アキュフェーズも初出展
蓄音器のデモも大人気、「インターナショナルオーディオフェア in 八王子」開催中
クサカベ電機が主催する「インターナショナルオーディオフェア in 八王子」が7月6日(土)と7日(日)の2日間、東京都八王子市の「東京たま未来メッセ」にて開催されている。
コロナ禍の期間しばらく休んでいたショウが、数年ぶりの開催となる。会場もこれまでの京王プラザホテルから、東京たま未来メッセに移転。約600m2の広いホールが会場となっており、「国産ブランド系」「輸入商社系」の各種アンプ、スピーカーを組み合わせたメインスペースと、壁際に出展メーカーの小ブースが設けられている。
天井が約10mと高く響きの豊かな空間で、午前中から八王子周辺エリアや神奈川県、埼玉県など近隣のオーディオファンが来場し、話題の新製品に熱心を耳を傾けていた。
クサカベ電機ならではの取り組みとして非常に興味深いのが、イギリスで約100年前に作られた貴重な蓄音器「HMV203」。銘機と名高いクレデンザの基本設計をベースに、ホーンの開口部をさらに広げるなど改良を重ねたモデルで、貴重なジャズのSP盤などを中心に再生を行っていた(代表の日下部さんによるとすでに売約済とのこと)。
アキュフェーズは、今年春から新たにクサカベ電機との取引を開始したということで、今回のイベントにも初登場。SACDプレーヤーの「DP-770」やクラスAパワーアンプ「A-80」など新製品を中心に披露する。「八王子にはオーディオに熱心なお客さんが多く、30年前の弊社の製品をいまでも大切に使ってくださっている方も多くいらっしゃいます。今回は新製品を中心に、いまのアキュフェーズの音を知ってもらいたいとシステムを構築しました」とスタッフ談。
エソテリックのブースではタンノイのスピーカーと、最新のSACDプレーヤー「K-01XD SE」、プリメインアンプ「F-02」にクロックジェネレーター「G-01XD」と、シンプルだがハイエンドなシステムプランを提案。ラックスマンは、自社ブースでは中核の「07シリーズ」を中心に構成し、メインの試聴ブースでは「C-10X」「M-10X」のセパレートアンプも体験できるようにセットしている。
ディーアンドエムホールディングスは、Bowers&Wilkinsのフラグシップスピーカー「801 D4 Signature」をメインに、CLASSEのプリ&パワーアンプを組み合わせる本格システムを展開。プレーヤーにはデノンのアナログプレーヤー「DP-3000NE」やマランツのCDプレーヤーなどを組み合わせている。
B&Wは、4月の800シリーズ値上げ前の「駆け込み需要」が予想以上の引き合いがあったということで、いまは多少落ち着いているものの、リファレンススピーカーとして盤石な人気が続いているという。またマランツの「Model M1」に対する問い合わせも多く、雑誌やネットなどでも記事が多く展開されているが、「やはり製品の実機を多くの方に観ていただきたいです」と力強くアピールする。
輸入商社のディバインは、MoFi Electronicsとフェンダーがコラボしたアナログプレーヤー「Fender PrecisionDeck」を展示。フェンダーらしいキャビネットの黒とオレンジのグラデーションが美しいモデルで、全世界で1000台限定と貴重な1台。現在は、新たに取り扱いを開始したSwiss Cableが好調な売れ行きを見せているという。
アイレックスはALBEDOのスピーカー「Agadia」をメインに据え、ReedのアナログプレーヤーとAUDIAのアンプで駆動。さらにSACDプレーヤー「FLS20」や、モノラルパワーアンプ「FLS8」が新製品として登場。Synergistic Researchの強化電源も追加して、コンポーネントからアクセサリーまで積極的な新製品提案に自信を見せる。
エレクトリのブースでは、新たに取り扱いを開始したREVIVAL AUDIOのスピーカー「SPRINT 3」と、Western Electricの真空管アンプ「91E」を中心に展示。「弊社で扱っているMAGICOやMcIntoshの製品はある程度しっかり知名度がありますし、そちらはメインブースの方に展開し、こちらでは、さらに訴求したいブランドを中心に見せていきます」と担当者。REVIVAL AUDIOはデザイン性も優れ、比較的購入しやすいモデルということで注目も高まっており、まもなく大型の新製品も国内で登場予定とのこと。
またLINNのネットワークプレーヤーも新たに取り扱いを開始したとのことで、DELAのオーディオサーバーとの組み合わせや、OCTAVEの真空管アンプとの組み合わせなどネットワークオーディオのスタイルにも力をいれる。蓄音器から最先端のネットワークスタイルまで幅広く提案できるのはクサカベ電機ならではの懐の広さだ。
JBLは、アクティブスピーカー「4329P」のデモンストレーションも実施。JBLらしい“トラディショナル”なデザインだが、内部には最新のネットワーク機構とアンプを搭載しており、電源ケーブルだけ接続すればストリーミングを含めたさまざまな音楽を楽しめる最新鋭のスピーカーである。会場は非常に広い空間だが、音がストレートに飛んでくるエネルギー感豊かなサウンドが魅力的で、ストラヴィンスキーなど大型の交響曲もたっぷり鳴らし切る。サイズ感からは想像できないパワフルなサウンドには来場者も息を呑む。
そのほか注目のブースの模様を、写真レポートにてお届けしよう。
コロナ禍の期間しばらく休んでいたショウが、数年ぶりの開催となる。会場もこれまでの京王プラザホテルから、東京たま未来メッセに移転。約600m2の広いホールが会場となっており、「国産ブランド系」「輸入商社系」の各種アンプ、スピーカーを組み合わせたメインスペースと、壁際に出展メーカーの小ブースが設けられている。
天井が約10mと高く響きの豊かな空間で、午前中から八王子周辺エリアや神奈川県、埼玉県など近隣のオーディオファンが来場し、話題の新製品に熱心を耳を傾けていた。
クサカベ電機ならではの取り組みとして非常に興味深いのが、イギリスで約100年前に作られた貴重な蓄音器「HMV203」。銘機と名高いクレデンザの基本設計をベースに、ホーンの開口部をさらに広げるなど改良を重ねたモデルで、貴重なジャズのSP盤などを中心に再生を行っていた(代表の日下部さんによるとすでに売約済とのこと)。
アキュフェーズは、今年春から新たにクサカベ電機との取引を開始したということで、今回のイベントにも初登場。SACDプレーヤーの「DP-770」やクラスAパワーアンプ「A-80」など新製品を中心に披露する。「八王子にはオーディオに熱心なお客さんが多く、30年前の弊社の製品をいまでも大切に使ってくださっている方も多くいらっしゃいます。今回は新製品を中心に、いまのアキュフェーズの音を知ってもらいたいとシステムを構築しました」とスタッフ談。
エソテリックのブースではタンノイのスピーカーと、最新のSACDプレーヤー「K-01XD SE」、プリメインアンプ「F-02」にクロックジェネレーター「G-01XD」と、シンプルだがハイエンドなシステムプランを提案。ラックスマンは、自社ブースでは中核の「07シリーズ」を中心に構成し、メインの試聴ブースでは「C-10X」「M-10X」のセパレートアンプも体験できるようにセットしている。
ディーアンドエムホールディングスは、Bowers&Wilkinsのフラグシップスピーカー「801 D4 Signature」をメインに、CLASSEのプリ&パワーアンプを組み合わせる本格システムを展開。プレーヤーにはデノンのアナログプレーヤー「DP-3000NE」やマランツのCDプレーヤーなどを組み合わせている。
B&Wは、4月の800シリーズ値上げ前の「駆け込み需要」が予想以上の引き合いがあったということで、いまは多少落ち着いているものの、リファレンススピーカーとして盤石な人気が続いているという。またマランツの「Model M1」に対する問い合わせも多く、雑誌やネットなどでも記事が多く展開されているが、「やはり製品の実機を多くの方に観ていただきたいです」と力強くアピールする。
輸入商社のディバインは、MoFi Electronicsとフェンダーがコラボしたアナログプレーヤー「Fender PrecisionDeck」を展示。フェンダーらしいキャビネットの黒とオレンジのグラデーションが美しいモデルで、全世界で1000台限定と貴重な1台。現在は、新たに取り扱いを開始したSwiss Cableが好調な売れ行きを見せているという。
アイレックスはALBEDOのスピーカー「Agadia」をメインに据え、ReedのアナログプレーヤーとAUDIAのアンプで駆動。さらにSACDプレーヤー「FLS20」や、モノラルパワーアンプ「FLS8」が新製品として登場。Synergistic Researchの強化電源も追加して、コンポーネントからアクセサリーまで積極的な新製品提案に自信を見せる。
エレクトリのブースでは、新たに取り扱いを開始したREVIVAL AUDIOのスピーカー「SPRINT 3」と、Western Electricの真空管アンプ「91E」を中心に展示。「弊社で扱っているMAGICOやMcIntoshの製品はある程度しっかり知名度がありますし、そちらはメインブースの方に展開し、こちらでは、さらに訴求したいブランドを中心に見せていきます」と担当者。REVIVAL AUDIOはデザイン性も優れ、比較的購入しやすいモデルということで注目も高まっており、まもなく大型の新製品も国内で登場予定とのこと。
またLINNのネットワークプレーヤーも新たに取り扱いを開始したとのことで、DELAのオーディオサーバーとの組み合わせや、OCTAVEの真空管アンプとの組み合わせなどネットワークオーディオのスタイルにも力をいれる。蓄音器から最先端のネットワークスタイルまで幅広く提案できるのはクサカベ電機ならではの懐の広さだ。
JBLは、アクティブスピーカー「4329P」のデモンストレーションも実施。JBLらしい“トラディショナル”なデザインだが、内部には最新のネットワーク機構とアンプを搭載しており、電源ケーブルだけ接続すればストリーミングを含めたさまざまな音楽を楽しめる最新鋭のスピーカーである。会場は非常に広い空間だが、音がストレートに飛んでくるエネルギー感豊かなサウンドが魅力的で、ストラヴィンスキーなど大型の交響曲もたっぷり鳴らし切る。サイズ感からは想像できないパワフルなサウンドには来場者も息を呑む。
そのほか注目のブースの模様を、写真レポートにてお届けしよう。
関連リンク
トピック