歌謡曲のレコードも強い
<香港ショウ>フェーズメーション、DSオーディオ、フォステクスなど日本メーカーの出展ブースレポ
香港ハイエンドオーディオショウには、ほかにも日本メーカーの製品が数多く展開されていた。注目のトピックをいくつか紹介しよう。
Phasemation(フェーズメーション)は、代理店AudioExtreme(銀聲貿易公司)のブースにて出展。同社はLUMEN WHITEのスピーカーやbergmannのアナログプレーヤーのほか、グランツのトーンアーム、aurorasound(オーロラサウンド)のアンプ類なども扱っており、日本のアナログ関連アイテムにも力を入れている商社である。
今回はフラグシップモノラルパワーアンプ「MA-5000」を中心にデモを実施。Phasemationのスタッフによると、「日本の歌謡曲」のレコードへの引きが非常に強いようで「五輪真弓のレコードをかけたら人がたくさん集まって来てとても驚きました」とのこと。中国ではかつて日本のヒット曲を現地の言葉でカバーしてリリースするという時代があったらしく、メロディは多くの人の耳に聴き覚えがあるようだ。
現地の人に話を聞くと、ほかにも「谷村新司」「安全地帯」「中森明菜」「宇多田ヒカル」などが有名アーティストの名としてあがってきた。別のブースだが久石譲によるジブリの名曲を集めた「A Symphonic Celebration」もデモで使われていた。J-pop、あるいは日本のアーティストのグローバルな広がりを改めて感じさせてくれた。
DS Audioとオーディオ・ノートの代理店はAvantgarde Engineering(聲望音響)。なお、オーディオ・ノートは海外では「コンドー」の名のほうが通りがよい(オーディオ・ノートの創業者近藤公康氏の名から)。先日国内でも取り扱いが発表されたZellatonや、プロ向け機材も扱うOcean Way Audioなどの大型ハイエンド機材から、iFi audioなどのコンパクトで良質なプロダクトの展開も担う。アナログ関連も力を入れており、SMEやAcoustical Systemsなども取り扱う総合商社である。
世界各国のオーディオショウを飛び回るDS AUDIOの青柳氏も、「アジア各国の代理店とお話ができるのが香港ショウの大きな魅力です。アジアのハイエンドマーケットの開拓はコネクションや人脈がとても大切ですから、こういった場での挨拶はとても大切です。それに、日本のオーディオ誌やレビューなどもとても参考にしてくれているのを感じます」と語ってくれた。
DS AUDIOの光カートリッジはこの部屋だけではなく、Bowers&Wilkinsのメインデモルームでも活用されていた。こちらは「801 D4 Signature」のカリフォルニア・バール・グロス仕上げをメインに、CLASSEのプリ&パワーアンプという組み合わせ。B&Wは香港でも“リファレンススピーカー”として名高いようで、中国の古典音楽(と思われるもの)から低域がたっぷり入った現代EDMまでさまざまな楽曲を鳴らし分けていた。
またフォステクスもスピーカー、ヘッドホンの双方の展示を行い中国市場開拓にも力を注ぐ。先日発表された本藍染ヘッドホン「TH1000RP」(密閉型)と「TH1100RP」(開放型)はこちらでも大人気で、密閉型と開放型の音の違いを何度も聴き比べ確認するファンも。また最新の「NF06」、フルレンジユニット搭載のロングセラーモデル「GS103」、アクティブタイプの「NF04R」も並べてフォステクスの幅広いスピーカーラインナップをアピールしていた。
そのほか、トライオードはGarner(格蘭公司)のブースにてCDプレーヤー「TRV-CD6 SE」や300B搭載のプリメインアンプ「TRV-A300XR」を展示。CSポートはVigor Audio(龍駿音響)にてアナログプレーヤー「TAT2M2」やリニアトーンアーム「AFU1-2」、静電気除去アクセサリー「IME1」などの展示を行っていた。
