ヘッドホンリケーブルも積極的に提案
御茶ノ水にオーディオユニオン「ハイエンドヘッドホン館」が誕生!MSBやdCSも聴ける貴重な専門店
東京・御茶ノ水のオーディオ専門ショップ、オーディオユニオンの3Fに、新たにヘッドホンを専門的に取り扱う「ハイエンドヘッドホン館」がオープンした。MSB technologyやBoulderなど、スーパーハイエンドなヘッドホンアンプが試聴できるお店として注目が集まっている。
ヘッドホン担当であるオーディオユニオンの竹武(たけぶ)幸一さんによると、「ハイエンド館をご利用いただいているお客様の中には、スピーカーシステムだけではなくヘッドホンを併用されている方も多くいらっしゃいます。そういった方々に、ハイエンド館のシステムと組み合わせて色々なヘッドホンを試聴して選んでいただける場は大きな需要があるんじゃないか、と考えたんです」と立ち上げの背景を語る。
確かに近年、HiFiオーディオブランドとして名高いブランドが次々に高額なヘッドホンアンプを投入し、市場を賑わせている。私自身もdCSの3段組ヘッドホン再生システム「LINA」を聴いた時には、ヘッドホン再生でここまでのクオリティが実現できるのか、と驚愕した一人でもある。
ざっとラインナップを眺めただけでも、MSB technology「Premier Headphone Amplifier」、Boulder「812 DAC PREAMPLIFIER」、コード「DAVE」といった垂涎の海外ブランド製品が並ぶ。ここまで幅広くヘッドホンアンプを取り揃えているお店は他にないだろう。
反対側の棚には、こちらもハイエンドグレードのヘッドホンがずらり。おおよそ20万円以上の製品を一つの目処として展示しているというが、この価格としては異例の大ヒットを見せているFOCALの「UTOPIA SG」を筆頭に、MEZE AUDIOやfinal、ヤマハのヘッドホン「YH-5000SE」も展示されている。オーディオテクニカやデノンなどの定番製品も並ぶ。これらのヘッドホンとアンプを自由に組み合わせ、差し替えながら自由に試聴することができる。
もうひとつ竹武さんが注目するのが、アキュフェーズのヘッドホンアンプ機能。プリアンプ「C-3900」やプリメインアンプ「E-5000」などにも6.3mmのヘッドホン端子が搭載されている。「アキュフェーズのヘッドホンアンプの実力はあまり語られることもないのですが、私自身も非常に質が高いものが入っていると感じています。このお店でしたらその魅力も存分に体験していただけます」。
エソテリックのプリメインアンプ「F-01」「F-02」にも4pinXLR端子が搭載されており、ヘッドホンアンプとして使って欲しい、というメーカーの思いも感じさせる。
もちろんSTAXの存在も忘れてはならない。静電型ヘッドホンのSTAXは駆動のための専用アンプが必要となるが、トップモデルの「SRM-T8000」から、同一シリーズで真空管と半導体、それぞれの魅力が味わえる「SRM-700T」「SRM-700S」も用意。竹武さんも、「差し替えながら聴き比べると、さすがSTAX、と思うような音作りのこだわりも見えてきます」と太鼓判を押す。
「ハイエンドヘッドホン館」では、さらにマニアックな追求として“リケーブル”も積極的に提案している。特に「UTOPIA SG」は大ヒットモデルということもあり、ティグロンやブリスオーディオ、アコースティック・リヴァイブなど複数のメーカーからリケーブルが登場している。
せっかくの機会なので、エソテリックの「N-05XD」をプリアンプに、DVASの「MODEL 2」をパワーアンプとして組み合わせて試聴。標準搭載ケーブルの解像度高く楽器の質感のディテールを描き出すさまもなかなか素晴らしいが、ティグロン「MH-DF12FU」では中域の濃密さや艶感をより強く感じられる一方、アコースティック・リヴァイブでは高域の抜けの良さ、華やかさにその魅力を出してくる。性能の高いヘッドホンだからこそ、リケーブルによる音質変化も精緻に描き出してくれるのだと改めて感動した。
オーディオユニオン ハイエンドヘッドホン館は試聴の予約も可能。予約すれば45分間試聴ができ、普段使用しているヘッドホンやプレーヤーの持ち込みも可能となっている。
■オーディオユニオン ハイエンドヘッドホン館 information
場所:〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-2-1 3F
