ソニーがBSデジタルチューナーを内蔵したBlu-rayディスクレコーダーを発売
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左:Blu-rayディスクレコーダー「BDZ-S77」 右:ブル-レイディスク「BF-23G」 |
本機はBSデジタルチューナーを内蔵し、現行DVDディスクの約5倍の容量となる23GBの大容量メディアBlu-rayディスクを使用することにより、BSデジタルハイビジョン放送を、高画質で約2時間記録できる。また、BSデジタル放送の5.1chサラウンド音声MPEG-2 AACをそのまま記録でき、デコーダーを内蔵したアンプとあわせてサラウンド音声を楽しめる。
地上波放送の録画時にも、MPEG-2 TSに変換して記録。録画モードはHR/SR/LRの3モードを備え、HRモード時で、MPEG-2ビデオのMP@MLで規定されている最大映像転送レートである15Mbpsまで対応し、地上波放送も高画質で約3時間の記録ができる。SR/LRモード時はそれぞれ約6時間/12時間の長時間記録が可能である。
ピックアップには新開発の2群対物レンズを採用し、23GBの大容量を実現した。ドライブユニットは、オイルダンパーとスプリングによる4点懸架で、ドライブ全体を衝撃から守るフローティングメカニズムを採用している。またハイビジョン用LSI「FBX(Frame & Block Noise Excellent Reduction)」が高画質映像の再生のため、新たに開発された。フレーム間のノイズの量を測定し、ハイビジョンの質感を損なわない最適なDNRの効き方を自動的に調整する。地上波放送や、アナログ入力時用には「MIP(MPEG Image Processor)」を録画用・再生用と2基採用している。またプログレッシブ映像の高画質再生のために「IP変換用LSI」を新開発し、地上波チューナーには、ゴーストリダクションチューナーを搭載している。
また本機ではライブラリー管理が手軽にできる「ディスクマネジメントID」機能を搭載した。こちらはディスクの製造時、カートリッジにはあらかじめ5桁のIDを付加し、このディスクマネジメントIDを本機に自動的に記憶することにより、最大100枚のディスク/各100タイトルまでのライブラリー管理が手軽に行えるというものである。
その他にもEPG番組表への対応やDV端子の装備も実現し、さらには高度な著作権保護技術により、不正なコンテンツ複製の防止やコピーワンスコンテツにも対応している。
なお、本機の発売とともに録画用ブル-レイディスク「BF-23G」も併せて発売となる。記録容量は23GB、SRモード時で3時間の録画が可能だ。価格は3,500円となる。
(Phile-web編集部)