Roonをパワープッシュ!
九州オーディオショップ吉田苑、オリジナルPCやアクセサリー使いこなしなど独自の取り組みをレポート
PCオーディオを中心とした最先端のデジタル再生に取り組む九州随一のオーディオショップ、吉田苑。オーディオ専用PC「ESPRESSIVO」の開発はもとより、RoonやJPLAYといったさまざまなソフトウェアの使いこなし、ネットワークオーディオアクセサリーの探求など、さまざまな形でファイル再生の楽しみを追求し続けている。
新型コロナウイルスの世界的な影響で、ライフスタイルの大きな変容を強いられた2020年であったが、自宅にこもる時間が増えたことは、結果的にオーディオ市場に思わぬ追い風となった。
「今年は巣篭もり需要の後押しも受けまして、お客様からの引き合いが増えています。来店されるお客様の数自体はそれほど変わらないのですが、特にオンラインの売り上げの伸びが大きいです」と、店長の竹田 敦さんは語る。ストリーミング、CD、レコード再生とどのジャンルもまんべんなく売れているというのが大きな特徴ということで、潜在的なオーディオ需要の高さを改めて確信しているという。
「何年もご連絡をいただいていなかった方から久しぶりにご連絡をいただくことも増えています。しばらくオーディオから離れていたお客様が、改めてオーディオをやり直そうと考えた時に、吉田苑にご連絡をいただけるのは本当に嬉しいですね」
今の吉田苑の一押しは「Roon」。専用サーバーNucleusだけではなく、「ESPRESSIVO」のRoon専用バージョンを開発するなど、さらなる高音質の追求を続けている。
「Roonの一番の魅力は手軽に、多くの音楽に出会えることにあります。特にTIDALとの連携は強力です。以前はJPLAYをプッシュしておりましたし、JPLAYの音質的な魅力は変わらず感じておりますが、Roonの圧倒的な手軽さはまた違った魅力があります」
早速聴かせていただいたMiguel Riveraのギターによるマイケル・ジャクソンの「BEAT IT!」カバー。アコースティックギターのボディ感、サウンドホールの空気の流れまで感じられる実在感は超一級で、左右だけではなく奥行き方向の表現力もさすがのもの。まさにハイレゾだからこそ実現できる世界観だ。
「ファイル再生はアナログ再生と同じで、さまざまに手をかけることでどんどん音質を追い込むことができます。まだまだファイル再生が浸透しきったとはいえないところですが、ハイレゾだからこそ実現できるサウンドステージや利便性の高さは、もっと多くの方に知っていただきたいと日夜奮闘しております」
スピーカーにはDIATONEの「DN-4NB70」、プリメインアンプにはNmodeの「X-PM7 MK2」を組み合わせている。アナログ部分はシンプルだが、デジタル領域はネットワークアクセサリーできっちり対策。テレガートナーのネットワークハブ「M12 IE SWITCH GOLD」に、SOtMのクロックリジェネレーター「sMS-200ultra Neo」などを投入し、万全の音質対策を施している。
フロア型スピーカーとしてはParadigmの「PERSONA 3F」を常設、もちろんDYNAUDIOやMONITOR AUDIO、KEFの主力モデルを取り揃えており、気軽に比較試聴やシステム相談をすることができる。
「そうそう、最近驚いた話といえば、FUNDAMENTALの鈴木 哲さんが、Nmodeのサウンドマネージャーに就任されるというニュースがありましたね! これは期待です! FUNDAMENTALのプリアンプ、(お値段は張りますが……)非常に素晴らしいものがありますし、Nmodeは1bitのパワーアンプに大きなアドバンテージを持っています。この2社の共同開発というのには大きな可能性を感じています」
すでにNmodeのプリアンプ「X-PM3 FT」の音質チューニングにも携わっていた鈴木氏だが、正式な業務提携として、今後のNmodeの製品に大きく携わっていくことになるという。まさに「双方の強みが生かされる」コラボになるのではないか、と竹田さんは期待を寄せる。
最近の吉田苑はアナログにも力を入れており、第2試聴室ではアナログプレーヤーを中心に展開。ブリンクマンのプレーヤーや、Phasemationのフォノイコライザー「EA-2000」をはじめとするラインナップも試聴できるようになっている。
「いつでもお店にいらしてください、と言いたいところですが、新型コロナウイルス対策で、お店の営業はご予約優先とさせていただいております。ご来店の前は極力、お電話やメールにてご予約をいただけますと助かります。万全の対策を施してお待ちしております。お電話やメールでのご相談はこれまで通り、いつでもお寄せくださいませ!」
