エプソン、フルHD対応の液晶パネル“D6シリーズ”の量産を開始
セイコーエプソン(株)は、3LCD方式のフロントプロジェクターおよびリアプロテレビ向けのデバイスとして、1,920×1,080画素のフルHD表示に対応した液晶パネル“D6シリーズ”を開発し、量産化を始めたことを明らかにした。
同社が今回、量産開始を発表したのは“D6シリーズ”にラインナップする、フルHD対応の0.7型液晶「L3C07Uシリーズ」だ。D6シリーズでは、内蔵及び外付け液晶ドライバーにより駆動するハイブリッド技術が採用されている。
これまでの製品では水平方向ドライバーICをパネルに内蔵していたが、今回は新たに、よりドライブ能力の高い水平方向ドライバーICと、液晶駆動コントローラーICをパネルのテープ上に実装した。これにより各画素への書き込み特性差が大幅に低減され、均一な書き込みが可能になり、より滑らかな画質を実現できるようになる。また、パネル駆動系の消費電力を従来比で約10分の1にできる点や、液晶駆動コントローラーの実装が不要になることによる、回路基板の省スペース化、引いてはセットの小型化も可能になるとしている。
新製品ではさらに、液晶配向膜の無機化及び垂直配向技術により、高いコントラスト値と高画質を実現する独自の高画質化技術「クリスタルクリアファイン」も採用されている。
【問い合わせ先】
セイコーエプソン(株)
TFT設計技術部 販売推進
TEL/042-587-5447
(Phile-web編集部)
同社が今回、量産開始を発表したのは“D6シリーズ”にラインナップする、フルHD対応の0.7型液晶「L3C07Uシリーズ」だ。D6シリーズでは、内蔵及び外付け液晶ドライバーにより駆動するハイブリッド技術が採用されている。
これまでの製品では水平方向ドライバーICをパネルに内蔵していたが、今回は新たに、よりドライブ能力の高い水平方向ドライバーICと、液晶駆動コントローラーICをパネルのテープ上に実装した。これにより各画素への書き込み特性差が大幅に低減され、均一な書き込みが可能になり、より滑らかな画質を実現できるようになる。また、パネル駆動系の消費電力を従来比で約10分の1にできる点や、液晶駆動コントローラーの実装が不要になることによる、回路基板の省スペース化、引いてはセットの小型化も可能になるとしている。
新製品ではさらに、液晶配向膜の無機化及び垂直配向技術により、高いコントラスト値と高画質を実現する独自の高画質化技術「クリスタルクリアファイン」も採用されている。
【問い合わせ先】
セイコーエプソン(株)
TFT設計技術部 販売推進
TEL/042-587-5447
(Phile-web編集部)