ゴールド仕上げは中華圏で人気

<香港ショウ>エソテリックは“SE化”やSACD盤をアピール/サエク50周年トーンアームにも期待大

公開日 2024/08/11 18:39 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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エソテリックは、代理店「DCH」(大昌貿易行)のブースで同社製品をアピールしている。同社はサエクの代理店も担当しているほか、タンノイ、GOLD NOTE、Charioも取り扱うオーディオ輸入商社である。DCHは、ティアックも含めると50年以上取引を続けている代理店で、車や家電なども取り扱い、中国・香港市場に大きな影響力を持っている総合商社とのことだ。

マスタリングエンジニアの東野さん(左)がSACD盤のデモンストレーションを実施

今回のショウでは、主にディスクプレーヤーの「SE化」をアピール。電源部やクロック、アナログ回路を強化した「K-01XD SE」を中心にデモを行っていた。

Grandiosoシリーズを中心にアナログ、ディスク再生の双方をデモ

また同社が展開する「名盤復刻シリーズ」のSACD盤は、ショウの主催社であるメディア企業「Audiotechnique」が香港における販売を手がけており、会場でも人気を博していた。本作品のマスタリングを手がけるエンジニアの東野さんが自らデモを実施し、アナログテープに残された音質を忠実に再現するエソテリックのマスタリングのこだわりに、来場者も納得の表情を浮かべていた。

また日本国内でも一部展開されているが、「ゴールド仕上げ」は中華圏ではやはり人気が高い。「ほぼすべての製品についてゴールドを用意しております」とのことで、会場でも「N-05XD」のゴールドバージョンが展示されていた。

「N-05XD」のゴールド仕上げモデルも展示

サエクは、今回は「Grandioso T1」にトーンアーム「WE-4700」と最新カートリッジ「XC-11」を装着し、再生デモを行っていた。

Grandioso T1にサエクのトーンアームを装着!

今回の出展は、50周年モデルをアピールすることが最大の目的。第一弾の仮想アース、第二弾のカートリッジに続き、ミュンヘンで先行発表されたトーンアーム「WE-709」も控えている。中国担当のスタッフによると、「やはりトーンアームへの関心の高さを感じます。まだ開発中のため今回は展示のみですが、若い方も含め、話題にしてくださっているのを感じます」と反響に手応えを感じている様子だ。

新設計のトーンアーム「WE-709」への関心も高い

仮想アース「SGS-042」や「SGS-100」をタンノイの「Canterbury」に装着してデモ

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