ブラック/シルバー基調のデザインを踏襲

マーク・レビンソンのアナログプレーヤー「No.5105」登場。5000番シリーズ第3弾

公開日 2020/10/21 13:00 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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マーク・レビンソンより5000番シリーズの第3弾となるアナログプレーヤー、「No.5105」が発表される。価格は650,000円(税抜)、12月発売予定。

マーク・レビンソン「No.5101」

5000番シリーズは、マーク・レビンソンが培ってきたサウンドクオリティを、デジタル配信やアナログ復権の時代において、改めて多くの音楽ファンにアプローチするためにスタートしたシリーズ。

No.5105は、第1弾のプリメインアンプ「No.5805」、第2弾のネットワーク対応SACDプレーヤー「No.5101」に続く第3弾製品。ブラックとシルバーを基調としたデザインコンセプトは一貫している。

上からアナログプレーヤーNo.5101、SACDプレーヤーNo.5105、プリメインアンプNo.5805。ブラックとシルバーの質感を統一している

シンクロナス・フルデジタル・モーターを搭載し、ドライブベルトを使ったシングルベルト駆動方式を採用。プラッターは、ビーズブラスト仕上げの6.35kgのソリッドアルミニウム。ベース部は50mm厚のアルミニウムブロックから一体切削加工されており、本体の総重量は34kg。ベースを支える脚は3点支持で、ラバーアイソレートされたアルミ切削加工となっている。サイズは438W×154H×395Dmm(突起部含む)。

トーンアームは高精度ベアリングを採用したジンバルサポート方式スタティックバランス型。10インチのストレート型で、カーボンファイバー素材を採用するヘッドシェルは一体型でアルミニウム製となっている。なお、カートリッジは付属していない。

No.5101を上から見たところ。ストレートアームを搭載、右手前には水準器を装備

フロントボタンで33回転または45回転を選択できる。また、本体右手前にバブル式水準器を装備、背面部に配置した出力端子はRCAとなる。

出力端子はRCAのみ

発表会では、先日発表されたJBLのスタジオモニター「4349」と組み合わせてデモ再生を実施。2020年はJBLのスタジオモニター50周年にあたる年としてさまざまな計画を立てていたが、コロナ禍で断念せざるをえなくなったものもあるという。この日のデモンストレーションでは、ダイアナ・クラールやヴィーナス・レコードなどのジャズ音源を、豊かな量感と切れ味鋭い低域で鳴らしていた。

デモンストレーションではJBLの4349と組み合わせて試聴

2020年はJBLのスタジオモニター50周年に当たる

また、参考出品として、イギリスのARCAMのSACD/CDプレーヤー「CDS50」、プリメインアンプ「SA30」、ネットワークアンプ「SOLO UNO」なども登場。SOLO UNOは、Wi-FiとLANを搭載、アンプも内蔵しておりスピーカーと接続するだけで各種ストリーミングサービスやNASの音源を再生できるというモデル。こちらはまだ価格も未定ということで、反響を見て導入を検討するとのこと。

ARCAMのSACDプレーヤーとアンプも参考出典

UNO SOLOはストリーミングにも対応

なお、ラグジュアリーオーディオの市場については、昨年10月の消費税増税前の駆け込み需要が大きく伸びた反動はあったものの、「JBL L-Classicシリーズ」などの投入により堅調に推移。特にコロナ禍においては安心のブランド、実績のあるブランドなどが改めて消費者の購入動機において重視される傾向が見られるという。

マーク・レビンソンの来年の展望としては、5000番シリーズのプリアンプ、パワーアンプのリリースを予定。また、JBLは来年創業75周年を迎えることを受け、「SUMIIT SERIES」と呼ばれるフラグシップラインの開発を進めているとのこと。コロナ禍においてスケジュール通り進まない面もあるとしながらも、周年にはこだわらないフラッグシップラインの開発は引き続き推進していくという。

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