ウーファーが7インチの「T7V」、5インチの「T5V」

ADAM、新開発リボントゥイーター搭載のアクティブスピーカー「T7V/T5V」

公開日 2018/03/01 16:36 編集部:川田菜月
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
コンチネンタルファーイースト(株)は、ADAM Audioのスタジオモニタースピーカー“Tシリーズ”より「T7V」「T5V」の2機種を5月中旬に発売する。価格はオープンだが、T7Vが65,000円前後、T5Vが54,000円前後での実売が想定される(いずれもペア価格)。

写真左から「T7V」「T5V」

Tシリーズはプロ向けの2ウェイ・アクティブスピーカーで、いずれも新開発の1.9インチ U-ART(Unique Accelerated Ribbon Tweeter)トゥイーターを搭載。25kHzまでの高域が再生可能となる。また、同社フラッグシップ“Sシリーズ”でも使用するHPS(High-frequency Propagation System)と同様のウェーブガイドを採用しており、均一な放射特性を実現し広いスウィートスポットを提供するとのこと。ウーファーはそれぞれT7Vが7インチ、T5Vが5インチを各1基搭載する。

新開発の1.9インチ U-ARTトゥイーターを搭載

また、トゥイーター用に20W/ウーファー用に50WのクラスDアンプを搭載。Sシリーズ開発で培った内蔵DSP技術によるクロスオーバーとイコライゼーションの制御を実現している。ルームEQは2つの3段切替えスイッチを用意。フラット設定の他、それぞれ低/高域を±2dBでブースト/カットすることが可能で、様々な設置場所に適した周波数特製の調整が可能とのこと。また近接した壁からの影響に対しても微調整できるとしている。

フロントに面取りを施したキャビネットにはリア・ファイアリング型のバスレフポートを備え、コンパクトなサイズ感を実現。リアパネルにRCA/XLR入力端子と切替スイッチを装備、+4dBuのバランス入力と-10dBVのアンバランス入力に対応する。

T5Vの背面部。RCA/XLR入力端子を装備

またユニバーサル電源を採用しており、100 - 240V/50 - 60HzのAC電圧に自動的に対応可能。これにより世界中のスタジオ現場で使用できるとしている。

T7Vの周波数特性は39Hz - 25kHz、THD>80Hzは0.5%、最大SPL@1m(ペア)は≧110dBとなる。外形寸法は210W×347H×293Dmm、質量は7.1kg。

T5Vの周波数特性は45Hz - 25kHz、THD>80Hzは0.5%、最大SPL@1m(ペア)は≧106dBとなる。外形寸法は179W×298H×297Dmm、質量は5.7kg。

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE