SMA端子も搭載

スフォルツァート、330万円の最上位「PMC-Auriga」など10MHzクロックジェネレーター3機種

公開日 2024/03/14 16:51 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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スフォルツァートは、10MHz矩形波出力のマスタークロックジェネレーター3機種を発売する。「PMC-Auriga」はルビジウム発振器を搭載、「PMC-Cetus」と「PMC-Delphinus」はOCXO発振器搭載モデル。価格はPMC-Aurigaが3,300,000円(以下税込)、PMC-Cetusが1,650,000円、PMC-Delphinusが715,000円。いずれもインピーダンスは50Ωとなる。

SFORZATO クロックジェネレーター「PMC-Auriga」(外観は3モデルとも共通)

スフォルツァートはネットワークプレーヤー製品を中心にラインアップしているが、同社製品の再生にはすべて外部クロックが必要となる。PMCシリーズは同社ネットワークプレーヤーと組み合わせて使用できるクロックジェネレーターで、「演奏者の息遣い、音場の広がり、空気感などの音質向上を図ることが可能」と説明している。

なお、スフォルツァートの製品型番はすべて現代に選定された星座の名前から名付けられており、Delphinus(デルフィヌス)はイルカ座、Cetus(ケトゥス)は鯨座、Auriga(アウリガ)は賢者座を意味する。

PMC-Aurigaには、超低位相ノイズのカスタムルビジウム発振器を搭載。長期安定度と位相ノイズ・短期安定度を両立させたカスタムモデルとなっているという。大容量のトロイダルトランスと電解コンデンサによる強力なリニア電源を搭載。またクロックユニットは異種金属を組み合わせた6mm厚底板の上にスパイクで固定し、電源部や外部からの振動を遮断している。

PMC-Cetusは超低位相ノイズのOCXO発振器を採用。こちらも大容量トロイダルトランスと電解コンデンサによる強力なリニア電源を搭載する。電源とクロック基板は別基板となっており、PMC-Aurigaと同じく底板にスパイクで固定し振動対策を行っている。

PMC-Delphinusは、OCXO発振器の性能やトランスの容量などに差が設けられているが、こちらもリニア電源を搭載。電源とクロック基板を分離、上位機種と同様クロック基板にスパイクで固定する仕様となっている。

いずれもBNC端子1系統とSMA端子2系統を搭載。3機種ともサイズは390W×327D×106Hmm。なお、現在スフォルツァートの国内取扱は(株)リジェールが担当している。

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