ナスペックはクリアオーディオの主力モデルを展示

<名古屋ショウ>EverestからアクティブSPまでJBLブースは常時満員/ヤマハはQobuzをプッシュ!

公開日 2025/02/22 06:45 筑井真奈
  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
2月15日(土)と16日(日)の2日間、グローバルゲート名古屋コンベンションホールにて開催された「オーディオフェスタ・イン・名古屋」。レポートの最後に、PROSTO&ハーマンインターナショナル、ノア&アーク・ジョイア&ナスペック、ヤマハ&クリプトン&ゼファン&ステラのブースを紹介する。

■ATOLLのネットワークプレーヤー&アンプが人気



PROSTOとハーマンインターナショナルも合同ブースを展開。アメリカのJBL、デンマークのオーディオベクター、PEAKと3つのスピーカーを試聴できるデモルームとなっていた。

JBLの試聴タイムは常時満員。小型アクティブスピーカーの「4239P」もサイズ感以上の豊かな低域再生を聴かせてくれる

PROSTOは、フランス・ATOLLのネットワークプレーヤーの動きが好調とのことで、小型の「MS120」はアプリの使い勝手の良さやQobuzと連携できるメリットもあり、全国のショップから引き合いがきているという。ネットワーク機器に引っ張られてアンプ類も注文が増えているとのこと。10万円台から買えるオーディオブランドは貴重な存在で、改めてATOLLの丁寧なものづくりが再評価されている様子。オーディオベクターの30万円クラスのスピーカーともグッドマッチング。

フランス・ATOLLのネットワークプレーヤーも注目

一方のPEAKは500万円からと高額なモデルとなるが、元DYNAUDIO開発者のエーレンホルツ氏が設計に関わったモデルとあって関心も高い。会場ではカナダMOONのアンプと組み合わせ、壮大なオーケストラ曲も堂々と鳴らし切る姿にまさに圧巻。

PEAK&カナダ・MOONの組み合わせでハイエンドシステムをデモ

ハーマンの時間では、JBLの「EVEREST DD67000」を筆頭に、38cmウーファー搭載の「Project K2S9900」、昨年発売になった「Stage2」シリーズ、アクティブスピーカー「4305P」「4329P」など幅広いラインナップを展示。JBLの総合力を見せつける多彩なデモンストレーションで会場を沸かせていた。

JBLのクラシックシリーズは薄型で多機能と人気も高い。左は38cmウーファー搭載の「S9900」

■Bassocontinuoからインシュレーターが初披露



ノア、アーク・ジョイアとナスペックは共同ブースを展開。ソナス・ファベール、エステロン、モニターオーディオのスピーカーをメインに据え、さまざまな聴き比べを楽しめるようになっている。

ソナス・ファベールの「Sonetto VIII G2」とモニターオーディオの「Platinum 200 3G」

ノアからは、イタリアのラックブランドBassocontinuo(バッソコンティニュオ)から発売となるインシュレーターを先行展示。イタリアの会社が開発した振動吸収性能の高い独自素材「Technogel」を採用。対荷重に応じて5種類が用意されており、それぞれ色違いとなっているそう。近日の正式発表を待ちたい。

Bassocontinuoのインシュレーターが初登場。対荷重によって種類が異なる

ソナス・ファベールの“カメリア・ミッドレンジ”が搭載された最新作「Sonetto VIII G2」はすでに全国のショップからも高評価が出ているフロア型モデル。前作「Sonettoシリーズ」も大好評だっただけに、その進化にも期待が高い。また、展示のみであったが最新ブックシェルフの「Concertino G4」も展開。レザーとウッドを活用した上質な“イタリアン・デザイン”は多くの人々の目を惹きつけていた。

ナスペックはモニターオーディオスピーカーの良質な作りについてたっぷり解説

デザインも美しい「Concertino G4」

ナスペックは新たに取り扱いを開始したクリアオーディオの注力モデルを多数展示。ドイツの名門アナログ・ブランドであり、アナログプレーヤーからトーンアーム、カートリッジ、フォノイコライザーまで幅広い製品開発力を持つ。ターンテーブル「Ovation」は税込128万円の中核ライン。今後各種試聴会等でも体験できる機会が楽しみだ。

クリアオーディオのアナログプレーヤー「Ovation」

■ヤマハはQobuz再生の楽しみを紹介



ヤマハ、クリプトン、ゼファン&ステラも共同ブースを展開。ヤマハは同社のネットワークレシーバー「R-N2000A」によるQobuzを楽しみや、ブックシェルフスピーカー「NS-600A」「NS-800A」の聴き比べ、トップライン“5000番シリーズ”によるアナログ再生など、ヤマハのオーディオコンポーネントの総合力を活かした試聴イベントを実施。

ヤマハのネットワークレシーバー「RN-2000A」

クリプトンは小型アクティブスピーカー「KS-55HG」のゴールド仕上げなどをデモ。デスクトップオーディオとしても使える小型サイズだが、意外や意外、部屋全体をしっかり満たす充実したサウンドが印象的。特に「ヴォーカル帯域」を大切に音作りをしているそうで、サム・スミスのハイトーンボイスの伸びやかさはなかなかに絶品。

USB入力も搭載、ハイレゾにも対応するクリプトンのアクティブスピーカー「KS-55HG」

ステラ&ゼファンはマーテンの「Mingus Quintet 2」に、ウィルソン・オーディオの「The WATT/PUPPY」と垂涎のスピーカーシステムを持ち込み、ハイエンドらしい世界観を十全に表現。CH PresicionのSACD再生システム、テクダスのアナログプレーヤ「AirForce One」となかなか聴けない贅沢な組み合わせで、来場者の耳を豊かに潤していた。

ウィルソン・オーディオとマーテンの共演も聴きどころ!

この記事をシェアする

  • Twitter
  • FaceBook
  • LINE
音元出版の雑誌
オーディオアクセサリー196号
季刊・オーディオアクセサリー
最新号
Vol.196
オーディオアクセサリー大全2025~2026
特別増刊
オーディオアクセサリー大全
最新号
2025~2026
プレミアムヘッドホンガイドマガジン vol.22 2024冬
別冊・プレミアムヘッドホンガイドマガジン
最新号
Vol.22
プレミアムヘッドホンガイド Vol.32 2024 AUTUMN
プレミアムヘッドホンガイド
(フリーマガジン)
最新号
Vol.32(電子版)
VGP受賞製品お買い物ガイド 2025年冬版
VGP受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2025年冬版(電子版)
DGPイメージングアワード2024受賞製品お買い物ガイド(2024年冬版)
DGPイメージングアワード受賞製品お買い物ガイド
(フリーマガジン)
最新号
2024年冬版(電子版)
WEB
  • PHILE WEB
  • PHILE WEB AUDIO
  • PHILE WEB BUSINESS
  • ホームシアターCHANNEL
  • デジカメCHANNEL
AWARD
  • VGP
  • DGPイメージングアワード
  • DGPモバイルアワード
  • AEX
  • AA AWARD
  • ANALOG GPX

本ページからアフィリエイトプログラムによる収益を得ることがあります