手持ちのプレーヤーを載せてロングアームを追加できる

KRYNA、愛機をダブルアーム化する「ロングアームマウントシステム」

公開日 2019/12/16 12:35 季刊アナログ編集部
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KRYNA(株)では、アナログプレーヤーをそのまま上に置くことで、2本のトーンアームを駆使してレコード再生を楽しめるダブルアーム化できる、別置きの「ロングアームマウントシステム」を12月21日に発売する。JELCO用のKLM-950L、およびSME用のKLM-3012Rともに価格はマウントベース+専用ボードで80,000円/税抜(トーンアーム別売)。

アームベース部はクライナの振動ノウハウを込めた「ダイアモンド・フォーメーション」方式(KLM-950L)。アームベース部高さは70〜150mm(10mm刻みで対応、150mm以上は別途特注扱い)。専用ボードのサイズは、500W×18H×490Dmm

この製品はアナログプレーヤー本体に手を加えることなく、簡単にロングアームを追加して聴くことができる製品。従来はショートアームしか使えなかったプレーヤーにロングアームを追加することで、アナログの楽しみを高めてくれるというもの。使い方はシンプルで、手持ちのプレーヤーを90度左へ回転させて専用ボードの上に載せ、使用するアームの実効長からベースを設置する位置を出し、専用ボード上に固定すれば準備完了。あとはマウントベースにアームを取りつけ、所定の調整をすればよい。

テクニクスのプレーヤーSL-1200での使用イメージ。トーンアームはジェルコのダイナミックバランス/スタティックバランス兼用のTK-950L

リンLP12にSMEのロングアームを追加した例。対応可能アームは「KLM-950L」がJELCOのSA-750L/SA-750LB/TS-350L/TS-550L/TK-850L/TK-950L、「KLM-3012R」はSMEの3012-R/M2-12R

ダブルアームはアナログ好きのハイエンドオーディオファイルが導入、さまざまな方式のアームや、カートリッジを切り替えて楽しむなど、憧れの対象でもある。ダイナミックバランス型のロングアームを聴くと、表現力の違いなどアナログのさらに奥深い魅力を実感させられることが多い。

一般的なプレーヤーのトーンアームはスタティックバランスのショートアーム1本となっているが、何とか自分のお気に入りのプレーヤーでロングアームの魅力を聴けないものかとの思いでKRYNAが開発したのが、この「ロングアームマウントシステム」である。

対応できるプレーヤーについては、サイズが490W×380Dmm以下の製品で、接地面からプラッターまでの高さが70mm以上となっている。なお製品の性格上、取り扱い店は当面「AudioStore PLUTON」「オーディオユニオンお茶の水アクセサリー館」「マエストロ・ガレージ」「サウンドハイツ」「でんき堂スクェア湘南」の5店となるとのことだ。

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