主要配信サイトの実績から分析

2017年上半期のハイレゾ音源DL市場は前年比62%増。単曲購入が大きな伸び − GfK調べ

公開日 2017/08/01 16:44 編集部:小澤 麻実
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GfKジャパンは、2017年上半期(1月〜6月)のハイレゾ音源ダウンロード市場概況を発表した。

e-onkyo music、mora、mysound、レコチョクにおけるダウンロード実績集計に基づくもの。市場は引き続き拡大しており、ハイレゾ音源のダウンロード数は前年比62%増、ダウンロード金額も同31%増となった。なかでも伸びているのは単曲購入で、95%増。数量ベースでも68%、金額ベースでは29%を占めるまでに拡大しているとのこと。

ハイレゾ音源市場は2017年上半期、前年同期比で大きく伸長

なかでも単曲購入が多いという

GfKではこの急成長の要因を「配信サービスの新規参入や、J-POP・アニメソングをはじめとする楽曲ラインナップの拡充により、女性や若い世代などへユーザー層が広がっていること」と分析。「市場のけん引役としてトラックの成長を維持しつつ、単曲買いユーザーをアルバムへ誘導することで、金額市場の更なる拡大が期待される」としている。

なおハイレゾ対応ヘッドホンも販売が伸びており、平均価格が1年で16%低下するなど、購入しやすい状況になっていると説明。2017年下半期もハイレゾ音源ダウンロード市場は拡大するとの見方を示した。

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