PERFECTION、コンセント挿し込み型ノイズフィルター「PFT-ANE1」。ANE回路でノイズを光に変換

完実電気は、自社ブランドPERFECTION（パーフェクション）から、コンセント挿し込み型の電源ノイズフィルター「PFT-ANE1」を10月25日に発売する。価格は66,000円（税込）。

PFT-ANE1は、電源ラインに多く発生する高周波ノイズを抽出し、光エネルギーに変換して除去するオーディオ機器用のノイズフィルター。コンセント挿し込みタイプとなっており、音楽信号を極力減衰させることなく再生できるよう、ノイズフィルターは念入りな選定と調整を施したとする。

ノイズ除去の中核技術として、電源タップ「PFT-T3000AF」と同等のアクティブノイズエリミネーター（ANE）回路を搭載。スイッチング電源のノイズなど、電源ラインに重畳する数百kHz帯域の高周波ノイズを抽出し、電圧変換。そのエネルギーで本体のアクリル内部に装備されたLEDランプを点滅させることで、ノイズ除去を行う。

LEDランプの点滅の頻度によって高周波ノイズ量を目視で確認することができ、また点滅する光はスイッチによって消灯が可能。消灯状態でも筐体内部では発光が行われるため、ノイズ除去機能は継続されるという。

ANE回路だけでなく、X/Yコンデンサー（パッシブフィルター）も搭載することで、ノーマルモードノイズ／コモンモードノイズの両方に対応。雷や過電流が流れた際、本機の下流に接続されている機器を可能な限り保護するための雷サージおよび回路保護ヒューズも装備する。

筐体は剛性の高いアルミ素材を採用。さらにコンセントと本体の接地部にはハネナイトを投入し、相互の振動が極力影響しない設計となっている。

なお同社では、ANE回路の効果を最大化するために、本製品を使用する際はオーディオ機器と同じ電源タップに接続することを推奨している。また、本製品と他のフィルター内蔵電源ボックスを併用したり、本製品と他のコンデンサー入り製品を同じ電源タップに接続する場合、効果が強く出てしまう可能性があるとアナウンスしている。

動作電圧は90 - 240V、外形寸法は39W×151H×39Dmm（コンセント部含む）、質量は約230g。保証期間は1年となる。