月末、IFAの開幕直前に、ソニーとの協業を発表(関連ニュース)。オーディオ製品の高音質化や、コンサート映像のオンライン配信サービスの更なる高画質化・高音質化を目的とした提携を行ってきたが、すでに契約が切れていた。
なお両社の協業の詳細については、今後改めて発表される予定とのことだ。
SL-1200GAEは欧州でも既に完売
プレスカンファレンス後、パナソニックはさっそくブースを開放した。テクニクスブースには、Referenceシリーズを筆頭に全製品をラインナップ。アナログターンテーブルの限定モデル「SL-1200GAE」は欧州でも既に完売。通常モデル「SL-1200G」が9月から発売予定だという。
そのほかパナソニックブランドからは「RP-HD5」をベースにマイク付きリモコンを追加した新ヘッドホン「RP-HD6M」や、ハイレゾ対応イヤホン「RP-HDE10」のマイク付きリモコンモデルを出展。どちらも日本では販売の予定はないという。
また、非圧縮ワイヤレス規格「AllPlay」に対応した製品群もアピール。シリーズ初のIPX5/IPX7相当の防水仕様となる「SC-ALL05」や、ハイレゾ対応でCD再生もできる「SC-ALL7CD」(日本では「SC-RS75」として販売中)などを揃え、タブレットで製品を切り替えたり、それぞれで曲を共有して再生したりといった機能を実際に体験することができた。
そして新シリーズ「Urban Audio」を初出展。こちらは「都市部でのくらしに上質な音楽を届ける」スタイリッシュなデザインをコンセプトとしたもので、日本への導入は検討中とのこと。今回は六角形の筐体に合計10個のスピーカーを内蔵し、180度に広がるパワフルサウンドを楽しめる「SC-UA7」と、360度方向に音が広がるポータブルタイプの防水スピーカー「SC-RB5」が登場していた。
ベルリンにもスマートシティを建築予定
洗濯・乾燥・たたみまで全自動「ランドロイド」が更に進化
そのほか、プレスカンファレンスでは藤沢や綱島などのスマートシティの取り組みも紹介。2018年を目処に、ベルリン南部のAdlershof地区にスマートシティをつくる「Future Living Berlin」プロジェクトがスタートしたことなどもアピールされた。
また、昨年同社ブースに登場し話題を呼んだ、洗濯・乾燥・たたみまで全自動でおこなってくれる「ランドロイド」がさらに進化。たたんだ洗濯物の収納までも行えるシステムとして提案されている。