オーディオデザイン、専用設計のリニア電源を搭載したミュージックサーバー「MS-100」

オーディオデザインは、ワンボードコンピューターと専用設計のリニア電源を搭載したミュージックサーバー「MS-100」を、同社直販サイトにて販売する。受注は4月中旬より開始し、出荷は4月末頃を予定する。

ラインナップは、TinkerBoard S R2.0搭載モデル「MS-100T」が税込121,000円、ボードレスモデル「MS-100L」が税込99,000円。

ネットワーク上の音源や、USBメモリ／USB HDD上の音源を、USB-DACなどの機器に送り出して再生できるミュージックサーバー。汎用的なRaspberry Pi系ワンボードコンピューターを採用すると共に、専用設計のリニア電源を搭載することで高音質を追求している。

リニア電源には同社がこれまでに培ってきたノウハウ・技術を最大限に投入し、非常に低ノイズかつ低インピーダンスな5V/5Aの電源供給を実現。コンピューターに常時5Aの供給が可能な上、瞬間的には8A程度の電流にも対応できる能力を備えたとのこと。

筐体前面には、選曲・再生・各種設定を行える5インチタッチパネルディスプレイを装備。USBポートやLANポートなど、ワンボードコンピューターの端子が背面およびサイドに配置される。

「MS-100T」では、音楽再生用のLinux系OS“Volumio”をプリインストール。スマートフォン、タブレット、PCなどからのリモート操作／設定に対応する。

また、ワンボードコンピューターの拡張性を活かし、筐体の空きスペースに各種プラグインボードを配置することも可能。シャーシはRaspberry Pi／TinkerBoard共通設計となっており、ボードレスモデル「MS-100L」にユーザーが自分で選んだRaspberry Pi互換ボードを搭載することも可能だとしている。

なお保証期間については、電源部・液晶部については1年間、コンピュータボード部に関しては初期動作（到着後14日間）のみ。また、Volumioの一部文字化け表示や、その他ソフトに関連するバグに関しては免責としている。

筐体本体の外形寸法は230W×97H×258Dmm、質量は2.5kg。ボードレスモデルのMS-100Lでは、電源接続用ワイヤと液晶接続用リボンケーブルを同梱する。