ESS社製DAC「SABRE DAC ES9018K2M」を搭載

ARCAM、スリムデザインのプリメイン「A5」/CDプレーヤー「CD5」。両機とも税込11万円

公開日 2024/11/07 07:00 編集部:松原ひな子
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ハーマンインターナショナルは、同社が取り扱うARCAM(アーカム)ブランドからオーディオ・コンポーネント “Radiaシリーズ” を11月15日に発売する。プリメインアンプ「A5」、CDプレーヤー「CD5」の2機種をラインナップ。価格は両機とも110,000円(税込)。

プリメインアンプ「A5」

CDプレーヤー「CD5」

2024年6月に「GREEN FUNDING」にてクラウドファンディングを実施し、目標達成率1,100%を記録した2モデルの一般販売が開始される。音質面では40年以上の歳月で培われたアナログ技術と、最新のデジタル技術を惜しみなく投入。デザインの細部までこだわったスリム筐体で、インテリアのアクセントとしても導入できるとアピールする。

A5は50W(2ch/4Ω)/75W(2ch/4Ω)出力のAB級アンプ。大型トロイダルトランスによる強力な電源を投入したほか、回路構造はシングルボードを採用し、シンプルかつ最短の信号経路で設計。創業時の製品である「A60」から受け継いだブランド伝統のアンプ設計を施したといい、実像感が高く、演奏者の存在が感じられる音楽再生を実現すると説明する。

内部構造イメージ。大型トロイダルトランスを搭載したシングルボード設計

再生周波数帯域は20Hz - 20kHz、S/N比は106dB、高調波歪率は0.003%となる。DACチップはESS社製「SABRE DAC ES9018K2M」を搭載する。

主な入出力端子は、光デジタル音声入力×1基、同軸デジタル音声入力×2基、RCA入力×3基(アナログ音声・アンバランス)/PHONO入力×1基(MM対応)、RCA出力×1基(アナログ音声・アンバランス)、ステレオミニ出力×1基、USB Type-A×1基を装備。ワイヤレス機能として、Bluetooth Ver 5.2に対応、AptX.Adaptive/AACの音声コーデックをサポートする。送受信機能を搭載しているため、Bluetooth対応再生機器と接続しての再生が可能。

「A5」背面

筐体のフロント/トップ/サイド/リアのパネルには、制振性を高めるためアルミ素材を採用している。また、シリーズのコンセプトカラーであるイエローが、ボディ細部に施されていることも特徴。「圧迫感を抑えつつもオーディオコンポーネントとしての品格が感じられる佇まい」に仕上げたとする。A5の仕様は、消費電力が350(待機時0.5W以下)、外形寸法は431W×83H×344Dmm、質量は8kg。

CD5は、再生専用機として複雑な機能は搭載せず、ローディングメカから基板設計、パーツ選定、筐体設計にいたるまで、「CDに籠められた音楽の感動を余さず引き出すこと」に注力して設計されたという。

ドライブ部

DACチップには、A5同様のESS社製「SABRE DAC ES9018K2M」を搭載しており、192kHz/32bitの処理性能を実現している。対応サンプリング周波数/量子化bit数は、PCM 96kHz/24bit対応。USB入力、ならびにCD-Rに保存された音声データでも、96kHz/24bitのハイレゾ音源の再生を実現している。

CD5の主な入出力端子は、光デジタル音声出力×1基、同軸デジタル音声出力×1基、RCA出力×1基(アナログ音声・アンバランス)を備える。消費電力は12W(待機時0.5W以下)、外形寸法は431W×83H×344Dmm、質量は6kg。

「CD5」背面

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