6代目となる大容量クリーン電源

アキュフェーズ、メーター部を液晶化したクリーン電源「PS-1250」。入出力波形表示に対応

公開日 2022/11/21 12:16 編集部:松永達矢
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アキュフェーズは、新たに液晶パネルを採用することで入出力波形の観測を実現させたクリーン電源、「PS-1250」を発売した。価格は880,000円(税込)。

「PS-1250」

2016年に発売されたクリーン電源「PS-1230」の後継モデルで、1997年に同社が発売した「PS-1200」から数えて6代目の大容量クリーン電源となる。

メーターデザインは従来モデルを踏襲しつつ、PS-1230の機械式メーターから液晶表示へと刷新。出力電力(VA)、入出力電圧(V)、入出力歪率(%)の表示に加え、新たに入出力波形の表示に対応した。

発振回路を用いずに、入力電源周波数に同期した振幅一定の低歪正弦波を生成する、高精度な基準信号発生回路を搭載。出力波形全高調波歪率 0.08%以下を実現させたほか、50/60Hz 自動切換に対応する。定格出力電圧はAC100V±1V。

大出力パワーアンプ部は、発熱を抑えた新規設計の高効率大型トロイダルトランス、48000uF/100Vへ容量アップした大型電解コンデンサを備えた20パラレルプッシュプルで構成。高精度な電源出力生成を実現したとアピールしている。

高効率大型トロイダルトランスなどを装備

電源入力部にはノイズフィルターを装備。電源トランスは1次巻線と2次巻線の間に静電遮蔽板を設けたシールドトランスを採用するなど、出力段への高周波ノイズ伝導抑制を図っている。

出力は前面2基、背面8基にホスピタル・グレードの3Pコンセントを装備。各コンセントへの接続は等長になるように配線しているとのことだ。また、1200VA 以上の負荷状態が20分以上続くと出力遮断する新たなプロテクション機能を装備する。外形寸法は465W×243H×499Dmm、質量は41.8kg。付属品としてAC電源コード「APL-1」が同梱される。

本体背面部

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