長年にわたる商業的関係を基礎にした買収
ナクソス、シャンドス・レコードを買収。グループ傘下に収める
ドイツのクラシック音楽レーベル「ナクソス」(Naxos)は、創設者クラウス・ハイマン氏が「シャンドス・レコード」(Chandos Records)を買収し、ナクソス・ミュージック・グループ傘下に収めたことを発表した。
シャンドス・レコードは、1979年、ブライアン・カズンズ氏によって設立されたレーベル。若き日のマリス・ヤンソンス指揮によるチャイコフスキーの交響曲全集で国際的な評価を受け、クラシック音楽界で最も重要なレーベルのひとつとしての地位を急速に確立。定評のある「シャンドス・サウンド」で録音された3,000を超えるアルバムをリリースしており、今もなお継続的に新譜を発表し続けている。
この買収は「友好的なもの」と説明されており、シャンドス・レコードとナクソス・ミュージック・グループの長年にわたる商業的関係を基礎にしたものだとのこと。今後ナクソス・ミュージック・グループは、シャンドス・レコードの世界的なCD物流およびデジタル音楽配信を担う。
なお、シャンドス・レコードのマネージング・ディレクターであるラルフ・カズンズ氏は、引き続きシャンドス・レコードの経営に携わるとのことで、新たなレコーディングは今後も途切れることなく継続されるという。本件に関するラルフ・カズンズ氏、クラウス・ハイマン氏のコメント全文は下記の通り。
■ラルフ・カズンズ氏のコメント
シャンドス・レコードにとって、これほど活気に満ちた時期は記憶にありません。私たちは、献身的で熱意があり、技術と想像力に富んだ最高レベルの音楽制作を行うアーティストたちと仕事ができる幸運に恵まれています。専属のエンジニアとプロデューサーのチームとともに、この芸術性を録音メディアに反映させることは、まさにシャンドス・レコードの信条なのです。このような関係、シャンドスというブランド、そしてそれが象徴するものすべてを継続することは、私にとって極めて重要なことであり、父が45年前に始めたことを引き継ぐことでもあります。
初めてお会いした後、クラウス・ハイマンが私と同じようにクラシック音楽とその録音遺産に対する情熱を持っていることがわかり、とても嬉しく思っています。今後、シャンドスとクラウスのチームとの相乗効果によって、クラシック音楽のレコーディングにおける新たな時代が築かれると信じています。シャンドスのアーティスト・ラインナップ、A&Rポリシー、エンジニアリング、プロダクション・プロセスが変わることなく、将来にわたってシャンドス・ブランドの未来が守られることを大変嬉しく思います。
■クラウス・ハイマン氏のコメント
シャンドス・レコードとナクソス・ミュージック・グループの長年にわたる友好的なビジネス関係を拡大・深化させる機会を得たことを嬉しく思います。ラルフにこのレーベルが長期的にインディペンデントであり続ける確信を与えるために、個人的にシャンドスを傘下に収めることを決意しました。
ラルフ・カズンズは過去20年間、シャンドスを成功に導いてきましたが、特にA&Rの方針について、そのイメージと地位を維持するに必要不可欠となる会社運営を今後も担うことを同意してくれたことには大変感謝しています。ナクソス・グループは、流通および各種サービスをシャンドスに提供することで、シャンドスは本来の使命に専念できるようになります。そして私は、この会社が世界有数のクラシック・レーベルであり続けるために、全力を尽くします。
シャンドス・レコードは、1979年、ブライアン・カズンズ氏によって設立されたレーベル。若き日のマリス・ヤンソンス指揮によるチャイコフスキーの交響曲全集で国際的な評価を受け、クラシック音楽界で最も重要なレーベルのひとつとしての地位を急速に確立。定評のある「シャンドス・サウンド」で録音された3,000を超えるアルバムをリリースしており、今もなお継続的に新譜を発表し続けている。
この買収は「友好的なもの」と説明されており、シャンドス・レコードとナクソス・ミュージック・グループの長年にわたる商業的関係を基礎にしたものだとのこと。今後ナクソス・ミュージック・グループは、シャンドス・レコードの世界的なCD物流およびデジタル音楽配信を担う。
なお、シャンドス・レコードのマネージング・ディレクターであるラルフ・カズンズ氏は、引き続きシャンドス・レコードの経営に携わるとのことで、新たなレコーディングは今後も途切れることなく継続されるという。本件に関するラルフ・カズンズ氏、クラウス・ハイマン氏のコメント全文は下記の通り。
■ラルフ・カズンズ氏のコメント
シャンドス・レコードにとって、これほど活気に満ちた時期は記憶にありません。私たちは、献身的で熱意があり、技術と想像力に富んだ最高レベルの音楽制作を行うアーティストたちと仕事ができる幸運に恵まれています。専属のエンジニアとプロデューサーのチームとともに、この芸術性を録音メディアに反映させることは、まさにシャンドス・レコードの信条なのです。このような関係、シャンドスというブランド、そしてそれが象徴するものすべてを継続することは、私にとって極めて重要なことであり、父が45年前に始めたことを引き継ぐことでもあります。
初めてお会いした後、クラウス・ハイマンが私と同じようにクラシック音楽とその録音遺産に対する情熱を持っていることがわかり、とても嬉しく思っています。今後、シャンドスとクラウスのチームとの相乗効果によって、クラシック音楽のレコーディングにおける新たな時代が築かれると信じています。シャンドスのアーティスト・ラインナップ、A&Rポリシー、エンジニアリング、プロダクション・プロセスが変わることなく、将来にわたってシャンドス・ブランドの未来が守られることを大変嬉しく思います。
■クラウス・ハイマン氏のコメント
シャンドス・レコードとナクソス・ミュージック・グループの長年にわたる友好的なビジネス関係を拡大・深化させる機会を得たことを嬉しく思います。ラルフにこのレーベルが長期的にインディペンデントであり続ける確信を与えるために、個人的にシャンドスを傘下に収めることを決意しました。
ラルフ・カズンズは過去20年間、シャンドスを成功に導いてきましたが、特にA&Rの方針について、そのイメージと地位を維持するに必要不可欠となる会社運営を今後も担うことを同意してくれたことには大変感謝しています。ナクソス・グループは、流通および各種サービスをシャンドスに提供することで、シャンドスは本来の使命に専念できるようになります。そして私は、この会社が世界有数のクラシック・レーベルであり続けるために、全力を尽くします。
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