特価商品や高音質レコード販売も

宇都宮で「オーディオ&ホームシアターフェア」12/8まで開催中。Qobuz関連アイテムや銘機賞受賞モデルも多数登場

公開日 2024/12/07 19:24 ファイルウェブオーディオ編集部・筑井真奈
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12月7日(土)と8日(日)の2日間、宇都宮の「ライトキューブ宇都宮」にて、のだやが主催する「オーディオ&ホームシアターフェア2024」が開催されている。

「ライトキューブ宇都宮」にて「オーディオ&ホームシアターフェア2024」開催中

ライトキューブ宇都宮は、2022年にオープンしたばかりの大型コンベンションセンターで、JR宇都宮駅から直結と交通の便も良い。この会場を活用した、のだやのオーディオ即売会は今回初となる。7つのオーディオ&ホームシアター試聴ルームと1つの展示即売会場を用意し、最新のオーディオ製品をたっぷり楽しめるよう準備されている。

試聴会では、特にネットワークオーディオ関連アイテムへの関心の高さを感じさせた。のだやは、10年以上前からLINNを筆頭にいち早くネットワークオーディオのスタイルを推進してきた専門ショップでもある。スタッフはもちろん来場者の知識レベルも高く、アプリを自在に操って聴きたい曲をじっくり聴き込む姿も多く見られた。

LINNは最新ネットワークプレーヤーのほか、久しぶりのパッシブスピーカー「150」もお披露目

今年10月に正式に国内ローンチを果たしたQobuzへの期待も高い。ラックスマンの「NT-07」が好調な売れ行きを見せているとスタッフ談。ヤマハはAVレシーバー「R-N2000A」が専用アプリMusicCast内からQobuzを再生できることをアピール。ブックシェルフスピーカーを組み合わせるだけで完結する新しいオーディオシステムを提案していた。

Qobuzの正式ローンチ以降、売れ行きも好調なラックスマンの「NT-07」

Qobuz再生をデモするヤマハのブース。「NS-600A」と「NS-800A」の2スピーカーの聴き比べも行なっていた

またDELAのオーディオサーバーも、OpenHome対応の再生アプリ(LINNやmconnect等)を使用することでQobuzの再生が可能となる。ミュージックライブラリ「N1」とネットワークハブ「S1」による“最強セット”でストリーミングの音質をアピール。スフォルツァートも10万円台のネットワークトランスポート「DST-Lacerta」が好評を博しているほか、「DSP-Columba」などを中心にデモンストレーションを行なっていた。

DELAのQobuz“最強セット”、ミュージックライブラリ「N1」とネットワークハブ「S1」

ソナス・ファベールの「Stradivari G2」と組み合わせてスフォルツァート製品を紹介

のだや社長の野田怜男氏は「オーディオ銘機賞」(以下、「銘機賞」)の審査員も長年勤めており、今年の受賞アイテムも多数登場した。小会議室101は、アキュフェーズ、ラックスマン、D&Mの合同ブースとなっており、フラグシップのプリメインアンプ「E-800S」に、マランツの“10シリーズ”(いずれも金賞受賞モデル)のデモンストレーションが行われていた。E-800Sはすでに好調な滑り出しを見せているそうだ。

マランツの“10シリーズ”にデノンの“3000番台”と強力なラインナップを揃えるD&Mブース

アキュフェーズの「E-800S」に、パワーアンプ「A-48S」も引き合いが強い

また、デノンの「3000シリーズ」も今年の重要なモデルで、12月下旬に発売となるCDプレーヤー「DCD-3000NE」は銘機賞にて「ミドルクラス大賞」を受賞した実力派プレーヤー。9月発売のプリメイン「PMA-3000NE」、DALIのRUBIKOREと組み合わせたシステムでは、豊穣な女性ヴォーカルに来場者も深く納得の表情を見せていた。

デノンの“3000番シリーズ”も手堅い人気

フューレンコーディネートのブースでは、LINNの「SELEKT DSM」に、銘機賞「ハイエンド大賞」受賞モデルであるオクターブのモノラルパワーアンプ「MRE220SE」と、ピエガの「Coax 411」のスペシャルカラーバージョンを組み合わせてデモ。透明感高く伸びやかな高域表現で、ヨーロッパブランドならではの美音をたっぷりと楽しませてくれた。

ピエガのブックシェルフスピーカー「Coax 411」は伸びやかな高域で耳を潤わせる

YGアコースティックからは、オールアクティブタイプのスピーカー「Vantage 3 Live」が登場。プリアンプ機能を持つコントロールユニットとの組み合わせで、コントロールユニットとスピーカーは専用のデジタルケーブルで接続。スピーカー内で帯域分割とDSP行い、それぞれ700Wという強力な内蔵パワーアンプで駆動するという独創的なシステム。特に打楽器のトランジェントの良さ、空間への余韻の広がり感が印象的。1,300万円強となかなかの価格だが、新しいハイエンド・アクティブスピーカーの可能性を聴かせてくれた。

YGアコースティックのアクティブスピーカー「Vantage 3 Live」。ハイエンド・アクティブの新たな可能性に期待!

