ヤマハ、第2世代“デジタル・サウンド・プロジェクター”2モデルを発売 − 32/42型TVにぴったりサイズ
ヤマハ(株)は、ワンボディで5.1chサラウンド再生を実現するサラウンドシステム“デジタル・サウンド・プロジェクター”の第2世代モデルとして「YSP-1000」と「YSP-800」の2モデルを9月中旬より順次発売する。価格はともにオープンだが1000が137,000円前後、800が95,000円前後。
“デジタル・サウンド・プロジェクター”は、本体前面に複数の小型スピーカーを配列し、それぞれにヤマハの高性能デジタルアンプを組み合わせ、「デジタル・サウンド・プロジェクター・テクノロジー」によって、ひとつひとつのスピーカーからの音を精密に時間制御することでビーム化し、マルチチャンネル音声の到来方向を自由にコントロール。音声を壁に反射させることで、ワンボディでリアル5.1サラウンドを実現するシステムだ。
2004年12月に発売した「YSP-1」の後継となるYSP-1000は各種仕様を受け継いだ。スピーカーユニットは小型スピーカー40個、ウーファー2個の構成で、出力は合計120W。本体サイズも同様だが、本体カラーをシルバーとブラックの2色展開とした。また本機は新たにビデオ入出力端子を搭載し、音声と同時に映像を切り換えることが可能となった。
YSP-800は横幅を80cmとした小型モデルで、32型の液晶テレビとの組み合わせに最適化。スピーカーユニットは小型スピーカー21個、ウーファー2個の構成で、出力は合計82W。
両機はともに、自動システム調整機能「インテリビーム(IntelliBeam)」を新たに搭載。付属のオプティマイザーマイクを視聴位置に設置し、画面表示を確認しながらリモコンボタンを押すだけで簡単に最適な視聴環境に調整が可能だ。調整内容は、ビームの角度設定、各チャンネルの周波数特性、距離差、チャンネル間レベルで、約3分で全ての調整が完了する。
使い方にあわせて選べるビームモードは、「5ビームモード」「3ビームモード」「ステレオモード」「ステレオ+3ビームモード」の4つに加え、部屋の特定の場所に向けてサウンドを届けることのできる「ターゲットモード」を新たに搭載。さらに、夜間使用に最適な「ナイトリスニングモード」、TVを観ている時にCMなどで急に音量が大きくなるのを防ぐ「TV音量一定モード」の音量モードも搭載した。
また両機は、音声フォーマットに臨場感をプラスする音場創生技術“シネマDSP”を搭載。“映画”“音楽”“スポーツ”からリモコンで選ぶだけで、ソースに合わせて最適な臨場感を楽しめる。なおYSP-1000では、“映画”“音楽”プログラムにそれぞれ3種類のバリエーション音場を用意し、計7種類のプログラムを用意した。
YSP-1では英語表示だったオンスクリーンメニュー画面は、新たに日本語表示に対応。サラウンド設定には、インテリビームを使う「自動設定」のほかに、部屋の大きさや形などを選択して行う「手動設定」、各チャンネルごとの緻密なビーム設定などが行える「詳細設定」を装備した。
デコーダー部は、「ドルビーデジタル」や「DTS」、デジタル放送の「AAC」に加え、「ドルビープロロジックII」や「DTS Neo:6」にも対応した。
本日、同社は両製品の発表会を行った。発表会に出席した執行役員 AV・IT事業本部長の関口博氏は“デジタル・サウンド・プロジェクター”を「成長する薄型テレビ市場への対応」と位置付けるとともに、「ワンボディ薄型ホームシアターの普及」を図っていきたいと語った。また同氏は、サウンド・プロジェクター事業で2008年には100億円の売り上げを目指すと説明した。
【問い合わせ先】
ヤマハ株式会社
AVお客様ご相談センター
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
(Phile-web編集部)
“デジタル・サウンド・プロジェクター”は、本体前面に複数の小型スピーカーを配列し、それぞれにヤマハの高性能デジタルアンプを組み合わせ、「デジタル・サウンド・プロジェクター・テクノロジー」によって、ひとつひとつのスピーカーからの音を精密に時間制御することでビーム化し、マルチチャンネル音声の到来方向を自由にコントロール。音声を壁に反射させることで、ワンボディでリアル5.1サラウンドを実現するシステムだ。
