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東芝、パソコンとAV機器をワイヤレスにつなぐ「TransCube10」を発売

公開日 2002/05/20 18:04
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「TransCube10」(左)はPCとAV機器の高度な融合を実現する可能性を秘めている
●(株)東芝はワイヤレスホームメディアステーション「TransCube10」を発売する。本製品はノートPCと無線LAN接続し、独自のアプリケーションソフトでワイヤレステレビを楽しんだり、約72時間の長時間録画が可能なHDDビデオレコーダ機能を内蔵し、外出先からも録画予約ができるなどの便利な機能を実現した、新しいコンセプトのワイヤレスホームメディアステーションだ。本製品は5月23日から発売を開始、価格はオープンだが13万円前後での販売が予想される。

「TransCube10」には、ブロードバンドルータ、無線LAN(IEEE802.11b/2.4GHz)アクセスポイント、80ギガバイトHDD、テレビチューナー、MPEG2エンコーダ/デコーダLSI、可変ビットレート処理技術などが搭載され、自宅のノートPCと組み合わせることで多彩なエンタテインメントツールとしての真価を発揮する。

例えば本製品でテレビ放送を受信しながら、リアルタイムでパソコンに無線AV伝送して家中の様々な箇所で、付属アプリケーションソフト「LIVE MEDIA TV」を用いたテレビ鑑賞を楽しむことが出来る。無線LANを活用した技術により、家中のどこからでも複数のPCで本製品を経由してインターネットを利用できるほか、PCからワイヤレスでHDDビデオレコーダ機能を操作して、「追っかけ再生」など、時間の制約を受けずにテレビタイトルを楽しめる。

本製品はまたインターネットのテレビ番組表(iEPG)やiモードからも予約録画操作が可能であり、外出先からインターネット経由でテレビ番組の録画予約ができる点も大きな魅力の一つだ。録画した内容はノートPCで編集が可能であり、その映像をまたテレビに映して見るなど、パソコンのキーボードを使って簡単に編集した素材をAV機器で楽しむことができる。

付属のアプリケーションソフトである「LIVE MEDIA SCENE」、「LIVE MEDIA NAVI」などを使って、録画した素材をキーワードごと、お気に入りのシーンごとにデータベース管理もできるのだ。編集後の映像を再び「TransCube 10」にコピーして、TVで再生して大勢で楽しむこともできる。

同社の発売するDynaBookユーザーにはセットアップを無料サービスを展開。対象の東芝ノートPCを持っている購入者には、セットアップサービスの他、無料の出張サポートサービスが提供されるが、こちらの詳細は対象の東芝ノートPC、無料セットアップの作業範囲の詳細について同社のホームページやサービスダイヤルにて確認して欲しい。
(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
  • ブランドTOSHIBA
  • 型番TransCube10
  • 発売日5月23日
  • 価格オープン(予想市場価格:13万円前後)
【SPEC】
●無線LAN:通信規格/IEEE802.11b、使用周波数帯域/2.4GHz・1-11ch、転送速度/11Mbps(最大)、伝送方式/DS-SS方式、WEP/128/64bit ●ハードディスク容量:80GB ●録画可能タイトル:100タイトル(1タイトル最大12時間) ●録画時間:約2Mbps/約72時間(長時間)、約4Mbps/約36時間、約6Mbps/約24時間 ●録画方式:圧縮方式/MPEG2(可変ビットレート対応)、解像度/720x480ドット、352x480ドット ●コントローラー:ワイヤレスリモコン、パネルリモコン、PCアプリケーション ●映像入力:S端子 x 2、コンポジット x 2 ●映像出力:S端子 x 1、コンポジット x 1 ●音声入力:ステレオ x 2 ●音声出力:ステレオx1 ●アプリケーション:「LIVE MEDIA for TransCube」、「PowerDirector2.0」他 ●外形寸法:104W x 319D x 219H mm ●質量:約3.1kg ●消費電力:30W(通常時)、14W(スタンバイ)