信頼され、愛される店に
【Senka21】オーディオ特化「ハードオフ オーディオサロン」2号店は吉祥寺。オープンから2ヶ月の手応えは?
■認知拡大が課題、愛される店に育てる
店内に足を踏み入れ、多くのお客様が「懐かしいなあ」と笑顔を見せる。「他ではもう見られないダイヤトーンのスピーカーに出会えるなど、『久々にオーディオを始めてみるか』と感化されて、実際、その後に買いに来てくださるお客様も少なくありません」と眠っていたお客様の心を揺さぶる。手が届かないような商品も、リユース品なら手が届く。
「入りやすく居心地のいい店」として来店客から高い評価を得る一方、大きな課題のひとつがさらなる認知の拡大だ。店の前にはバス停があり、下車した客がたまたま見つけて店に入ってみたなど、偶発的なケースも少なくないという。
新潟紫竹山店には、サウンド北越という地盤もあり、長らく番場店長とお付き合いしてきたお客様も少なくなかった。そうした環境とはガラリと異なる吉祥寺店。「立ち上がりは確かにスローですが、土日はだんだん忙しくなってきました。オーディオは古びることはありませんから、反対にこれからの伸びが楽しみです」。
オーディオ市場に新風を呼び込んだオーディオサロン。コアなファンの心を鷲掴みにした新潟紫竹山店に対し、「もう少しライトな感じで、中級層のお客様を毎日コンスタントにお相手していくのが理想の形のように思います」と語る宮澤店長。固定客も確実に増え始め、「都心でも愛される店に育てていきたい」と腕をまくる。新業態「オーディオサロン」がオーディオ市場の活性化へ大きなウェーブを巻き起こす。
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