同社初の11.2MHz DSD対応。90万円
プレイバックデザインズ、独自アルゴリズムでD/A変換を行うUSB-DAC「Merlot DAC」
ナスペックは、Playback DesignsのUSB-DAC「Merlot DAC」(メルローDAC)を1月15日に発売する。価格は900,000円(税抜)。
Playback Designsの新たな製品ライン「Sonoma」シリーズのUSB-DAC。2016年5月に開催された独「HIGH END 2016」にて発表された製品が、今回国内導入されるかたちだ(関連ニュース)。なお、本機は同社で初めて11.2MHz DSDの再生に対応したUSB-DACとなる。
同社の創始者 Andreas Koch氏は、DSD再生におけるDoP(DSD Audio over PCM Frames)方式の生みの親であり、SACD制用のDSDレコーダー/編集機「SONOMA」の開発にも携わった人物だ。
Merlot DACは、上位機と同様にAndreas Koch氏が開発したFPGAによるD/Aコンバーターを採用。既存のDACチップを使うのではなく、独自のアルゴリズムから成るデュアル・ディスクリート構成のD/AコンバーターによってD/A変換を行う。またFPGAの採用により、ファームウェアアップデートによる将来的な拡張機能や音質向上も可能としている。
入力されたデジタル信号はPDFAS(Playback Designs Frequency Arrival System)という独自アルゴリズムによって処理することで、ジッターを徹底して排除することができるという。またPLL回路を使用しないため、外部クロックも必要としないとする。
クロックには従来のVCXO(水晶発振器)ではなく、カスタムメイドによるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)クロックを採用。衝撃や振動等の外部要因に対する耐久性の向上に加え、電気的ノイズの多い条件下でも高い精度を持ち、さらなる高音質化に寄与したとする。
入力信号は、PCM 44.1kHz系列が5.6MHz、48kHz系列が6.1MHzのDSDに変換して再生される。これにより通常のCDやPCMファイルの再生でも、DSDならではのアナログに近い自然なサウンドを実現するとしている。
アナログ信号は、インピーダンスマッチングしたディファレンシャル・フィルターを通過して増幅回路に送られる。同社SACDプレーヤー「MPS-5」で使用されているものをベースに設計したディスクリートのClass A/Bアンプを採用し、オーバーオールの位相やグループディレイは200kHzまで対応する。
電源部にはカスタムトロイダルトランスを用いたリニア電源を新開発。トロイダルトランスには電磁シールドを施し、高周波ノイズを抑えている。
アルミニウムシャーシの仕上げは同社のあるアメリカ、カリフォルニア州のソノマの丘をイメージしたという。脚部にはthe j1 projectのハイポリマー・コンポジット素材のスパイクを用いて振動排除を図った。
ディスクリート構成のヘッドホンアンプを搭載。THD:00028%以下を実現し、A級アンプに匹敵するリニアリティを持つとする。オートバイアス機能も搭載。フロントパネルのボリュームノブで音量調整が行える。
デジタル入力はAES/EBU×1、同軸デジタル×1系統、USB2.0×1、PLAYLINK IN(ST端子)×1、AUX×1。
USB入力はPCMが44.1kHz/16bit〜384kHz/32bit、DSDが11.2MHzまで対応。DSD再生については、11.2MHzはASIO方式のみの対応で、DoP方式は5.6MHzまでの対応となる。AES/EBUと同軸デジタル入力は44.1kHz/16bit〜192kHz/24bit PCMに対応する。
レコーディング機能を搭載しており、同社製ソフトウェアを使いUSBを通してPCへの録音することも可能だ。
アナログ出力はバランスXLR×1、アンバランスRCA×1。ヘッドホン出力はステレオ標準端子を1系統備える。デジタル出力はPLAYLINK OUT(ST端子)を1系統備える。
外形寸法は360W×80H×230Dmm、質量は3.5kg。WireworldのUSBケーブル「Chroma」(A to B Plugs)1.0m が付属する。
Playback Designsの新たな製品ライン「Sonoma」シリーズのUSB-DAC。2016年5月に開催された独「HIGH END 2016」にて発表された製品が、今回国内導入されるかたちだ(関連ニュース)。なお、本機は同社で初めて11.2MHz DSDの再生に対応したUSB-DACとなる。
同社の創始者 Andreas Koch氏は、DSD再生におけるDoP(DSD Audio over PCM Frames)方式の生みの親であり、SACD制用のDSDレコーダー/編集機「SONOMA」の開発にも携わった人物だ。
Merlot DACは、上位機と同様にAndreas Koch氏が開発したFPGAによるD/Aコンバーターを採用。既存のDACチップを使うのではなく、独自のアルゴリズムから成るデュアル・ディスクリート構成のD/AコンバーターによってD/A変換を行う。またFPGAの採用により、ファームウェアアップデートによる将来的な拡張機能や音質向上も可能としている。
入力されたデジタル信号はPDFAS(Playback Designs Frequency Arrival System)という独自アルゴリズムによって処理することで、ジッターを徹底して排除することができるという。またPLL回路を使用しないため、外部クロックも必要としないとする。
クロックには従来のVCXO(水晶発振器)ではなく、カスタムメイドによるMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)クロックを採用。衝撃や振動等の外部要因に対する耐久性の向上に加え、電気的ノイズの多い条件下でも高い精度を持ち、さらなる高音質化に寄与したとする。
入力信号は、PCM 44.1kHz系列が5.6MHz、48kHz系列が6.1MHzのDSDに変換して再生される。これにより通常のCDやPCMファイルの再生でも、DSDならではのアナログに近い自然なサウンドを実現するとしている。
アナログ信号は、インピーダンスマッチングしたディファレンシャル・フィルターを通過して増幅回路に送られる。同社SACDプレーヤー「MPS-5」で使用されているものをベースに設計したディスクリートのClass A/Bアンプを採用し、オーバーオールの位相やグループディレイは200kHzまで対応する。
電源部にはカスタムトロイダルトランスを用いたリニア電源を新開発。トロイダルトランスには電磁シールドを施し、高周波ノイズを抑えている。
アルミニウムシャーシの仕上げは同社のあるアメリカ、カリフォルニア州のソノマの丘をイメージしたという。脚部にはthe j1 projectのハイポリマー・コンポジット素材のスパイクを用いて振動排除を図った。
ディスクリート構成のヘッドホンアンプを搭載。THD:00028%以下を実現し、A級アンプに匹敵するリニアリティを持つとする。オートバイアス機能も搭載。フロントパネルのボリュームノブで音量調整が行える。
デジタル入力はAES/EBU×1、同軸デジタル×1系統、USB2.0×1、PLAYLINK IN(ST端子)×1、AUX×1。
USB入力はPCMが44.1kHz/16bit〜384kHz/32bit、DSDが11.2MHzまで対応。DSD再生については、11.2MHzはASIO方式のみの対応で、DoP方式は5.6MHzまでの対応となる。AES/EBUと同軸デジタル入力は44.1kHz/16bit〜192kHz/24bit PCMに対応する。
レコーディング機能を搭載しており、同社製ソフトウェアを使いUSBを通してPCへの録音することも可能だ。
アナログ出力はバランスXLR×1、アンバランスRCA×1。ヘッドホン出力はステレオ標準端子を1系統備える。デジタル出力はPLAYLINK OUT(ST端子)を1系統備える。
外形寸法は360W×80H×230Dmm、質量は3.5kg。WireworldのUSBケーブル「Chroma」(A to B Plugs)1.0m が付属する。
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