独自のハイエンドカートリッジも発表
JICO、SHUREカートリッジ「44モデル」純正交換針を2021年春発売。同仕様のMMカートリッジも
日本精機宝石工業株式会社 (JICO)は、SHURE社カートリッジ「44モデル」の純正交換針と交換針をそのまま使えるMMカートリッジを、2021年春に発売する。
SHUREは2018年5月にフォノカートリッジ製品の生産終了を発表。これを受けて同社は、ユーザーからの期待の声も多いことから、現存するSHURE社の44モデルのカートリッジおよび交換針決定した。「SHURE社のモノづくりをリスペクトし、現存する44モデルを愛好されている方々に向けて、JICOが存在する限り作り続けます」としている。
2モデル「J44D」「J44A 7」の外観デザインを公開。なお画像は開発中のもので、発売時にデザインや名称が異なる場合もあるとしている。J44Dはしっかりした定位感を実現し、スムーズで広がり感のある立体的なサウンドを再生するとしており、「M44G」同等の仕様となっている。J44A 7は迫力ある低音を特徴とし、音楽性豊かな躍動感あるサウンドが再現できるとのこと。こちらは「M44-7」同等の仕様となる。
同社取締役社長・仲川幸宏氏は開発について、「フォルムとスペックを同じにすること、遜色ない音にすることにこだわった」としており、多くの純正カートリッジを集めて、ヨークやコイル、ポールピースなどの部品を徹底的に分解・分析してデータ化し、44モデル独特の音質を追求したとコメントしている。
本件と合わせて、同社製品のハイエンドモデルとして「SETO-HORI Remodel(仮)」「Accorion」も発表された。“JICOの音” の探求を目的とし、ボディにかつて無い素材を採用したというMCカートリッジで、カンチレバー素材をボロンとジルコニアでセットアップしている。
SETO-HORI Remodel(仮)は、織部焼の非磁性体の瀬戸物ボディに、MCカートリッジとマイクロリッジチップ+ボロンカンチレバーを組み合わせた「SETO-HORI」をベースに、ヘッドシェル一体型としてより精緻な音を目指したとするモデル。
アルミと銅の合金のインゴットから5軸マシニングセンターで削り出されたヘッドシェルとSETO-HOIRIカートリッジを、それぞれの重心点がトーンアームの中心線上に配置されるようにデザイン。ボディを一体化することで共振を低減し、トーンアームの持つ最適な感度でレコードをトレースするとのこと。
Accorionは因州和紙に藍染をひとつひとつ施した和紙ボディを採用。アルミと銅の合金のインゴットから削り出された汎用オリジナル籠形ヘッドシェルと組み合わせることで、SETO-HOIRI Remodel(仮)とは異なる振動特性を持ち、太くパワフルなサウンドを目指すとしている。
また同社は2021年、独自ブランド「カスタムショッププロダクツ」を立ち上げると発表、ロゴも公開した。
SHUREは2018年5月にフォノカートリッジ製品の生産終了を発表。これを受けて同社は、ユーザーからの期待の声も多いことから、現存するSHURE社の44モデルのカートリッジおよび交換針決定した。「SHURE社のモノづくりをリスペクトし、現存する44モデルを愛好されている方々に向けて、JICOが存在する限り作り続けます」としている。
2モデル「J44D」「J44A 7」の外観デザインを公開。なお画像は開発中のもので、発売時にデザインや名称が異なる場合もあるとしている。J44Dはしっかりした定位感を実現し、スムーズで広がり感のある立体的なサウンドを再生するとしており、「M44G」同等の仕様となっている。J44A 7は迫力ある低音を特徴とし、音楽性豊かな躍動感あるサウンドが再現できるとのこと。こちらは「M44-7」同等の仕様となる。
同社取締役社長・仲川幸宏氏は開発について、「フォルムとスペックを同じにすること、遜色ない音にすることにこだわった」としており、多くの純正カートリッジを集めて、ヨークやコイル、ポールピースなどの部品を徹底的に分解・分析してデータ化し、44モデル独特の音質を追求したとコメントしている。
本件と合わせて、同社製品のハイエンドモデルとして「SETO-HORI Remodel(仮)」「Accorion」も発表された。“JICOの音” の探求を目的とし、ボディにかつて無い素材を採用したというMCカートリッジで、カンチレバー素材をボロンとジルコニアでセットアップしている。
SETO-HORI Remodel(仮)は、織部焼の非磁性体の瀬戸物ボディに、MCカートリッジとマイクロリッジチップ+ボロンカンチレバーを組み合わせた「SETO-HORI」をベースに、ヘッドシェル一体型としてより精緻な音を目指したとするモデル。
アルミと銅の合金のインゴットから5軸マシニングセンターで削り出されたヘッドシェルとSETO-HOIRIカートリッジを、それぞれの重心点がトーンアームの中心線上に配置されるようにデザイン。ボディを一体化することで共振を低減し、トーンアームの持つ最適な感度でレコードをトレースするとのこと。
Accorionは因州和紙に藍染をひとつひとつ施した和紙ボディを採用。アルミと銅の合金のインゴットから削り出された汎用オリジナル籠形ヘッドシェルと組み合わせることで、SETO-HOIRI Remodel(仮)とは異なる振動特性を持ち、太くパワフルなサウンドを目指すとしている。
また同社は2021年、独自ブランド「カスタムショッププロダクツ」を立ち上げると発表、ロゴも公開した。
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