TDK、記録面の強さを約100倍に向上させ、傷・汚れをガードする「超硬DVD」を発売

左はDVD-R、右はDVD-RW（いずれも録画用）

●TDKマーケティング（株）は、キズ、ヨゴレに対して圧倒的な強さを持つ、新開発のハードコート技術を採用したDVDディスク「スーパーハードコート」を12月10日より発売する。

録画用DVD「DVD-R120HCN」「DVD-RW120HCN」（ともに録画時間:120分・標準/片面）とデータ用DVD「DVD-R47HCN」「DVD-RW47HCN」（ともに記憶容量:4．7GB/片面）の4品種。

すべて価格はオープンだが、DVD-Rは5枚パックが3,280円前後、1枚が880円前後、DVD-RWは5枚パックが4,480円前後、1枚が1,080円前後での販売が予想される。

DVDの記録面にキズやヨゴレが付くと記録膜の正確な位置にレーザー光がフォーカスされず、再生トラブルの原因になる。このため、同社ではキズ、ヨゴレに対して格段に強いハードコート技術を開発し、今回発売のDVDディスクに採用した。同社の摩耗試験による結果では一般DVDに比べて約100倍の強さを示している。

また、潤滑性も飛躍的に向上しているため、ヨゴレが付いた際の拭き取りがスムーズに行え、ヨゴレが除去しやすい。さらに、指紋が付きにくく、指紋付着試験後のエラーの発生が一般DVDの1/10以下、つまり指紋ヨゴレに対しても10倍以上強いディスクとなっている。

加えて、帯電防止効果にも優れるため、静電気によるチリ、ホコリが付着しにくく、高い信頼性が期待できる。

それぞれのフォーマット専用の精密なスタンパーカッティング技術、高感度色素(DVD-R)、高感度相変化材料（DVD-RW）、高精度基板等の採用により、高性能、高信頼のディスクとなっている。（Phile-web編集部）