「Grandioso P1X/D1X」の新技術を投入
エソテリック、独自64bit DACや新ドライブメカ「VRDS-ATLAS」搭載の一体型プレーヤー「Grandioso K1X」
エソテリックは、同社フラグシップシリーズ “Grandioso” より、スーパーオーディオCDプレーヤー「Grandioso K1X」を9月1日に発売する。価格は2,800,000円(税抜)。
同社トランスポート・メカニズムの基幹技術「VRDS(Vibration-Free Rigid Disc-Clamping System)テクノロジー」を本機も継承。ディスク自身の回転振動や不要振動の排除や、読み取りエラーの減少と音質の向上などを図るもので、本機では今年3月に発売されたSACDトランスポート「P1X」(関連ニュース)にも搭載された「VRDS-ATLAS」を採用している。
VRDS-ATLASでは、メカ単体6.6kg、ベース部含め13.5kgと従来比127%という、VRDSメカニズム史上最高の剛性と重量を実現。これにより音質に影響を及ぼすあらゆる振動を減衰するとしている。
サイドパネルとブリッジは大型化し、素材にはSS400スチールを採用。ターンテーブルには音質に定評のあるジュラルミンを採用する。またスピンドル軸受は新設計のスティールボールによる点接触のスラスト軸受とすることで、摩擦や回転ノイズを極限まで抑えたという。
幅広かつ低重心なワイド&ロープロファイル設計とし、同時にターンテーブル駆動用モーターを従来のブリッジ最上部からターンテーブル下部に移動することで、機械的ノイズを大幅に低減、振動のコントロールを図っている。またトレーはくり抜きを最小限とし、特殊な振動吸収エラストマー樹脂のストッパーを設けるなど剛性や共振にも配慮している。
電源部は従来モデル「Grandioso K1」から刷新し、大幅強化したという「Xバージョン」を採用。合計で4つの独立トロイダル電源トランスを搭載し、内蔵DACは左右チャンネルそれぞれで別電源を使用する。
またP1X/D1Xの開発で培った、集積回路を使わないディスクリート構成のレギュレーター「ローフィードバックDCレギュレーター」や、電気自動車産業向けに開発されたスーパーキャパシター「EDLC」を計76本(合計容量2.05F)搭載。大容量化により低域の解像度を大きく向上させたという。
先述したVRDS-ATLASのトランスポート部はセンターに配置。5mm厚のスチール製ボトムシャーシに固定、これを独自のピンポイントフットで4点支持する。シャーシ内部はダブルデッキ構造で、オーディオ基盤を上層、電源回路やトランス類を下部に配置することで、磁束漏れや振動の影響を防ぎながらも、電源供給の配線の最短化したとのこと。またトップパネルはネジで締め付けないセミフローティング構造を採用する。
内蔵DACには、同社モノラルDACの旗艦機「Grandioso D1X」(関連ニュース)搭載回路をベースに、2chステレオ対応の「Master Sound Discrete DAC」を新開発。クロックドライバーやロジック回路、コンデンサーといった要素によって、1チャンネルあたり32のエレメントで構成。主要部品もD1X同様に全て独立させた贅沢な構成となっている。
DACには独自開発の64bit/512Fs対応のΔΣモジュレーターを搭載し、DSD 22.5MHzやPCM 768kHzの再生に対応。FPGAのデジタル処理アルゴリズムは専用に開発されたものを採用している。製造は自社ファクトリーにて、病院のオペ室と同レベルのクリーンルームで行っており、品質管理も徹底しているとのこと。
独自の電流伝送強化型出力バッファー回路「ESOTERIC-HCLD(High Current Line Driver)」を搭載。スルーレート2,000V/μsのハイスピードな素子により、電力伝送能力と速度を追求したという。
独自の伝送方式「ES-LINK Analog」も引き続き採用。クロック回路にはP1X/D1X用に開発された高音質デバイス「Grandioso Custom VCXO II」を搭載する。
そのほか、PCM信号を最大768kHzまでアップコンバートする機能や、PCM → DSD 変換機能を搭載。端子部には、DSD22.5MHz/PCM768kHz/32bit/アシンクロナス伝送対応のUSB端子も装備する。またMQA-CDのデコード再生やUSB入力など、各デジタル入力再生時のMQAコーデックにも対応する(MQAは認証が終わり次第、ソフト更新で対応予定)。
搭載インターフェースは先述したUSB端子のほか、デジタル音声出力ではXLR/RCAを各1系統、デジタル音声入力では同軸/光を各1系統ずつ搭載。アナログ音声出力端子としてXLR/RCA各1系統、クロック入力も搭載する。外形寸法は445W×162H×447Hmmで、質量は35kg。