2004年12月に発売した「YSP-1」の後継となるYSP-1000は各種仕様を受け継いだ。スピーカーユニットは小型スピーカー40個、ウーファー2個の構成で、出力は合計120W。本体サイズも同様だが、本体カラーをシルバーとブラックの2色展開とした。また本機は新たにビデオ入出力端子を搭載し、音声と同時に映像を切り換えることが可能となった。
YSP-800は横幅を80cmとした小型モデルで、32型の液晶テレビとの組み合わせに最適化。スピーカーユニットは小型スピーカー21個、ウーファー2個の構成で、出力は合計82W。
両機はともに、自動システム調整機能「インテリビーム(IntelliBeam)」を新たに搭載。付属のオプティマイザーマイクを視聴位置に設置し、画面表示を確認しながらリモコンボタンを押すだけで簡単に最適な視聴環境に調整が可能だ。調整内容は、ビームの角度設定、各チャンネルの周波数特性、距離差、チャンネル間レベルで、約3分で全ての調整が完了する。
使い方にあわせて選べるビームモードは、「5ビームモード」「3ビームモード」「ステレオモード」「ステレオ+3ビームモード」の4つに加え、部屋の特定の場所に向けてサウンドを届けることのできる「ターゲットモード」を新たに搭載。さらに、夜間使用に最適な「ナイトリスニングモード」、TVを観ている時にCMなどで急に音量が大きくなるのを防ぐ「TV音量一定モード」の音量モードも搭載した。
また両機は、音声フォーマットに臨場感をプラスする音場創生技術“シネマDSP”を搭載。“映画”“音楽”“スポーツ”からリモコンで選ぶだけで、ソースに合わせて最適な臨場感を楽しめる。なおYSP-1000では、“映画”“音楽”プログラムにそれぞれ3種類のバリエーション音場を用意し、計7種類のプログラムを用意した。
YSP-1では英語表示だったオンスクリーンメニュー画面は、新たに日本語表示に対応。サラウンド設定には、インテリビームを使う「自動設定」のほかに、部屋の大きさや形などを選択して行う「手動設定」、各チャンネルごとの緻密なビーム設定などが行える「詳細設定」を装備した。
デコーダー部は、「ドルビーデジタル」や「DTS」、デジタル放送の「AAC」に加え、「ドルビープロロジックII」や「DTS Neo:6」にも対応した。
本日、同社は両製品の発表会を行った。発表会に出席した執行役員 AV・IT事業本部長の関口博氏は“デジタル・サウンド・プロジェクター”を「成長する薄型テレビ市場への対応」と位置付けるとともに、「ワンボディ薄型ホームシアターの普及」を図っていきたいと語った。また同氏は、サウンド・プロジェクター事業で2008年には100億円の売り上げを目指すと説明した。
【問い合わせ先】
ヤマハ株式会社
AVお客様ご相談センター
TEL/0570-01-1808(ナビダイヤル)
(Phile-web編集部)
関連リンク
トピック
- ブランドYAMAHA
- 型番YSP-1000
- 発売日2005年10月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格137,000円前後)
【SPEC】●実用最大出力(EIAJ):120W(2W×40+20W×2) ●入力端子:<音声>アナログ2系統 <デジタル>光2系統、同軸1系統 <映像>コンポジット端子×3、コンポーネント端子×2 ●出力端子:<音声>サブウーファープリアウト <映像>コンポジット端子×1、コンポーネント端子×1 ●スピーカー部型式:2ウェイ密閉防磁型 ●スピーカーユニット:ウーファー→11cmコーン防磁型×2個(4Ω)、ビームスピーカー→4cmコーン防磁型×40個(10Ω) ●消費電力:50W ●外形寸法:1030W×192H×113Dmm(突起部除く) ●質量:13.0kg
- ブランドYAMAHA
- 型番YSP-800
- 発売日2005年9月中旬
- 価格¥OPEN(予想実売価格95,000円前後)
【SPEC】●実用最大出力(EIAJ):82W(2W×21+20W×2) ●入力端子:<音声>アナログ2、デジタル2、<デジタル>光2系統、同軸デジタル1系統 ●出力端子:<音声>サブウーファープリアウト、システムコントロール、<映像>オンスクリーンメニュー出力 ●スピーカー部型式:2ウェイ密閉防磁型 ●スピーカーユニット:ウーファー→10cmコーン防磁型×2個(4Ω)、ビームスピーカー→4cmコーン防磁型×21個(4Ω) ●消費電力:37W ●外形寸法:800W×153H×115Dmm ●質量:9.0kg