エソテリックのブースでは、AB級プリメインアンプ「F-02」を、タンノイの「Stirling III LZ Special Edition」(銘機賞「銀賞」受賞機)と、クリプシュの「Heresy IV」という2つのホーンスピーカーで鳴らし分けるという興味深い聴き比べを実施。ヴィンテージスタイルのクリプシュのホーンスピーカーも密かにファンが広がっているようで、たっぷりの駆動力で鳴らす女性ヴォーカルの色気感などたまらない。

タンノイ&クリプシュの濃密なホーンスピーカー聴き比べ!

そのほかトライオードは、KT150を4本搭載するプリメインアンプ「EVOLUTION MUSASHI」(銘機賞「銀賞」受賞)と「EVOLUTION PRE」をセットで提案。ナスペックのブースでは、同社が取り扱う最新ブックシェルフスピーカー、モニターオーディオの「GOLD 100-6G」(銘機賞「銀賞」受賞)「とSTUDIO 89」、ウィーンアコースティクスの「Haydn SE Signature」の3モデルを持ち込み、お客さんの要望に合わせてさまざまな聴き比べを実演していた。

「EVOLUTION MUSASHI」はトライオードの今年一押しアイテム!

ナスペックは同社取り扱いのブックシェルフ3モデルの大競演

ホームシアタールームでは、JVCの最新プロジェクターと、キクチ科学の120インチスクリーン、B&Wのスピーカーによるデモンストレーションを実施。キクチ科学の「BLACK SHINE」スクリーンは少し“灰色がかった”色が特徴で、室内照明が明るい状態でも色がくすまずに高いコントラストで描写できることが大きな特徴。『ゴジラ-1.0』など暗めなシーンが多い映画でも臨場感高く楽しませてくれる。

ホームシアタールームでは、キクチ科学の「BLACK SHINE」スクリーンの色艶をアピール

大部屋では、サエクやクリプトン、PERFECTION、ゾノトーン、アコースティック・リヴァイブなどのアクセサリーブランドが大集結。サエクは「仮想アースのブームはまだまだ続いており、口コミからの第二波、第三波がきている印象です」と力強い。またPERFECTIONは、真っ白なレコードクリーナー「PFN-VC1」の引き合いが強いようで、「20万円台という価格で実現できたことに驚いていただくことも多く、12月末の発売に向けて着実に注文をいただいております」とのこと。

サエクの50周年記念モデルの第一弾、仮想アース「SGS-100」。なんとシリアルナンバー1番

PERFECTIONはアモルクリスタルやクリーナーに大注目

イベントは明日、12月8日(日)まで「ライトキューブ宇都宮」にて開催されている。会場ではアクセサリー類の販売や高音質ソフト、中古品の特価販売なども行われているので、近隣の方、オーディオやホームシアターに興味のある方はぜひ足を運んでほしい。

JBLは「K2 S9900」と「S4700」の38cmウーファー搭載モデルを強力にプッシュ!

ゾノトーンはバイワイヤリングケーブルやLANケーブルなど注目製品をたっぷり聴かせる


アコースティック・リヴァイブの電源タップ「RTP-final」も今年のグランプリ受賞モデル!

Evolutionシリーズを中心に魅せるTADブース


KEFは「BLADE Two Meta」と「Q Concerto Meta」と注目モデルをプッシュ

アイレックスのブースではAUDIAのアンプのほか、Synergistic Researchのアクセサリーにも注目


テクニクスのアナログプレーヤーも人気

クリプトンは最新スピーカー2モデルをデモ


SOULNOTEは光カートリッジ専用フォノイコライザー「E-3」を中心にデモ

FYNE AUDIOとBoulderの組み合わせを鳴らすアクシスブース


タイムロードのブース。「Charioは来年50周年となるので、積極的に仕掛けていきます!」と代理店スタッフも心強い

エレクトリ取り扱いのREVIVAL AUDIOも赤丸急上昇中。「ATALANTE 5」をHEGELのストリーミングアンプで駆動する

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