“リアル店舗”にかける強い信念
<オーディオ専門店探訪>1周年を迎えたオーディオユニオン大阪店。梅田から文化の発信地を目指す
昨年11月25日に大阪・梅田にオープンし、まもなく1周年を迎えるオーディオユニオンの大阪店。関東圏以外初のオーディオユニオンとして、また関西の旗艦店として着実に存在感を増しつつあるこのショップを初訪問した。
オーディオユニオン大阪店は、JR大阪駅から徒歩5分程度、ブリーゼブリーゼという商業ビルの3Fにある。近年大阪駅周辺は再開発が進み、大型施設も続々と誕生しているが、南西にあたる西梅田周辺も文化の発信地として大きく様変わりしている。近隣には大阪四季劇場やビルボード大阪、またヒルトン大阪、ザ・リッツ・カールトン大阪など高級ホテルが立ち並び、高所得層かつ音楽ファンが集まりやすいエリアとなっている。
大阪といえば、「日本橋でんでんタウン」が秋葉原と並ぶ電気街&オーディオファイルの街として知られるが、あえてオーディオユニオンは梅田を選んだ。文化の発信地であることに加えて、交通アクセスの良さも重視。それが功を奏してか、関西圏のみならず、四国や名古屋エリアからの来訪者も少なくないという。
店長の山内則幸さんは、北海道の専門店を経てオーディオユニオンお茶の水店、また千葉店店長と長年務めてきた、今回の「大阪進出」のキーパーソン。オーディオユニオンとしても大阪進出はかねてからの悲願であり、何年も前から物件を探していたものの、なかなか条件に合う場所が見つからなかったという。
しかし、新型コロナウイルスが猛威を振るった昨年、JR大阪駅にも近い現在の物件が全ての条件を満たしたため、11月のオープンに向けて急ピッチで開店準備を進めたのだという。
お店は約60坪と他店舗と比べても広く、新品・中古が約半分ずつを占める。他店舗のオーディオユニオン同様に、国産から海外製品、小型スピーカーから大型のハイエンドシステム、人気モデルから気鋭のブランドまで非常に幅広いラインナップを揃えている。
「オーディオユニオンの新店舗のオープンなんて、前回は一体いつだったんだろう? って社内でも誰もわからないぐらいかなり昔の話になるのです。移転オープンなどは何度かありましたが、新店舗となると例えばレジだったりセレクターだったり、“あって当たり前”のものをイチから揃えなくてはいけません。本当に大変な思いをしましたが、皆で力を合わせてなんとかオープンにこぎつけました」と1年前を懐かしむ山内さん。
お店の内装についても山内さん自身が図面を引きながら作ったということで、独立した試聴室を設けることや、中古アイテムやアクセサリーの設置場所、廊下からも店内が見やすい大きなガラス窓など、お客様が入りやすいように、また製品を選びやすいようにという配慮が随所に込められている。
大阪駅の北側には大型のヨドバシカメラもあるため、展示する製品のラインナップは特にこだわってセレクトされている。アキュフェーズ、ラックスマン、エソテリックといった国産ブランドはもちろんのこと、B&Wやタンノイといった人気スピーカー、また棚の上にはフォーカル、マジコ等のハイエンドブランドもしっかり展開されている。
取材時には、リトアニアのアナログブランドReedのプレーヤー「Muse 3C」とトーンアーム「Reed 5T」が展示されていた。「なかなか大阪では聴けない製品もしっかりお見せしていこう、という考えはずっと持っています。Reedのトーンアームはレーザーガイドで自身で位置を調整しながら動く独自のメカニズムが大きな特徴で、お客様からも、『雑誌でしか見たことなかったので、実際に音を聴けて嬉しい!』と喜びの声も頂いています」。以前はCH Presicionのシリーズ一式も長期間で展示、こちらも大きな反響があったという。
試聴イベントも大切だが、1ヶ月〜1ヶ月半くらい長期にわたり店頭に展示することで、お客様にじっくり体験頂ける機会を設けることも意識的に取り組んでいる。来年に向けても話題の新製品を定期的に体験できる機会を準備しているという。
現在は開店1周年記念として「中古フェア」を開催中。オーディオユニオンの全国ネットワークを活用した豊富な中古ラインナップを揃えるほか、下取り金額20%アップのキャンペーンも開催中。さらに、アキュフェーズのキャンペーンも開催中で、新品購入者に対しスペシャルCDとクリーニングクロスがプレゼントされるという。
今度はさらに「買取」の強化も考えており、お客様との長い信頼関係を持ちながら、地元の人にも愛されるお店づくりをさらに推し進めていきたいと考えているという。
新型コロナウイルス蔓延のさなかで、それでも「リアル店舗をオープンする」という大きな決断を下したオーディオユニオン大阪店。やはりオーディオは直接見て触って、という機会が絶対に必要であるという強い信念が、専門店としてのオーディオユニオンにはしっかりと息づいているのだと感じさせてくれた。
■SHOP INFORMATION
オーディオユニオン 大阪店
住所:〒530-0001大阪府大阪市北区梅田2丁目4-9 ブリーゼブリーゼ 3F
営業時間:11:00〜20:00 (日・祝 19:00まで)
