「ES9038PRO」を4個搭載
SOULNOTE、新無帰還回路採用のSACDプレーヤー「S-3」。“3rdステージ”第一弾モデル
CSRは、SOULNOTEブランドのスーパーオーディオCDプレーヤー「S-3」を、12月下旬より発売する。価格は128万円(税抜)で、カラーはプレミアム・シルバーとプレミアム・ブラックの2色をラインナップする。
SOULNOTEブランドが新たに展開する上位シリーズとなる「3rdステージモデル」の第一段製品。同社は、ドライブメカを内蔵することによるメカの振動や電源ノイズといったデメリットを回避し、クロック同期に特化した究極のデジタル再生システムであるとアピールする。
アナログ回路には新開発の無帰還回路「Type-R Circuit」を採用。これは高周波用バイポーラトランジスタ4個と抵抗8本のみで構成される完全バランス電圧増幅回路となり、初段はゲインの無い差動合成で、唯一ゲインを発生する2段目は対アース増幅のシングルエンド、さらに出力段バイアスをLED からトランジスタ熱結合にすることで、従来22Ωだったエミッタ抵抗を1Ωまで下げることに成功している。電源ノイズを排除できる構成で、「圧倒的なドライブ力と鮮度の高さが際立つ」とアピールしている。
DACチップには「ES9038PRO」を片チャンネル2個、合計4個使用しており、チャンネルあたり120mAの電流出力を実現。DDSには45fsを誇る低ジッターの「LMX2594」を採用し、マスタークロックでDACからSACDメカまでを完全同期。さらに、超高性能外部クロック(10MHz)を接続することにより、時間軸精度をさらに高めることが可能としている。基準クロックの切り替えには高周波リレーを使用し、ジッターの付加を排除する。
電源部にも注力し、アナログ系、デジタル系ともに大量のフィルターコンデンサによる無帰還電源を採用。アナログ信号および電源供給の線材には、すべて発泡テフロン被覆銅単線のSOULNOTEリファレンスケーブルを使用、さらにこれを直接基板に半田付けすることで接点を排除している。
さらに電源トランスはデジタル系とアナログ系を分離し、それぞれ独立したサイドアルミベースにマウント。トランスの振動はそれぞれのベースから1点スパイク接地で排出し、ダブルトランスの弱点である2つの振動源による混変調を避けながら、モーターやデジタルノイズのアナログ電源への混入を排除したとする。またトランスベースはチタンスペーサーにより3点で浮かされたアルミサイドとのサンドイッチ構造で、ダンプを避けつつ共振を排除する最適な材質・構造・形状を採用した。
DAコンバーター「D-2」にも採用された、「NOS(ノンオーバーサンプリング)」モードを本機にも搭載。同モードでは、FIRオーバーサンプリングのインパルス応答で観測されるプリエコーやポストエコーが発生しなくなるという。NOSモードにおけるインパルス出力波形で、無帰還ディスクリートアンプとのコンビネーションで初めて実現できるもので、「時間軸情報の曖昧さが払拭され、時間軸に対して非常に敏感な人間の聴覚に、よりリアルで自然な音質、空気感をもたらす」としている。
D&M製のSACDメカニズムはアルミ削り出しベースを通じて、1点スパイク接地でマウント。天板は従来の「2ndシリーズ」で採用しているフローティング天板構造をさらに進化させ、天板自体がステンレススパイクでシャーシに掘られたスパイク受けに3点接地するように設計。加えてアルミ天板を部分的に切削し軽量化することで、天板が無い状態の音質に近づくようにチューニングを施している。
出力端子はRCA、XLRともに1系統。デジタル入力はUSB 2系統、同軸1系統、AES/EBU(またはZERO LINK)1系統を備える。最大対応サンプリング周波数はUSBがPCM 768kHz/DSD 22.6MHz、同軸がPCM 192kHz/2.8MHz(DSD64 DoP v1.1)。外形寸法は460W×170H×393Dmm、質量は約26kg。
SOULNOTEブランドが新たに展開する上位シリーズとなる「3rdステージモデル」の第一段製品。同社は、ドライブメカを内蔵することによるメカの振動や電源ノイズといったデメリットを回避し、クロック同期に特化した究極のデジタル再生システムであるとアピールする。
アナログ回路には新開発の無帰還回路「Type-R Circuit」を採用。これは高周波用バイポーラトランジスタ4個と抵抗8本のみで構成される完全バランス電圧増幅回路となり、初段はゲインの無い差動合成で、唯一ゲインを発生する2段目は対アース増幅のシングルエンド、さらに出力段バイアスをLED からトランジスタ熱結合にすることで、従来22Ωだったエミッタ抵抗を1Ωまで下げることに成功している。電源ノイズを排除できる構成で、「圧倒的なドライブ力と鮮度の高さが際立つ」とアピールしている。
DACチップには「ES9038PRO」を片チャンネル2個、合計4個使用しており、チャンネルあたり120mAの電流出力を実現。DDSには45fsを誇る低ジッターの「LMX2594」を採用し、マスタークロックでDACからSACDメカまでを完全同期。さらに、超高性能外部クロック(10MHz)を接続することにより、時間軸精度をさらに高めることが可能としている。基準クロックの切り替えには高周波リレーを使用し、ジッターの付加を排除する。
電源部にも注力し、アナログ系、デジタル系ともに大量のフィルターコンデンサによる無帰還電源を採用。アナログ信号および電源供給の線材には、すべて発泡テフロン被覆銅単線のSOULNOTEリファレンスケーブルを使用、さらにこれを直接基板に半田付けすることで接点を排除している。
さらに電源トランスはデジタル系とアナログ系を分離し、それぞれ独立したサイドアルミベースにマウント。トランスの振動はそれぞれのベースから1点スパイク接地で排出し、ダブルトランスの弱点である2つの振動源による混変調を避けながら、モーターやデジタルノイズのアナログ電源への混入を排除したとする。またトランスベースはチタンスペーサーにより3点で浮かされたアルミサイドとのサンドイッチ構造で、ダンプを避けつつ共振を排除する最適な材質・構造・形状を採用した。
DAコンバーター「D-2」にも採用された、「NOS(ノンオーバーサンプリング)」モードを本機にも搭載。同モードでは、FIRオーバーサンプリングのインパルス応答で観測されるプリエコーやポストエコーが発生しなくなるという。NOSモードにおけるインパルス出力波形で、無帰還ディスクリートアンプとのコンビネーションで初めて実現できるもので、「時間軸情報の曖昧さが払拭され、時間軸に対して非常に敏感な人間の聴覚に、よりリアルで自然な音質、空気感をもたらす」としている。
D&M製のSACDメカニズムはアルミ削り出しベースを通じて、1点スパイク接地でマウント。天板は従来の「2ndシリーズ」で採用しているフローティング天板構造をさらに進化させ、天板自体がステンレススパイクでシャーシに掘られたスパイク受けに3点接地するように設計。加えてアルミ天板を部分的に切削し軽量化することで、天板が無い状態の音質に近づくようにチューニングを施している。
出力端子はRCA、XLRともに1系統。デジタル入力はUSB 2系統、同軸1系統、AES/EBU(またはZERO LINK)1系統を備える。最大対応サンプリング周波数はUSBがPCM 768kHz/DSD 22.6MHz、同軸がPCM 192kHz/2.8MHz(DSD64 DoP v1.1)。外形寸法は460W×170H×393Dmm、質量は約26kg。
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