セイコーエプソン、26万色フルカラー高分子有機ELディスプレイを試作
●セイコーエプソン株式会社は、ケンブリッジ・ディスプレー・テクノロジー社(CDT社、英国)で開発した高分子材料を使用し、インクジェット技術で成膜した世界最高の解像度(画素ピッチ100ppi)で2.8インチサイズの26万色アクティブフルカラー有機ELディスプレイを試作した。
試作品は現在米国サンノゼで開催されているSID2001学会(Society for Information Display 2001 International Symposium)の中で、6月6日にCDT社と共同発表する予定であるとのこと。(論文番号31.2 Light-Emitting Polymers for Full-color Display Applications)
有機EL材料には、低分子系と高分子(ポリマー)系があり、これまで単色やエリアカラーで実用化されている有機ELディスプレイには、低分子系が用いられている。その一方、高分子系はインクジェット技術による成膜が可能で、
●高精度パターンニングが可能で高精細ディスプレイ向き
●高いスループットで成膜することが可能
●材料をほとんど無駄にしない地球環境に考慮したプロセス
●大型パネル化が容易
等の特長があり、フルカラー有機ELディスプレイの本命とも言われている。具体的な製品への展開など、今後の動きに要注目である。(Phile-web編集部)
試作品は現在米国サンノゼで開催されているSID2001学会(Society for Information Display 2001 International Symposium)の中で、6月6日にCDT社と共同発表する予定であるとのこと。(論文番号31.2 Light-Emitting Polymers for Full-color Display Applications)
有機EL材料には、低分子系と高分子(ポリマー)系があり、これまで単色やエリアカラーで実用化されている有機ELディスプレイには、低分子系が用いられている。その一方、高分子系はインクジェット技術による成膜が可能で、
●高精度パターンニングが可能で高精細ディスプレイ向き
●高いスループットで成膜することが可能
●材料をほとんど無駄にしない地球環境に考慮したプロセス
●大型パネル化が容易
等の特長があり、フルカラー有機ELディスプレイの本命とも言われている。具体的な製品への展開など、今後の動きに要注目である。(Phile-web編集部)