フィル・ジョーンズ氏が設計を担当

AIRPULSE、XMOSコア搭載アクティブスピーカー「A80」。プロ用二アフィールドのノウハウを反映

公開日 2020/05/08 00:00 編集部:杉山康介
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ユキムは、同社が取り扱うAIRPULSEのハイレゾ対応アクティブスピーカー「A80」を5月下旬に発売する。価格はオープンだが、77,000円前後(ペア/税抜)での実売が予想される。

A80

アビィロード・スタジオに導入されたAcoustic Energy製スピーカー「AE-1」で知られるフィル・ジョーンズ氏が設計したアクティブスピーカー。プロ用ニアフィールド・モニターの製作で培われたノウハウが随所に反映されているという。

Texas Instruments製のXMOSコア搭載クラスDアンプ「TAS5754」を2個、ウーファー/トゥイーターにブリッジモードで接続。最大192kHzの入力をサポートし、768kHz出力のPMWキャリア周波数を実現するという。再生周波数帯域は52Hz-40kHzで、アンプのパワーはウーファーが40W×2、トゥイーターが10W×2。

ウーファーは11.5cmのアルミニウム合金コーンウーファー。可動部は合金コーン振動版と軽量化されたアルミ製ボイスコイルとの組み合わせで、ネオジウム磁気回路によって直線性と過渡応答に優れたドライブ・モーションを生み出すという。また放熱に効果的だという大型ボイスコイルによりコイルの電力損失を防ぎ、連続するハイパワー・ドライブでも損傷なく、パフォーマンスを落とさないハンドリング性能を維持するとのこと。

11.5cmアルミニウム合金コーンウーファーを搭載

トゥイーターにはワイドレンジで高感度、優れた過渡応答と解像度を持つというアルミニウム・リボン・ダイヤフラムのホーンロード・リボントゥイーターを搭載。綿密に計算された形状によって最適な高周波情報の生成と反射の影響の抑制を行い、ハイスピードで透明感豊かな再現性になっているとする。

トゥイーターはアルミニウム・リボン・ダイヤフラムのホーンロード・リボントゥイーター

エンクロージャーは18mm厚の高強度MDFで製作されており、背面には風切り音を最小限に抑えるためにデザインされた楕円形のバスレフ・ポートを装備。Treble/Bass専用の調整ダイヤルを搭載し、それぞれ±3dBの範囲で調整が可能となっている。

入力端子はデジタルでUSB / Optical / Bluetoothを、アナログでRCA /PCを搭載。BluetoothのオーディオレシーバーにはQualcomm Bluetooth V5.0チップセットを採用し、aptXでの高品位再生も可能だとしている。

背面図

外形寸法は140W×240D×255Hmm(突起物含む)。リモコン、電源/左右接続/USB/光/RCA用ケーブルと、ウレタン製アングルベースが付属する。

ウレタン製のアングルベースが付属する

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