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ペンタックス、世界最小・最軽量の光学3倍・320万画素デジカメを発売

公開日 2003/02/04 16:19
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<左>Optio S <右>スライディング・レンズ・システムの概略図
●ペンタックス(株)は、新開発のレンズ機構“スライディング・レンズ・システム”などにより世界最小・最軽量を実現した有効320万画素・光学3倍ズームレンズ搭載のデジタルスチルカメラ「ペンタックス オプティオS」を3月15日より発売する。価格は65,000円。

本機では、さらなる小型・軽量を図るため、レンズを2段に収納するという新発想のレンズ機構“スライディング・レンズ・システム”を開発した。また、新開発のMCM(マルチ・チップ・モジュール)により電気回路基盤面積を同社従来製品(Optio 330RS)にくらべて約43%小型化した。これらのテクノロジーと同社が培ってきた光学技術・精密加工技術を活用することで、外形寸法83W×52H×20Dmmと質量98gという、世界最小・最軽量を実現した。

レンズの2段収納というギミックもすごいが、クオリティも犠牲にしていない。一眼レフカメラの交換レンズにも使われ、像性能に定評のあるsmc PENTAXズームレンズを搭載している。5群6枚構成のレンズには、コントラストが高く、ヌケの良い画像が得られる独自のレンズコーティングが施されているほか、諸収差を良好に補正して高画質を実現する両面非球面レンズを2枚採用している。

CCDは2.5型、総画素340万、有効320万タイプのもの。原色フィルターとなる。記録メディアは、SD/MMC共用カードスロットの他、内蔵メモリーが約11MB用意されている。

最近のデジカメがこぞって競い合っている、スピードも本機は追求している。新設計の処理回路の採用と、ファームウェアのアルゴリズム、フローを徹底的に見直したことにより、レリーズタイムラグ約0.01秒を達成したほか、起動時間も短縮している。画像の再生は、専用に設けられた再生ボタンを押すだけのワンタッチで可能。再生中にシャッターボタンを押すと撮影待機状態になるので、電源が入っていればいつでも撮影ができるのも便利だ。

外装にはアルミニウム合金を採用し、高級感と精密感を演出している。小型ボディながらボタン配置がよく練りこまれており、操作感にも注力した。

別項で、本機の発表会の模様をくわしくお伝えする。(Phile-web編集部)

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製品スペックやデータを見る
【SPEC】●撮像素子:2.5型 総画素340万CCD、原色フィルター ●記録媒体:内蔵メモリ(約11MB)、SDメモリーカードおよびマルチメディアカード ●レンズ:smc PENTAXズームレンズ、f5.8-17.4mm(35mmフィルム換算35-105mm)、F2.6-4.8 ●デジタルズーム:最大4倍 ●液晶モニター:1.6型TFTカラーLCD、8.4万画素 ●動画:撮影時間約1秒〜約30秒 ●ストロボ:赤目軽減機能付きオートストロボ ●電源:充電式リチウムイオンバッテリー ●外形寸法:83W×52H×20Dmm ●質量:本体98g(電池、SDメモリーカード含まず)