TEL:06-6147-7521
FAX:06-6147-7523
E-mail:osaka@audiounion.jp
オーディオユニオン大阪店は、JR大阪駅から徒歩5分程度、ブリーゼブリーゼという商業ビルの3Fにある。近年大阪駅周辺は再開発が進み、大型施設も続々と誕生しているが、南西にあたる西梅田周辺も文化の発信地として大きく様変わりしている。近隣には大阪四季劇場やビルボード大阪、またヒルトン大阪、ザ・リッツ・カールトン大阪など高級ホテルが立ち並び、高所得層かつ音楽ファンが集まりやすいエリアとなっている。
大阪といえば、「日本橋でんでんタウン」が秋葉原と並ぶ電気街&オーディオファイルの街として知られるが、あえてオーディオユニオンは梅田を選んだ。文化の発信地であることに加えて、交通アクセスの良さも重視。それが功を奏してか、関西圏のみならず、四国や名古屋エリアからの来訪者も少なくないという。
店長の山内則幸さんは、北海道の専門店を経てオーディオユニオンお茶の水店、また千葉店店長と長年務めてきた、今回の「大阪進出」のキーパーソン。オーディオユニオンとしても大阪進出はかねてからの悲願であり、何年も前から物件を探していたものの、なかなか条件に合う場所が見つからなかったという。
しかし、新型コロナウイルスが猛威を振るった昨年、JR大阪駅にも近い現在の物件が全ての条件を満たしたため、11月のオープンに向けて急ピッチで開店準備を進めたのだという。
お店は約60坪と他店舗と比べても広く、新品・中古が約半分ずつを占める。他店舗のオーディオユニオン同様に、国産から海外製品、小型スピーカーから大型のハイエンドシステム、人気モデルから気鋭のブランドまで非常に幅広いラインナップを揃えている。
「オーディオユニオンの新店舗のオープンなんて、前回は一体いつだったんだろう? って社内でも誰もわからないぐらいかなり昔の話になるのです。移転オープンなどは何度かありましたが、新店舗となると例えばレジだったりセレクターだったり、“あって当たり前”のものをイチから揃えなくてはいけません。本当に大変な思いをしましたが、皆で力を合わせてなんとかオープンにこぎつけました」と1年前を懐かしむ山内さん。
お店の内装についても山内さん自身が図面を引きながら作ったということで、独立した試聴室を設けることや、中古アイテムやアクセサリーの設置場所、廊下からも店内が見やすい大きなガラス窓など、お客様が入りやすいように、また製品を選びやすいようにという配慮が随所に込められている。
大阪駅の北側には大型のヨドバシカメラもあるため、展示する製品のラインナップは特にこだわってセレクトされている。アキュフェーズ、ラックスマン、エソテリックといった国産ブランドはもちろんのこと、B&Wやタンノイといった人気スピーカー、また棚の上にはフォーカル、マジコ等のハイエンドブランドもしっかり展開されている。
取材時には、リトアニアのアナログブランドReedのプレーヤー「Muse 3C」とトーンアーム「Reed 5T」が展示されていた。「なかなか大阪では聴けない製品もしっかりお見せしていこう、という考えはずっと持っています。Reedのトーンアームはレーザーガイドで自身で位置を調整しながら動く独自のメカニズムが大きな特徴で、お客様からも、『雑誌でしか見たことなかったので、実際に音を聴けて嬉しい!』と喜びの声も頂いています」。以前はCH Presicionのシリーズ一式も長期間で展示、こちらも大きな反響があったという。
試聴イベントも大切だが、1ヶ月〜1ヶ月半くらい長期にわたり店頭に展示することで、お客様にじっくり体験頂ける機会を設けることも意識的に取り組んでいる。来年に向けても話題の新製品を定期的に体験できる機会を準備しているという。
現在は開店1周年記念として「中古フェア」を開催中。オーディオユニオンの全国ネットワークを活用した豊富な中古ラインナップを揃えるほか、下取り金額20%アップのキャンペーンも開催中。さらに、アキュフェーズのキャンペーンも開催中で、新品購入者に対しスペシャルCDとクリーニングクロスがプレゼントされるという。
今度はさらに「買取」の強化も考えており、お客様との長い信頼関係を持ちながら、地元の人にも愛されるお店づくりをさらに推し進めていきたいと考えているという。
新型コロナウイルス蔓延のさなかで、それでも「リアル店舗をオープンする」という大きな決断を下したオーディオユニオン大阪店。やはりオーディオは直接見て触って、という機会が絶対に必要であるという強い信念が、専門店としてのオーディオユニオンにはしっかりと息づいているのだと感じさせてくれた。
■SHOP INFORMATION
オーディオユニオン 大阪店
住所:〒530-0001大阪府大阪市北区梅田2丁目4-9 ブリーゼブリーゼ 3F
営業時間:11:00〜20:00 (日・祝 19:00まで)
TEL:06-6147-7521
FAX:06-6147-7523
E-mail:osaka@audiounion.jp
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