■吉田苑
〒810-0015 福岡県福岡市中央区那の川2-9-30
TEL:092-522-5663
FAX:092-522-5812
定休日:毎週火曜日
営業時間:10:00〜19:00å
新型コロナウイルスの世界的な影響で、ライフスタイルの大きな変容を強いられた2020年であったが、自宅にこもる時間が増えたことは、結果的にオーディオ市場に思わぬ追い風となった。
「今年は巣篭もり需要の後押しも受けまして、お客様からの引き合いが増えています。来店されるお客様の数自体はそれほど変わらないのですが、特にオンラインの売り上げの伸びが大きいです」と、店長の竹田 敦さんは語る。ストリーミング、CD、レコード再生とどのジャンルもまんべんなく売れているというのが大きな特徴ということで、潜在的なオーディオ需要の高さを改めて確信しているという。
「何年もご連絡をいただいていなかった方から久しぶりにご連絡をいただくことも増えています。しばらくオーディオから離れていたお客様が、改めてオーディオをやり直そうと考えた時に、吉田苑にご連絡をいただけるのは本当に嬉しいですね」
今の吉田苑の一押しは「Roon」。専用サーバーNucleusだけではなく、「ESPRESSIVO」のRoon専用バージョンを開発するなど、さらなる高音質の追求を続けている。
「Roonの一番の魅力は手軽に、多くの音楽に出会えることにあります。特にTIDALとの連携は強力です。以前はJPLAYをプッシュしておりましたし、JPLAYの音質的な魅力は変わらず感じておりますが、Roonの圧倒的な手軽さはまた違った魅力があります」
早速聴かせていただいたMiguel Riveraのギターによるマイケル・ジャクソンの「BEAT IT!」カバー。アコースティックギターのボディ感、サウンドホールの空気の流れまで感じられる実在感は超一級で、左右だけではなく奥行き方向の表現力もさすがのもの。まさにハイレゾだからこそ実現できる世界観だ。
「ファイル再生はアナログ再生と同じで、さまざまに手をかけることでどんどん音質を追い込むことができます。まだまだファイル再生が浸透しきったとはいえないところですが、ハイレゾだからこそ実現できるサウンドステージや利便性の高さは、もっと多くの方に知っていただきたいと日夜奮闘しております」
スピーカーにはDIATONEの「DN-4NB70」、プリメインアンプにはNmodeの「X-PM7 MK2」を組み合わせている。アナログ部分はシンプルだが、デジタル領域はネットワークアクセサリーできっちり対策。テレガートナーのネットワークハブ「M12 IE SWITCH GOLD」に、SOtMのクロックリジェネレーター「sMS-200ultra Neo」などを投入し、万全の音質対策を施している。
フロア型スピーカーとしてはParadigmの「PERSONA 3F」を常設、もちろんDYNAUDIOやMONITOR AUDIO、KEFの主力モデルを取り揃えており、気軽に比較試聴やシステム相談をすることができる。
「そうそう、最近驚いた話といえば、FUNDAMENTALの鈴木 哲さんが、Nmodeのサウンドマネージャーに就任されるというニュースがありましたね! これは期待です! FUNDAMENTALのプリアンプ、(お値段は張りますが……)非常に素晴らしいものがありますし、Nmodeは1bitのパワーアンプに大きなアドバンテージを持っています。この2社の共同開発というのには大きな可能性を感じています」
すでにNmodeのプリアンプ「X-PM3 FT」の音質チューニングにも携わっていた鈴木氏だが、正式な業務提携として、今後のNmodeの製品に大きく携わっていくことになるという。まさに「双方の強みが生かされる」コラボになるのではないか、と竹田さんは期待を寄せる。
最近の吉田苑はアナログにも力を入れており、第2試聴室ではアナログプレーヤーを中心に展開。ブリンクマンのプレーヤーや、Phasemationのフォノイコライザー「EA-2000」をはじめとするラインナップも試聴できるようになっている。
「いつでもお店にいらしてください、と言いたいところですが、新型コロナウイルス対策で、お店の営業はご予約優先とさせていただいております。ご来店の前は極力、お電話やメールにてご予約をいただけますと助かります。万全の対策を施してお待ちしております。お電話やメールでのご相談はこれまで通り、いつでもお寄せくださいませ!」
■吉田苑
〒810-0015 福岡県福岡市中央区那の川2-9-30
TEL:092-522-5663
FAX:092-522-5812
定休日:毎週火曜日
営業時間:10:00〜19:00å
関連リンク
トピック