電話:03-5280-5105
営業時間:12:00〜20:00(平日)、11:00-20:00(土曜) 、11:00-19:00(日・祝)
ヘッドホン担当であるオーディオユニオンの竹武(たけぶ)幸一さんによると、「ハイエンド館をご利用いただいているお客様の中には、スピーカーシステムだけではなくヘッドホンを併用されている方も多くいらっしゃいます。そういった方々に、ハイエンド館のシステムと組み合わせて色々なヘッドホンを試聴して選んでいただける場は大きな需要があるんじゃないか、と考えたんです」と立ち上げの背景を語る。
確かに近年、HiFiオーディオブランドとして名高いブランドが次々に高額なヘッドホンアンプを投入し、市場を賑わせている。私自身もdCSの3段組ヘッドホン再生システム「LINA」を聴いた時には、ヘッドホン再生でここまでのクオリティが実現できるのか、と驚愕した一人でもある。
ざっとラインナップを眺めただけでも、MSB technology「Premier Headphone Amplifier」、Boulder「812 DAC PREAMPLIFIER」、コード「DAVE」といった垂涎の海外ブランド製品が並ぶ。ここまで幅広くヘッドホンアンプを取り揃えているお店は他にないだろう。
反対側の棚には、こちらもハイエンドグレードのヘッドホンがずらり。おおよそ20万円以上の製品を一つの目処として展示しているというが、この価格としては異例の大ヒットを見せているFOCALの「UTOPIA SG」を筆頭に、MEZE AUDIOやfinal、ヤマハのヘッドホン「YH-5000SE」も展示されている。オーディオテクニカやデノンなどの定番製品も並ぶ。これらのヘッドホンとアンプを自由に組み合わせ、差し替えながら自由に試聴することができる。
もうひとつ竹武さんが注目するのが、アキュフェーズのヘッドホンアンプ機能。プリアンプ「C-3900」やプリメインアンプ「E-5000」などにも6.3mmのヘッドホン端子が搭載されている。「アキュフェーズのヘッドホンアンプの実力はあまり語られることもないのですが、私自身も非常に質が高いものが入っていると感じています。このお店でしたらその魅力も存分に体験していただけます」。
エソテリックのプリメインアンプ「F-01」「F-02」にも4pinXLR端子が搭載されており、ヘッドホンアンプとして使って欲しい、というメーカーの思いも感じさせる。
もちろんSTAXの存在も忘れてはならない。静電型ヘッドホンのSTAXは駆動のための専用アンプが必要となるが、トップモデルの「SRM-T8000」から、同一シリーズで真空管と半導体、それぞれの魅力が味わえる「SRM-700T」「SRM-700S」も用意。竹武さんも、「差し替えながら聴き比べると、さすがSTAX、と思うような音作りのこだわりも見えてきます」と太鼓判を押す。
「ハイエンドヘッドホン館」では、さらにマニアックな追求として“リケーブル”も積極的に提案している。特に「UTOPIA SG」は大ヒットモデルということもあり、ティグロンやブリスオーディオ、アコースティック・リヴァイブなど複数のメーカーからリケーブルが登場している。
せっかくの機会なので、エソテリックの「N-05XD」をプリアンプに、DVASの「MODEL 2」をパワーアンプとして組み合わせて試聴。標準搭載ケーブルの解像度高く楽器の質感のディテールを描き出すさまもなかなか素晴らしいが、ティグロン「MH-DF12FU」では中域の濃密さや艶感をより強く感じられる一方、アコースティック・リヴァイブでは高域の抜けの良さ、華やかさにその魅力を出してくる。性能の高いヘッドホンだからこそ、リケーブルによる音質変化も精緻に描き出してくれるのだと改めて感動した。
オーディオユニオン ハイエンドヘッドホン館は試聴の予約も可能。予約すれば45分間試聴ができ、普段使用しているヘッドホンやプレーヤーの持ち込みも可能となっている。
■オーディオユニオン ハイエンドヘッドホン館 information
場所:〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台2-2-1 3F
電話:03-5280-5105
営業時間:12:00〜20:00(平日)、11:00-20:00(土曜) 、11:00-19:00(日・祝)