「SP-10R」もサエクとの相乗効果で人気再燃
<名古屋ショウ>ラックスマン、CDプレーヤー「D-03R」初披露/マランツ “10シリーズ” やテクニクスのアナログも人気
2月15日(土)と16日(日)の2日間、グローバルゲート名古屋コンベンションホールにて開催された「オーディオフェスタ・イン・名古屋」。新会場に移っての初開催であったが、駅からも近く、幅広い年齢層が集結した充実したイベントとなっていた。
ラックスマンは、名古屋ショウにて同社のCDプレーヤー「D-03R」を初披露した。上位グレードのSACDプレーヤー「D-10X」や「D-07X」に続くローム製DACチップを搭載。
上位グレードではロームの最上位チップ「BD34301EKV」が採用されているが、D-03Rではその一つ下となる「BD34352EKV」を活用。またSACDは再生できないCD専用機とするなど、機能面でもコストダウンを実現している。デジタル入力も搭載しているため、NT-07等と組み合わせてハイレゾやストリーミング再生にも活用できる。
来場者の関心も高く、試聴イベントは常時満席状態。メインスピーカーにはフォーカルの「Aria X EVO」「Sopra」「Scala Utopia」などの中核スピーカーを組み合わせ。CDライブラリとストリーミングをいかに組み合わせて音楽ライフを充実したものにするか、といった具体的な提案もなされていた。
またラックスマンは今年創業100周年を迎える。すでに昨年、フラグシップとなるヘッドホンアンプ「P-100 CENTENNIAL」をリリースしており、フォーカルのヘッドホンと相まってセールスも順調とのこと。今年はさらなる“大物”を期待したい。
ディーアンドエムホールディングスは、比較的コンパクトなリスニングルームに、B&Wの「803 D4」とDALIの「RUBIKORE 8」と大人気の2ブランドを持ち込み、さまざまな試聴の場を設けていた。
やはり注目はマランツの “10シリーズ”。200万円クラスのハイエンドモデルは、マランツとしても初の取り組みとなり、SACDプレーヤー「SACD10」、プリメインアンプ「MODEL10」、ネットワークプレーヤー「LINK10n」の3モデルを展開。また「MODEL10」は “2台使い” しての音質向上ができるという新しいアイデアの製品で(パワーアンプをモノラル化というのはこれまでもあったが、プリからモノラル化というのはあまりない)、マランツの長年のエレクトロニクス技術が結集したプロダクト。部屋は常時満員状態で、最新のマランツ・そしてデノンサウンドを楽しんでいた。
デモンストレーションの時間では、重厚な内部基板などを会場で回覧しながら解説を実施。さらに、アルミ削り出しの筐体のこだわりにも言及。「日本の技術でしかできない、非常に高度な切削をおこなっており、その構造も音質に大きく関わってきます」とフラグシップラインだからこそ実現できた新たな取り組みに自信を見せていた。
テクニクスは昨年発表したアナログプレーヤー「SL-1300G」と「SL-1200GR2」の聴き比べイベントを開催。外観はよく似ているが、1200シリーズはピッチコントロールがついているなどよりDJスタイル、1300はよりHiFiを意識したスタイルといった違いがある。いずれも「ΔΣ-Drive」技術で精密制御される強力なモータードライブ力を有し、ダイレクトドライブらしいパワー感のあるサウンドを聴かせてくれる。
試聴の合間の時間には、アクティブスピーカー「SC-CX700」を再生。小型筐体から引き出される力強いサウンド、省スペースでクオリティ高いサウンドを再生できることに驚く来場者も多く見受けられた。
また、昨年後半ごろから再度「SP-10R」への注目も集まっているという。トーンアームレスのターンテーブルだが、組み合わせるアームに「サエク製」を使っている事例が多いと言う。サエクは昨年50周年を迎え、改めてアナログ関連製品を積極的に展開している。「サエクとの相乗効果で、アナログ再生にもまた新しい風が吹いているのを感じます」と担当者の言も力強い。
■ラックスマンはCD専用機「D-03R」を初披露
ラックスマンは、名古屋ショウにて同社のCDプレーヤー「D-03R」を初披露した。上位グレードのSACDプレーヤー「D-10X」や「D-07X」に続くローム製DACチップを搭載。
上位グレードではロームの最上位チップ「BD34301EKV」が採用されているが、D-03Rではその一つ下となる「BD34352EKV」を活用。またSACDは再生できないCD専用機とするなど、機能面でもコストダウンを実現している。デジタル入力も搭載しているため、NT-07等と組み合わせてハイレゾやストリーミング再生にも活用できる。
来場者の関心も高く、試聴イベントは常時満席状態。メインスピーカーにはフォーカルの「Aria X EVO」「Sopra」「Scala Utopia」などの中核スピーカーを組み合わせ。CDライブラリとストリーミングをいかに組み合わせて音楽ライフを充実したものにするか、といった具体的な提案もなされていた。
またラックスマンは今年創業100周年を迎える。すでに昨年、フラグシップとなるヘッドホンアンプ「P-100 CENTENNIAL」をリリースしており、フォーカルのヘッドホンと相まってセールスも順調とのこと。今年はさらなる“大物”を期待したい。
■マランツの “10シリーズ” の音質を強力プッシュ
ディーアンドエムホールディングスは、比較的コンパクトなリスニングルームに、B&Wの「803 D4」とDALIの「RUBIKORE 8」と大人気の2ブランドを持ち込み、さまざまな試聴の場を設けていた。
やはり注目はマランツの “10シリーズ”。200万円クラスのハイエンドモデルは、マランツとしても初の取り組みとなり、SACDプレーヤー「SACD10」、プリメインアンプ「MODEL10」、ネットワークプレーヤー「LINK10n」の3モデルを展開。また「MODEL10」は “2台使い” しての音質向上ができるという新しいアイデアの製品で(パワーアンプをモノラル化というのはこれまでもあったが、プリからモノラル化というのはあまりない)、マランツの長年のエレクトロニクス技術が結集したプロダクト。部屋は常時満員状態で、最新のマランツ・そしてデノンサウンドを楽しんでいた。
デモンストレーションの時間では、重厚な内部基板などを会場で回覧しながら解説を実施。さらに、アルミ削り出しの筐体のこだわりにも言及。「日本の技術でしかできない、非常に高度な切削をおこなっており、その構造も音質に大きく関わってきます」とフラグシップラインだからこそ実現できた新たな取り組みに自信を見せていた。
■テクニクス・アナログプレーヤーの聴き比べも大人気
テクニクスは昨年発表したアナログプレーヤー「SL-1300G」と「SL-1200GR2」の聴き比べイベントを開催。外観はよく似ているが、1200シリーズはピッチコントロールがついているなどよりDJスタイル、1300はよりHiFiを意識したスタイルといった違いがある。いずれも「ΔΣ-Drive」技術で精密制御される強力なモータードライブ力を有し、ダイレクトドライブらしいパワー感のあるサウンドを聴かせてくれる。
試聴の合間の時間には、アクティブスピーカー「SC-CX700」を再生。小型筐体から引き出される力強いサウンド、省スペースでクオリティ高いサウンドを再生できることに驚く来場者も多く見受けられた。
また、昨年後半ごろから再度「SP-10R」への注目も集まっているという。トーンアームレスのターンテーブルだが、組み合わせるアームに「サエク製」を使っている事例が多いと言う。サエクは昨年50周年を迎え、改めてアナログ関連製品を積極的に展開している。「サエクとの相乗効果で、アナログ再生にもまた新しい風が吹いているのを感じます」と担当者の言も力強い。
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