ピクセラ、PCカード型地上デジタルラジオ受信機のサンプル提供を開始
ピクセラが開発したPCカード型地上デジタルラジオ受信機 |
今回リリースする地上デジタルラジオ用受信機は「非蓄積型」と呼ばれるタイプのもので、放送の録画機能、録音機能を装備していない。チューナー、1/3セグメント対応地上デジタル音声放送用OFDM復調LSI及びCardBusインターフェースが一体となったPCカードタイプのハードウェアと、Windows XP対応のソフトウェアがセットになっている。
この評価機を使うことで、全国のDRP加盟放送事業者は、受信テスト、BMLブラウザによるデータ放送の付加データのチェックなど、地上デジタルラジオ放送の評価環境を構築できる。
地上デジタルラジオは、2003年10月10日から、東京・大阪で実用化試験放送が開始されている。2011年には、アナログテレビがデジタル放送に移行すると同時に、アナログテレビが放送していた帯域を使ってデジタルラジオが本放送をスタートさせる予定。それまでの8年間が実用化試験放送の期間となりますが、実際は限りなく本放送に近く、広告放送も行なうことができる。
また地上デジタルラジオでは、放送する帯域を音声とデータに分割したり、複数の音声に分割したりと様々な使い方が可能。CDレベルの高音質な音声放送と静止画・簡易動画・テキストなどのデータ放送を同時に楽しめたり、音楽ジャンル別の多チャンネル放送なども可能となる。
(Phile-web編集部)