新キャビネット構造とユニット構成採用
ELACからA・ジョーンズ氏の手がけるミドルハイ級スピーカー「ADANTE」登場
(株)ユキムは、ELAC(エラック)の新製品として、アンドリュー・ジョーンズ氏が開発を手がけるミドルハイクラスのスピーカー「ADANTE」を9月に発売する。
今年5月、ミュンヘンで開催された「High End 2017」で出展されたシリーズ(関連ニュース)。同じくアンドリュー・ジョーンズ氏が手がける「Uni-Fi」「Debut」の上位シリーズに位置づけられる。本体カラーはグロス・ブラック。ラインナップは以下の通り。
・「AF-61」 フロアスタンディングスピーカー ¥960,000(ペア/税抜)
・「AS-61」 ブックシェルフスピーカー ¥480,000(ペア/税抜)
・「AC-61」 センタースピーカー ¥315,000(税抜)
・「ASW-121」 アクティブサブウーファー ¥450,000(税抜)
・「ABST-101」 AS-61専用スタンド ¥120,000(ペア/税抜)
・「ACST-101」 AC-61 専用スタンド ¥85,000(税抜)
ADANTEシリーズのキャビネット構造は、「インターポート・カップルド・ キャビティ」と名付けた新たな設計を採用。このキャビネット内では、2基のドライバーユニットが分割されたチャンバー内で相互作用する。
1基のユニットはパッシブラジエーターで、フロントバッフルに取り付けられている。このパッシブラジエーターに、内部の6.5インチのアクティブドライバーが低音エネルギーを与えるという構造だ。このドライバー構成を「アクティブ・パッシブ・ドライバー」と呼んでいる。このキャビネット構造とドライバー構成の利点は、エンクロージャー全体の振動が完全に分離され、互いに干渉しあわないことだ。
同軸ドライバーも新開発のものを搭載。ミッドレンジコーンはアルミ振動板を採用し、直径135mm。これを50mmの大型ボイスコイルで駆動する。トゥイーターは新ファブリック素材を採用し、再生周波数帯域のボトムを下げることに成功。これによりクロスオーバーポイントと共振周波数域を下げることができた。なお同軸トゥイーターのマウントも、キャビネットからメカニカルに分離された防振マウントで、不要振動の影響を抑制している。
なおスピーカー全機種のターミナルは、バナナプラグ対応のカーボン仕上げ、バインディング・ポスト式のものとなる。
フロアスタンディングスピーカー「AF-61」はシリーズのトップエンドモデルで、形式は3ウェイ。筐体内部は3つのチャンバーで区切られ、それぞれに205mmのパッシブドライバーと165mmのアクティブウーファーから成るアクティブ・パッシブ・ドライバーを計3セット搭載している。クロスオーバー周波数は200Hz/2kHz、周波数特性は39Hz〜35kHz。能率は87dB、インピーダンスは6Ω。外形寸法は243.7W×1329.4H×397.9Dmm(グリル装着時)、質量は45.8kg。
ブックシェルフスピーカー「AS-61」は、AF-61と同一ドライバーで設計された。コンパクトなキャビネットの中にアクティブ・パッシヴ・ドライバーを格納。新ドライバーとの相乗効果で正確な再現を実現するという。
センタースピーカー「AC-61」も3ウェイで、205mmのパッシブドライバーと165mmのアクティブウーファー計2セットと同軸ドライバーを搭載している。クロスオーバー周波数は200Hz、2kHz。周波数特性は40Hz〜35kHz、能率は86dB(2.83v/1m)。インピーダンス6Ω。外形寸法は874.8W×245H×396.6Dmm(グリル装着時)、質量は29.3kg。
アクティブサブウーファー「ASW-121」は密閉型のアクティブサブウーファーで、左右に配置された2基の300mm のウーファーをプッシュプルで駆動するもの。アンプ回路にはアナログの暖かみとデジタルの高効率を両立させたというBASHテクノロジーを搭載している。
調整はスマホアプリ「SUB Control App」からBluetooth経由で行うことができ、自動音場補正にも対応する。スチール製のベースプレートとスパイクも付属する。入力はライン LR 入力(XLR)×1、ライン LR 入力(RCA)×1、スピーカー入力×3(L/R/C)。周波数特性は18Hz〜180Hz、クロスオーバー周波数は40Hz〜150Hz(連続可変)。外形寸法は517.8W×435H×476.3Dmm、質量は35.0kg。
