追加料金は不要

デジタル・コンサートホールがドルビーアトモスに対応。過去4シーズンのアーカイブ映像を視聴可能

公開日 2022/06/08 10:22 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の映像配信サービス「デジタル・コンサートホール」は、新たにドルビーアトモスでの配信をスタートする。過去4シーズンのコンサートのアーカイブをイマーシブオーディオで視聴することができる。追加料金は不要。

「デジタル・コンサートホール」がイマーシブオーディオでの配信を開始

デジタル・コンサートホールでは、ドルビーアトモスのフォーマットをベースに、フィルハーモニー特有の優れた音響に適合したアルゴリズムの開発に成功したと発表。ミキシングは楽曲ごとに個別に行っており、オーケストラのさまざまな編成による音楽的な要求に応えるものとしている。

過去のアーカイブ映像のサウンドをドルビーアトモスに再ミックス

本拠地フィルハーモニー特有のすぐれた音響を自宅でも再現し、「よりエモーショナルで臨場感豊かなコンサート体験」が実現できるという。さらに過去にさかのぼったコンサートも順次配信していく予定となっている。

デジタル・コンサートホールは、対応するテレビ、Blu-rayプレーヤーのほか、Apple TV、Fire TVなどのストリーミングデバイス、スマートフォンアプリでも利用できる。

本件に関するコメントは以下の通り。

オラフ・マニンガー氏(ベルリン・フィル ソロ・チェロ奏者、メディア代表、ベルリン・フィル・メディア取締役)
「デジタル・コンサートホールでベルリン・フィルを3Dサラウンドで体験いただけるようになったことは、我々の誇りです。イマーシブオーディオにより、文字通り空間いっぱいに広がるような聴き心地が実現します。これにより、本物のコンサート体験という我々の理想にまた一歩近づいたことになります」

クリストフ・フランケ氏(デジタル・コンサートホール クリエイティヴ・プロデューサー)
「デジタル・コンサートホールのお客様に、我々のアーカイブにある約200ものコンサートをイマーシブオーディオでご提供できることを嬉しく思います。今後、ほぼすべての過去のコンサートをドルビーアトモスでミキシングし、3Dサラウンドで体験できるようにすることは、我々にとって刺激的かつ充実した作業です」

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