Jadis Electronics(極品音響器材)のブースでは、ウィルソン・オーディオやエアーなどと並んで由紀精密のアナログプレーヤー「AP-01」を展示。一緒にORBの静電気除去機「SN-03」も置かれていた。
Phasemation(フェーズメーション)は、代理店AudioExtreme(銀聲貿易公司)のブースにて出展。同社はLUMEN WHITEのスピーカーやbergmannのアナログプレーヤーのほか、グランツのトーンアーム、aurorasound(オーロラサウンド)のアンプ類なども扱っており、日本のアナログ関連アイテムにも力を入れている商社である。
今回はフラグシップモノラルパワーアンプ「MA-5000」を中心にデモを実施。Phasemationのスタッフによると、「日本の歌謡曲」のレコードへの引きが非常に強いようで「五輪真弓のレコードをかけたら人がたくさん集まって来てとても驚きました」とのこと。中国ではかつて日本のヒット曲を現地の言葉でカバーしてリリースするという時代があったらしく、メロディは多くの人の耳に聴き覚えがあるようだ。
現地の人に話を聞くと、ほかにも「谷村新司」「安全地帯」「中森明菜」「宇多田ヒカル」などが有名アーティストの名としてあがってきた。別のブースだが久石譲によるジブリの名曲を集めた「A Symphonic Celebration」もデモで使われていた。J-pop、あるいは日本のアーティストのグローバルな広がりを改めて感じさせてくれた。
DS Audioとオーディオ・ノートの代理店はAvantgarde Engineering(聲望音響)。なお、オーディオ・ノートは海外では「コンドー」の名のほうが通りがよい(オーディオ・ノートの創業者近藤公康氏の名から)。先日国内でも取り扱いが発表されたZellatonや、プロ向け機材も扱うOcean Way Audioなどの大型ハイエンド機材から、iFi audioなどのコンパクトで良質なプロダクトの展開も担う。アナログ関連も力を入れており、SMEやAcoustical Systemsなども取り扱う総合商社である。
世界各国のオーディオショウを飛び回るDS AUDIOの青柳氏も、「アジア各国の代理店とお話ができるのが香港ショウの大きな魅力です。アジアのハイエンドマーケットの開拓はコネクションや人脈がとても大切ですから、こういった場での挨拶はとても大切です。それに、日本のオーディオ誌やレビューなどもとても参考にしてくれているのを感じます」と語ってくれた。
DS AUDIOの光カートリッジはこの部屋だけではなく、Bowers&Wilkinsのメインデモルームでも活用されていた。こちらは「801 D4 Signature」のカリフォルニア・バール・グロス仕上げをメインに、CLASSEのプリ&パワーアンプという組み合わせ。B&Wは香港でも“リファレンススピーカー”として名高いようで、中国の古典音楽(と思われるもの)から低域がたっぷり入った現代EDMまでさまざまな楽曲を鳴らし分けていた。
またフォステクスもスピーカー、ヘッドホンの双方の展示を行い中国市場開拓にも力を注ぐ。先日発表された本藍染ヘッドホン「TH1000RP」(密閉型)と「TH1100RP」(開放型)はこちらでも大人気で、密閉型と開放型の音の違いを何度も聴き比べ確認するファンも。また最新の「NF06」、フルレンジユニット搭載のロングセラーモデル「GS103」、アクティブタイプの「NF04R」も並べてフォステクスの幅広いスピーカーラインナップをアピールしていた。
そのほか、トライオードはGarner(格蘭公司)のブースにてCDプレーヤー「TRV-CD6 SE」や300B搭載のプリメインアンプ「TRV-A300XR」を展示。CSポートはVigor Audio(龍駿音響)にてアナログプレーヤー「TAT2M2」やリニアトーンアーム「AFU1-2」、静電気除去アクセサリー「IME1」などの展示を行っていた。
Jadis Electronics(極品音響器材)のブースでは、ウィルソン・オーディオやエアーなどと並んで由紀精密のアナログプレーヤー「AP-01」を展示。一緒にORBの静電気除去機「SN-03」も置かれていた。
トピック