信頼され、愛される店に

【Senka21】オーディオ特化「ハードオフ オーディオサロン」2号店は吉祥寺。オープンから2ヶ月の手応えは?

公開日 2016/12/01 07:00 Senka21編集部
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信頼の付加価値”オーディオサロン”

店舗運営の要となる人材と商品在庫。”Audio Salon”の看板を背負ってのオープンとなった吉祥寺店では、現在、宮澤店長はじめ7名の体制で臨む。「スタッフ一人一人が技術を磨き、成長していきたいですね」と腕を鳴らす。

宮澤康久店長はじめ7名体制のスタッフが、責任と自信を持って業務に取り組んでいる

修理・メンテナンスには、メーカーで修理畑を歩んできたエンジニアも顔を揃えた。新潟紫竹山店へ研修に赴き、3名いる技術者それぞれからマンツーマンでノウハウを習得。「オーディオは財産。我々の大きな強みのひとつは修理にも対応できること。新潟紫竹山店にお願いしなくても、100%自店で完結できるようにしていくのが理想です」と宮澤店長自らも修理に携わる。

新潟紫竹山店同様に、スタッフのシフト表が貼り出されているのもオーディオサロンの特徴。スタッフとの信頼関係を構築できるのもオーディオサロンならでは

“在庫”は商品を購入する際に出る下取りを中心に、オープン時から堅調に推移する。「展示・在庫レベルをいかに高めていくことができるか。今後、店の認知が高まり、回転が上がってくれば、自ずと買い取り件数も増えてくると見込んでいます。展示の仕方や商品の入れ替えにも工夫を凝らしていきたいですね」とさらなる進化を目指す。

店内の随所で下取りをアピール。「ネットモール」での販売も好調だが、リアル店舗とは異なり、下取りが見込みにくいのが今後の課題のひとつという

眠っている商材は少なくない。これはもう売れないだろうと決めつけてしまっているケースは多いという。「ハードオフにはジャンクコーナーもありますし、資源を大事に、最後まで無駄にはしません」と店内でもPOP等を活用して下取りをアピールする。

「みんなで楽しくエコしましょう」とジャンクコーナーも設置。思わぬ掘り出し物があることも

下取り商品は、専門スタッフの”目利き”で整備、修理して店頭に並ぶ。「オーディオサロンの看板を掲げている以上、初期不良では恥ずかしいですからね。出荷した商品に対するクレームはゼロ。店で販売しているものもトラブルはほとんどありません」と強い責任と自信に裏打ちされた仕事を徹底する。

カウンター奥には、修理・メンテナンスの様子を確認することができる

同社が運営する「ネットモール」では、出展先がオーディオサロンとなっている商品を優先して検索するケースが増えているという。「安心・信頼という付加価値としての”オーディオサロン”への認識が進みつつあるようです。楽器スタジオの中古楽器にも同様の現象が見受けられ、これがやがて、ハードオフは”オーディオに強い店””楽器に強い店”だという認識につながっていけばうれしい限りです」。

次ページ課題はさらなる認知拡大。都心でも愛される店に

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