【問い合わせ先】
(株)ユキム
Tel/03-5743-6202
今年5月、ミュンヘンで開催された「High End 2017」で出展されたシリーズ(関連ニュース)。同じくアンドリュー・ジョーンズ氏が手がける「Uni-Fi」「Debut」の上位シリーズに位置づけられる。本体カラーはグロス・ブラック。ラインナップは以下の通り。
・「AF-61」 フロアスタンディングスピーカー ¥960,000(ペア/税抜)
・「AS-61」 ブックシェルフスピーカー ¥480,000(ペア/税抜)
・「AC-61」 センタースピーカー ¥315,000(税抜)
・「ASW-121」 アクティブサブウーファー ¥450,000(税抜)
・「ABST-101」 AS-61専用スタンド ¥120,000(ペア/税抜)
・「ACST-101」 AC-61 専用スタンド ¥85,000(税抜)
ADANTEシリーズのキャビネット構造は、「インターポート・カップルド・ キャビティ」と名付けた新たな設計を採用。このキャビネット内では、2基のドライバーユニットが分割されたチャンバー内で相互作用する。
1基のユニットはパッシブラジエーターで、フロントバッフルに取り付けられている。このパッシブラジエーターに、内部の6.5インチのアクティブドライバーが低音エネルギーを与えるという構造だ。このドライバー構成を「アクティブ・パッシブ・ドライバー」と呼んでいる。このキャビネット構造とドライバー構成の利点は、エンクロージャー全体の振動が完全に分離され、互いに干渉しあわないことだ。
同軸ドライバーも新開発のものを搭載。ミッドレンジコーンはアルミ振動板を採用し、直径135mm。これを50mmの大型ボイスコイルで駆動する。トゥイーターは新ファブリック素材を採用し、再生周波数帯域のボトムを下げることに成功。これによりクロスオーバーポイントと共振周波数域を下げることができた。なお同軸トゥイーターのマウントも、キャビネットからメカニカルに分離された防振マウントで、不要振動の影響を抑制している。
なおスピーカー全機種のターミナルは、バナナプラグ対応のカーボン仕上げ、バインディング・ポスト式のものとなる。
フロアスタンディングスピーカー「AF-61」はシリーズのトップエンドモデルで、形式は3ウェイ。筐体内部は3つのチャンバーで区切られ、それぞれに205mmのパッシブドライバーと165mmのアクティブウーファーから成るアクティブ・パッシブ・ドライバーを計3セット搭載している。クロスオーバー周波数は200Hz/2kHz、周波数特性は39Hz〜35kHz。能率は87dB、インピーダンスは6Ω。外形寸法は243.7W×1329.4H×397.9Dmm(グリル装着時)、質量は45.8kg。
ブックシェルフスピーカー「AS-61」は、AF-61と同一ドライバーで設計された。コンパクトなキャビネットの中にアクティブ・パッシヴ・ドライバーを格納。新ドライバーとの相乗効果で正確な再現を実現するという。
センタースピーカー「AC-61」も3ウェイで、205mmのパッシブドライバーと165mmのアクティブウーファー計2セットと同軸ドライバーを搭載している。クロスオーバー周波数は200Hz、2kHz。周波数特性は40Hz〜35kHz、能率は86dB(2.83v/1m)。インピーダンス6Ω。外形寸法は874.8W×245H×396.6Dmm(グリル装着時)、質量は29.3kg。
アクティブサブウーファー「ASW-121」は密閉型のアクティブサブウーファーで、左右に配置された2基の300mm のウーファーをプッシュプルで駆動するもの。アンプ回路にはアナログの暖かみとデジタルの高効率を両立させたというBASHテクノロジーを搭載している。
調整はスマホアプリ「SUB Control App」からBluetooth経由で行うことができ、自動音場補正にも対応する。スチール製のベースプレートとスパイクも付属する。入力はライン LR 入力(XLR)×1、ライン LR 入力(RCA)×1、スピーカー入力×3(L/R/C)。周波数特性は18Hz〜180Hz、クロスオーバー周波数は40Hz〜150Hz(連続可変)。外形寸法は517.8W×435H×476.3Dmm、質量は35.0kg。
【問い合わせ先】
(株)ユキム
Tel/03-5743-6202
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