デザインはギターがモチーフ
Polk Audio、スピーカー「Signature Elite」シリーズ。ウーファー再設計などでパフォーマンス向上
ディーアンドエムホールディングスは、同社が取り扱うPolk Audioのコンポーネントスピーカー「Signature Elite」シリーズを8月27日より発売する。
ラインナップは、ブックシェルフ2機種、フロアスタンディング3機種、センター2機種、サラウンド1機種の全8モデル。カラーはブラウン、ホワイト、ブラックの3色となる。それぞれの型番と価格(税込表記)は以下の通り。
【ブックシェルフスピーカー】
・「ES15」46,200円(ペア)
・「ES20」57,200円(ペア)
【フロアスタンディングスピーカー】
・「ES50」48,400円(1台)
・「ES55」63,800円(1台)
・「ES60」82,500円(1台)
【センタースピーカー】
・「ES30」42,900円(1台)
・「ES35」57,200円(1台)
【サラウンド】
・「ES10」37,400円(ペア)
米スピーカーブランドPolk Audioは、2020年6月にサウンドバー「Signa S3」で国内販売を再開。コンポーネントスピーカー分野では北米でトップクラスのシェアを誇り、今年6月発売の「Reserve」で同ジャンルとして約30年ぶりの日本再上陸を果たした。今回のSignature Eliteは、それに続くコンポーネントスピーカー国内導入第二弾となる。
Signature Eliteは、海外で2016年に発売された「Signatureシリーズ」をベースに、「すべての人に音楽、映画、ゲームなどコンテンツの種類を問わず、素晴らしいサウンドを提供する」ために開発されたモデル。研究で培った設計技術を駆使することで、「明瞭なサウンド、優れたダイナミクス、高い出力レベル」を追求した。また、スイートスポットを広く設計することで、シビアな設置でなくともリビング全体に音が広がるという。
従来からの変更点として、ウーファーの再設計を実施した。コンピューターでシミュレーションした結果を、実際にクリッペル歪解析器で測定することで、ボイスコイルの配置やサスペンションなどを最適化。また振動板の共振を抑えたことにより、フラットな周波数特性と低歪みを図ったとしている。
また、エンクロージャーにはレーザー振動系による再解析を実施。共振の多い部分を特定し、ブレージングの増強や、部分的には2倍となる厚みの増加を行い、剛性を高めた。また、クロスオーバーについても従来モデルから改良され、システム全体の歪みの低減に配慮している。
ドライバーについては従来からの継承となり、高域には2.5cmの「テリレン・ドーム・トゥイーター」を採用する。テリレンとは、英国ICI社のポリエステル繊維とのことで、これにより、クリアで高精細な高音を実現するという。
ウーファーの振動板にはポリプロピレンにマイカ(雲母)を加えた「ダイナミック・バランス・マイカ強化ポリプロピレン・ドライバー」を採用。上述の最適化を新たに施すことで、不要な共振の原因をピンポイントで取り除いている。
バスレフポートには特許技術の「パワーポート」を搭載。フロアスタンディング型の3機種については底面、それ以外の機種は背面に備える。出口にフレア状のアタッチメントを取り付けることで、エアフローの乱れを抑えている。また開口部が大きくなることで、低音出力が3dB大きくなり、ナチュラルで圧迫感のない “エフォートレスな低音” が再生できるとのこと。
ほか、従来に引き続き、アコースティックギターをコンセプトにしたデザインを継承する。丸みはギターの側板、ウーファーはサウンドホール、サブバッフルはピックガード、正面にある横線はピックガードをモチーフにしているという。
■ブックシェルフスピーカー
ES15は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、13cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを1基搭載する。再生周波数帯域は44Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,400Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は85dB。外形寸法は192W×306H×259Dmmで、質量は5.9kg。
ES20は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、16.5cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを1基搭載する。再生周波数帯域は41Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,400Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は86dB。外形寸法は216W×375H×354Dmmで、質量は7.7kg。
■フロアスタンディングスピーカー
ES50は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、13cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを2基搭載する。再生周波数帯域は38Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,300Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は88dB。外形寸法は262W×950H×281Dmmで、質量は14.5kg。
ES55は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、16.5cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを2基搭載する。再生周波数帯域は34Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,400Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は89dB。外形寸法は297W×1,053H×319Dmmで、質量は20kg。
ES60は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、16.5cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを3基搭載する。再生周波数帯域は32Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,000Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は90dB。外形寸法は297W×1,130H×402Dmmで、質量は23.6kg。
いずれのモデルとも、ウーファーはカスケード・ドライブ採用。またシリーズの中でこの3モデルのみ、ターミナルがバイワイヤリングに対応する。
■センタースピーカー
ES30は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、13cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを2基搭載する。再生周波数帯域は55Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,800Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は89dB。外形寸法は508W×191H×271Dmmで、質量は8.6kg。
ES35は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、7.5cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを6基搭載する。背面にキーホールスロットを備えるほか、縦に設置することで、L/Rのスピーカーとしても利用できる。
再生周波数帯域は66Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,700Hzとなる。またインピーダンスは4Ω、感度は89dB。外形寸法は620W×105H×156Dmmで、質量は6.4kg。
■サラウンド/サテライトスピーカー
ES10は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、10cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを1基搭載。再生周波数帯域は78Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,100Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は84dB。背面には、壁掛け用のキーホールスロットと1/4サイズのねじ込みインサートを備える。外形寸法は137W×213H×157Dmmで、質量は2.7kg。
