<IFA2003ベルリンショー・レポート44>−サウンド&カーメディア部門〜CANTON〜ドイツのハイエンドブランド。主力スピーカーを紹介
■写真右:手軽にCANTONブランドの魅力に触れることができる「LE」シリーズ
●CANTON社はドイツに本拠地を置くハイエンドオーディオブランドだ。5.1chサラウンドの魅力を余すところなく伝えるべく、幅広いラインナップのスピーカーシステムを送り出している。その中でも同社の主力シリーズとなっている2つのラインナップをご紹介しよう。
「Karat」シリーズはハイエンドオーディオファンを主なターゲットとしたモデルだ。シリーズのフラグシップモデルとなるフロアスタンドタイプのスピーカー「Karat Reference 6DC」が今回のIFAではじめて紹介されている。従来のフラグシップモデルをひとまわりコンパクトにし、シリーズの魅力のエッセンスを凝縮させた「ベビーモデル」であると展示担当者が説明してくれた。価格はペアで4900ユーロ。他のシリーズモデルにはセンタースピーカータイプやブックシェルフ、サブウーファーも揃えられており「Karat」シリーズによる高品位な5.1chサラウンドシステムが構築できる。
エントリーのファンに向け、より手頃な価格に充実のスペックを盛り込んだ「LE」シリーズも好調だという。デザインも美しく、CANTON製品の魅力に手軽に近づくために打ってつけのモデルだ。新しく登場した「LE207」(290ユーロ・ペア)を始め、150ユーロから450ユーロの価格帯に10モデル前後のラインナップを取りそろえる。
同社の製品は現在、日本では紹介されていない。「日本のディーラの皆様にもぜひご紹介できる機会があれば幸いです」と、同社のバイス・プレジデント、オリバー・ヘンネル氏は語っていた。
(Phile-web編集部・山本)
[IFA2003REPORT]