「音質、性能、コストのバランスを最適化」

日清紡マイクロデバイス、2回路入りオーディオ用オペアンプ「NL8802」

公開日 2023/11/29 11:14 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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日清紡マイクロデバイス(株)は、2回路入り高音質オーディオ用オペアンプ「NL8802」を11月28日に発売する。

「NL8802」

「NL8802」は同社のトップラインである「MUSES」シリーズの技術を受け継ぐエントリーモデルで、「音質、性能、コストのバランスを最適化した製品」と謳う。HiFiオーディオや業務用オーディオ、カーオーディオ機器などへの使用を想定している。

±22Vの高い電圧で動作し、高いダイナミックレンジが要求される製品にも活用できると説明。このほか歪率(THD)は0.00005%、スルーレートは11V/μs、広利得帯域幅積は45MHzと、同社の他製品よりもオーディオ特性に優れるスペックを実現しているとのこと。

また、一般的な表面実装パッケージに加え、ポータブルオーディオや高密度実装が要求される製品向けの小型・高放熱パッケージ「DFN3030-8-GQ」も開発中と案内している。

サンプル価格は130円(税込/1,000個購入時の参考価格)で、月産50万個を見込んでいる。

日清紡マイクロデバイスは、2022年に新日本無線とリコー電子デバイスが統合し誕生した会社で、新日本無線が長年培った高音質シリーズ「MUSES」など、オーディオ向けオペアンプやボリュームなどの半導体デバイスを引き続き展開している。

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