同社トランスポート・メカニズムの基幹技術「VRDS(Vibration-Free Rigid Disc-Clamping System)テクノロジー」を本機も継承。ディスク自身の回転振動や不要振動の排除や、読み取りエラーの減少と音質の向上などを図るもので、本機では今年3月に発売されたSACDトランスポート「P1X」(関連ニュース)にも搭載された「VRDS-ATLAS」を採用している。
VRDS-ATLASでは、メカ単体6.6kg、ベース部含め13.5kgと従来比127%という、VRDSメカニズム史上最高の剛性と重量を実現。これにより音質に影響を及ぼすあらゆる振動を減衰するとしている。
サイドパネルとブリッジは大型化し、素材にはSS400スチールを採用。ターンテーブルには音質に定評のあるジュラルミンを採用する。またスピンドル軸受は新設計のスティールボールによる点接触のスラスト軸受とすることで、摩擦や回転ノイズを極限まで抑えたという。
幅広かつ低重心なワイド&ロープロファイル設計とし、同時にターンテーブル駆動用モーターを従来のブリッジ最上部からターンテーブル下部に移動することで、機械的ノイズを大幅に低減、振動のコントロールを図っている。またトレーはくり抜きを最小限とし、特殊な振動吸収エラストマー樹脂のストッパーを設けるなど剛性や共振にも配慮している。
電源部は従来モデル「Grandioso K1」から刷新し、大幅強化したという「Xバージョン」を採用。合計で4つの独立トロイダル電源トランスを搭載し、内蔵DACは左右チャンネルそれぞれで別電源を使用する。
またP1X/D1Xの開発で培った、集積回路を使わないディスクリート構成のレギュレーター「ローフィードバックDCレギュレーター」や、電気自動車産業向けに開発されたスーパーキャパシター「EDLC」を計76本(合計容量2.05F)搭載。大容量化により低域の解像度を大きく向上させたという。
先述したVRDS-ATLASのトランスポート部はセンターに配置。5mm厚のスチール製ボトムシャーシに固定、これを独自のピンポイントフットで4点支持する。シャーシ内部はダブルデッキ構造で、オーディオ基盤を上層、電源回路やトランス類を下部に配置することで、磁束漏れや振動の影響を防ぎながらも、電源供給の配線の最短化したとのこと。またトップパネルはネジで締め付けないセミフローティング構造を採用する。
内蔵DACには、同社モノラルDACの旗艦機「Grandioso D1X」(関連ニュース)搭載回路をベースに、2chステレオ対応の「Master Sound Discrete DAC」を新開発。クロックドライバーやロジック回路、コンデンサーといった要素によって、1チャンネルあたり32のエレメントで構成。主要部品もD1X同様に全て独立させた贅沢な構成となっている。
DACには独自開発の64bit/512Fs対応のΔΣモジュレーターを搭載し、DSD 22.5MHzやPCM 768kHzの再生に対応。FPGAのデジタル処理アルゴリズムは専用に開発されたものを採用している。製造は自社ファクトリーにて、病院のオペ室と同レベルのクリーンルームで行っており、品質管理も徹底しているとのこと。
独自の電流伝送強化型出力バッファー回路「ESOTERIC-HCLD(High Current Line Driver)」を搭載。スルーレート2,000V/μsのハイスピードな素子により、電力伝送能力と速度を追求したという。
独自の伝送方式「ES-LINK Analog」も引き続き採用。クロック回路にはP1X/D1X用に開発された高音質デバイス「Grandioso Custom VCXO II」を搭載する。
そのほか、PCM信号を最大768kHzまでアップコンバートする機能や、PCM → DSD 変換機能を搭載。端子部には、DSD22.5MHz/PCM768kHz/32bit/アシンクロナス伝送対応のUSB端子も装備する。またMQA-CDのデコード再生やUSB入力など、各デジタル入力再生時のMQAコーデックにも対応する(MQAは認証が終わり次第、ソフト更新で対応予定)。
搭載インターフェースは先述したUSB端子のほか、デジタル音声出力ではXLR/RCAを各1系統、デジタル音声入力では同軸/光を各1系統ずつ搭載。アナログ音声出力端子としてXLR/RCA各1系統、クロック入力も搭載する。外形寸法は445W×162H×447Hmmで、質量は35kg。
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