パイオニア、2006年3月期の連結業績を発表 − 来期は大幅な増益を予想
パイオニア(株)は、2006年3月期の連結業績を発表した。連結営業収入は、プラズマディスプレイやカーオーディオ製品の売上げが増加したことから、7,549億円と、前期に比べ6.2%増収となった。
営業損益は、主要製品の価格下落により原価率が悪化したことなどから、約164億円の赤字となった。また、純損益については、事業構造改革の一環として実施した退職者募集による特別退職金、プラズマディスプレイ等の生産設備に対する減損などによる損失を計上したことから、約850億円の純損失となった。
ホームエレクトロニクスの売上げは、前期に比べ9.9%増収の約3,547億円。自社ブランドのPDPは、国内売上は減少したが、欧米で高精細タイプの市場が拡大したことから海外売上は増加したという。
このほか、DVDレコーダーやDVDプレーヤー、ステレオシステムの売上は減少。ホームエレクトロニクス事業の営業損益は約352億円の赤字となった。同社では「市場価格の急激な低下によりプラズマディスプレイやDVD製品の原価率が悪化したため」と説明している。
カーエレクトロニクスの売上は、前期に比べ8.9%増収の約3,305億円。カーオーディオは、コンシューマー向けは主に中南米や北米およびロシア、OEMは主に北米や国内での売上がそれぞれ増加。カーナビでは、コンシューマー向けは、国内と北米で増加したが、OEMは売上が減少した。
2007年3月期の業績予想については、営業利益120億円、純利益30億円と予想。営業収入については、「ホームエレクトロニクス製品の競争激化や価格低下など厳しい状況が続くものの、プラズマディスプレイやパソコン用のDVDドライブ、およびカーエレクトロニクス製品などの売上拡大により、9.9%増加の8,300億円を見込んでいる」とする。
営業利益については、「プラズマディスプレイが大きく売上を伸ばすことに加え、原価低減を積極的に進めることや構造改革施策の効果が現れることなどにより、ホームエレクトロニクスの収益性が改善すること、およびカーエレクトロニクスの利益が売上増加により着実に回復することなどから、284億円増益の120億円となることを計画している」と説明している。
(Phile-web編集部)
営業損益は、主要製品の価格下落により原価率が悪化したことなどから、約164億円の赤字となった。また、純損益については、事業構造改革の一環として実施した退職者募集による特別退職金、プラズマディスプレイ等の生産設備に対する減損などによる損失を計上したことから、約850億円の純損失となった。
ホームエレクトロニクスの売上げは、前期に比べ9.9%増収の約3,547億円。自社ブランドのPDPは、国内売上は減少したが、欧米で高精細タイプの市場が拡大したことから海外売上は増加したという。
このほか、DVDレコーダーやDVDプレーヤー、ステレオシステムの売上は減少。ホームエレクトロニクス事業の営業損益は約352億円の赤字となった。同社では「市場価格の急激な低下によりプラズマディスプレイやDVD製品の原価率が悪化したため」と説明している。
カーエレクトロニクスの売上は、前期に比べ8.9%増収の約3,305億円。カーオーディオは、コンシューマー向けは主に中南米や北米およびロシア、OEMは主に北米や国内での売上がそれぞれ増加。カーナビでは、コンシューマー向けは、国内と北米で増加したが、OEMは売上が減少した。
2007年3月期の業績予想については、営業利益120億円、純利益30億円と予想。営業収入については、「ホームエレクトロニクス製品の競争激化や価格低下など厳しい状況が続くものの、プラズマディスプレイやパソコン用のDVDドライブ、およびカーエレクトロニクス製品などの売上拡大により、9.9%増加の8,300億円を見込んでいる」とする。
営業利益については、「プラズマディスプレイが大きく売上を伸ばすことに加え、原価低減を積極的に進めることや構造改革施策の効果が現れることなどにより、ホームエレクトロニクスの収益性が改善すること、およびカーエレクトロニクスの利益が売上増加により着実に回復することなどから、284億円増益の120億円となることを計画している」と説明している。
(Phile-web編集部)