パナソニックがBS･110度CSデジタルチューナー内蔵の32V型液晶テレビを発売

TH-32LX10

●液晶テレビは、プラズマテレビと共にレイアウトフリーを実現する薄型テレビとして、需要が急速に拡大している。

こうした中、パナソニックは液晶とPDPの両デバイスの特性を見極め、動画の応答速度、視野角に優れるPDPを37Ｖ型以上で、画面の精細感に優れる液晶テレビは32Ｖ型以下で展開するなど、各サイズに最適なデバイスを選択し、小型から大画面まで薄型テレビをフルラインナップで市場提案していく方針だ。

今回発表したモデルはチューナーをディスプレイユニットに一体化したワンボディタイプの32V型BS･110度CSデジタルハイビジョン液晶テレビ「液晶T<タウ>」である（3月10日発売）。価格はオープンだが、55万円前後での販売が予想される。

本製品は、「1 チップデジタルハイビジョン用システムLSI」を採用し、薄型化したチューナーブロックを搭載することで、BS･110度CSデジタル放送及び、地上放送のチューナーをディスプレイユニット部に一体化するとともに、業界最高水準の薄さ9.4cmを実現した。

さらに、画質面では同社独自の新開発「LCDデジタル高画質回路」を搭載し、映像信号をアナログ信号に変換することなくフルデジタル処理をすることにより、高輝度・ハイコントラストでノイズ感が少なく、鮮明で自然な映像を再現するもの。また、液晶テレビとして業界で初めて、BS･110度CSデジタル放送だけでなく地上放送にも対応するテレビ番組ガイド（EPG）を採用。番組検索や録画予約等がテレビ画面上で簡単に行えるようになっている。（AVレビュー編集部）