CD再生・リッピングも可能

シーエスフィールド、仏LIEDSONの取り扱いを開始。ミュージックサーバー「ORATORIO」を国内導入

公開日 2021/01/22 18:27 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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シーエスフィールド(株)は、新たにフランスのオーディオブランドLIEDSON(リードソン)の国内取り扱いを開始する。第一弾モデルとして、SSDを搭載するミュージックサーバー「ORATORIO(オラトリオ)」を1月21日より発売する。価格は2,400,000円(250GB/マルチライン・ピーチ/税抜)から。

LEIDSON「ORATORIO」

ORATORIOは、mSATA SSDを搭載するミュージックサーバー。UPnP/DLNAネットワークプレーヤーとして、またCDドライブも搭載しておりCDプレーヤーとしての再生も行える。CDリッピングも可能で、USBメモリからの直接再生にも対応する。操作には専用アプリDirettoreが用意される。

専用アプリDirettore

Direttoreでの音楽再生画面

出力端子はアナログRCAを搭載。オプションとしてXLRバランス出力、S/PDIF(75Ω)およびAES/EBU出力(110Ω)を追加することもできる。

「ORATORIO」の背面端子。XLR出力がオプションで追加されている

対応フォーマットは44.1KHz〜384kHz/16〜32bitのPCMと、11.2MHz DSDまでに対応する。AirPlay、TIDAL、qobuz、Spotifyにも対応。

高精度のクロックならびにDAコンバーターを搭載。クロックは44.1kHz系と48kHz系で別の水晶発信器を搭載し、ジッターやノイズを低減。クロックへの電源供給も超低ノイズレギュレーションの電源から行っている。

DAコンバーター部はテキサス・インスツルメンツの回路を「DirectPath」モードで動作。ディスクリートデュアル電源で、クリーンで安定したDA変換を実現するという。デジタルとアナログ回路は分離され、電源供給も個別に行われる。

すべての製品はフランス国内で手作業で組み上げられる

サイズは442W×326D×80Hmmで、質量は約18kg。S/Nは116dB、全高調波歪みは0.0004%、ダイナミックレンジは118dBとなる。

シャーシには伐採して約30年寝かせた南西フランスの木材を使用。マルチライン・ピーチ、ウォルナット、エルム・パールから選択でき、ラッカー仕上げもオプションで対応する。また、SSDもオプションで1TB/2TB/4TBとより大容量のものに変更することができる。製品はすべて自社で設計製造され、フランス国内で手作業で組み上げられる。

ウォルナット/ラッカー仕上げ

エルム・パール/ラッカー仕上げ

LIEDSON社は南西フランス トゥールーズ近郊で2018年に設立された。LIEDSONは、ドイツ語で歌曲を意味する「lied」とフランス語で音を意味する「son」を組み合わせたもの。画家・彫刻家でもあるジル・アギレラ氏とデザイナーのステファン・マカリオ氏によるブランドで、高品質のエレクトロニクスと洗練された審美性を融合させたデバイスの開発を手掛けている。

LIEDSON創業者のジル・アギレラ氏

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