ラインナップは、ブックシェルフ2機種、フロアスタンディング3機種、センター2機種、サラウンド1機種の全8モデル。カラーはブラウン、ホワイト、ブラックの3色となる。それぞれの型番と価格(税込表記)は以下の通り。
【ブックシェルフスピーカー】
・「ES15」46,200円(ペア)
・「ES20」57,200円(ペア)
【フロアスタンディングスピーカー】
・「ES50」48,400円(1台)
・「ES55」63,800円(1台)
・「ES60」82,500円(1台)
【センタースピーカー】
・「ES30」42,900円(1台)
・「ES35」57,200円(1台)
【サラウンド】
・「ES10」37,400円(ペア)
米スピーカーブランドPolk Audioは、2020年6月にサウンドバー「Signa S3」で国内販売を再開。コンポーネントスピーカー分野では北米でトップクラスのシェアを誇り、今年6月発売の「Reserve」で同ジャンルとして約30年ぶりの日本再上陸を果たした。今回のSignature Eliteは、それに続くコンポーネントスピーカー国内導入第二弾となる。
Signature Eliteは、海外で2016年に発売された「Signatureシリーズ」をベースに、「すべての人に音楽、映画、ゲームなどコンテンツの種類を問わず、素晴らしいサウンドを提供する」ために開発されたモデル。研究で培った設計技術を駆使することで、「明瞭なサウンド、優れたダイナミクス、高い出力レベル」を追求した。また、スイートスポットを広く設計することで、シビアな設置でなくともリビング全体に音が広がるという。
従来からの変更点として、ウーファーの再設計を実施した。コンピューターでシミュレーションした結果を、実際にクリッペル歪解析器で測定することで、ボイスコイルの配置やサスペンションなどを最適化。また振動板の共振を抑えたことにより、フラットな周波数特性と低歪みを図ったとしている。
また、エンクロージャーにはレーザー振動系による再解析を実施。共振の多い部分を特定し、ブレージングの増強や、部分的には2倍となる厚みの増加を行い、剛性を高めた。また、クロスオーバーについても従来モデルから改良され、システム全体の歪みの低減に配慮している。
ドライバーについては従来からの継承となり、高域には2.5cmの「テリレン・ドーム・トゥイーター」を採用する。テリレンとは、英国ICI社のポリエステル繊維とのことで、これにより、クリアで高精細な高音を実現するという。
ウーファーの振動板にはポリプロピレンにマイカ(雲母)を加えた「ダイナミック・バランス・マイカ強化ポリプロピレン・ドライバー」を採用。上述の最適化を新たに施すことで、不要な共振の原因をピンポイントで取り除いている。
バスレフポートには特許技術の「パワーポート」を搭載。フロアスタンディング型の3機種については底面、それ以外の機種は背面に備える。出口にフレア状のアタッチメントを取り付けることで、エアフローの乱れを抑えている。また開口部が大きくなることで、低音出力が3dB大きくなり、ナチュラルで圧迫感のない “エフォートレスな低音” が再生できるとのこと。
ほか、従来に引き続き、アコースティックギターをコンセプトにしたデザインを継承する。丸みはギターの側板、ウーファーはサウンドホール、サブバッフルはピックガード、正面にある横線はピックガードをモチーフにしているという。
■ブックシェルフスピーカー
ES15は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、13cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを1基搭載する。再生周波数帯域は44Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,400Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は85dB。外形寸法は192W×306H×259Dmmで、質量は5.9kg。
ES20は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、16.5cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを1基搭載する。再生周波数帯域は41Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,400Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は86dB。外形寸法は216W×375H×354Dmmで、質量は7.7kg。
■フロアスタンディングスピーカー
ES50は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、13cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを2基搭載する。再生周波数帯域は38Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,300Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は88dB。外形寸法は262W×950H×281Dmmで、質量は14.5kg。
ES55は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、16.5cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを2基搭載する。再生周波数帯域は34Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,400Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は89dB。外形寸法は297W×1,053H×319Dmmで、質量は20kg。
ES60は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、16.5cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを3基搭載する。再生周波数帯域は32Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,000Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は90dB。外形寸法は297W×1,130H×402Dmmで、質量は23.6kg。
いずれのモデルとも、ウーファーはカスケード・ドライブ採用。またシリーズの中でこの3モデルのみ、ターミナルがバイワイヤリングに対応する。
■センタースピーカー
ES30は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、13cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを2基搭載する。再生周波数帯域は55Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,800Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は89dB。外形寸法は508W×191H×271Dmmで、質量は8.6kg。
ES35は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、7.5cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを6基搭載する。背面にキーホールスロットを備えるほか、縦に設置することで、L/Rのスピーカーとしても利用できる。
再生周波数帯域は66Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,700Hzとなる。またインピーダンスは4Ω、感度は89dB。外形寸法は620W×105H×156Dmmで、質量は6.4kg。
■サラウンド/サテライトスピーカー
ES10は、2.5cmのテリレン・ドーム・トゥイーターを1基、10cmのマイカ強化ポリプロピレン・ウーファーを1基搭載。再生周波数帯域は78Hz - 40kHz、クロスオーバー周波数は2,100Hzとなる。インピーダンスは4Ω、感度は84dB。背面には、壁掛け用のキーホールスロットと1/4サイズのねじ込みインサートを備える。外形寸法は137W×213H×157Dmmで、質量は2.7kg。
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