【詳報】東芝、HD DVDプレーヤー「HD-XA2 / XF2」を発売 - 上位機はHDMI1.3対応
東芝(株)は、HD DVDプレーヤーの第2世代機として、「HD-XA1」の後継モデル「HD-XA2」と、普及価格帯モデル「HD-XF2」を12月下旬より発売する。価格はオープンだが、XA2が11万円前後、XF2が49,800円前後での販売が予想される。
■ HD-XA2
本機は、HD DVD-Video、DVD-Video、DVD-R/-RW、音楽CDの再生に対応するHD DVDプレーヤー。HD-XA1(関連ニュース)の後継モデルで、新たにHDMI ver.1.3の出力端子を搭載したのが大きな特長だ。本体サイズは、高さ、奥行きが一回り小さくなった。
前モデル XA1のHDMIのバージョンは1.2a。今回1.3を搭載することで、映像の1080p出力や色再現性を高める「ディープカラー」(関連ニュース)などに対応した。なお、Dolby TrueHDやDolby Digital Plus、DTS-HDなどの次世代オーディオのビットストリーム出力機能は搭載しない。
<映像機能>
ディープカラーは、従来の8ビットの色数を超える色調表現が可能な技術で、本機はRGB各色10ビット/12ビットの信号処理・出力に対応。ディープカラー対応のテレビやディスプレイと接続することで、高精度な色調を再現することが可能だ。
映像回路には、高精度IP変換回路と1080p対応スケーラーを搭載。これにより、DVDソフトなどの映像を最大1080pまでアップコンバートしてHDMIより出力可能だ。
ビデオDACには12bit/297MHzの高性能DACを搭載した。ハイビジョンのサンプリング周波数である74.25MHzの4倍のオーバーサンプリングを実現しており、ノイズの少ない映像表示が可能となっている。
<音声機能>
HDMI1.3の規格では、Dolby TrueHDやDolby Digital Plus、DTS-HDなど次世代オーディオのビットストリーム出力に対応するが、本機は同機能を搭載しない。Dolby Digital、DTSを含む各音声は、デコード/ミックスダウンされリニアPCM(最大5.1ch)でHDMI出力される設計となっている。本仕様はXA1と同じ。
また、XA1と同様にアナログ音声出力端子は5.1ch分を用意。デコードした各種サラウンド音声は5.1chにダウンミックスされ、同端子より出力される。
音声DACは、2ch出力専用の192kHz/24bit DACを搭載。その他にDACを3機搭載し、マルチチャンネル出力に対応している。また、2ch用差動多重帰還型LPFアンプや5.1ch用多重帰還型LPFアンプ、パルストランスを装備したバランスドライブデジタル出力回路を搭載し、高音質化を図っている。
<その他>
再生可能なディスクは冒頭に記したとおりだが、本機ではDVD-RAMとMP3/WMAを記録したCD-Rの再生が非対応となった。また、RD-A1で録画したHD DVD-Rディスクの再生にも非対応。こちらはファームウェアアップデートで対応を検討しているという。
筐体は、鋼板とアルミ押し出し材による制振型の“フル・アーマー・シャーシ構造”を採用。脚部には専用のインシュレーターを装備した。
本体前面のパネル部には基本操作ボタンを用意するほか、映像出力の切り替えスイッチと、エクステンション端子を装備している。
MODE1/2をと表示された映像出力スイッチは、搭載する映像回路の関係上、設けられたもの。MODE1を選択するとコンポジット、S、コンポーネントから480i出力のみを行う設定となる。
エクステンション端子はUSBのような形状の端子で、HD DVDプレーヤーに搭載が必須のもの。将来、ゲームなどのインタラクティブ・コンテンツが登場した際に、コントローラーなどを接続するのに使用する。
リモコンは質感の高い自照式を採用。HD DVDソフトのインタラクティブ機能の操作では、ポップアップ機能やP in P(ピクチャーインピクチャー)の操作を手軽に行うことが可能だ。
■ HD-XF2
5万円を切る低価格化を実現した普及価格モデル。再生に対応するディスクはXA2と同じで、HDMIはver.1.2aを搭載した。
サラウンド・デコーダーはXA2と同じで、HDMI端子より出力(最大5.1ch)が可能。アナログ音声出力端子はL/Rのみとなっており、2chにミックスダウンされた音声を出力する。
ビデオDACは12bit/148.5MHzの仕様で、ハイビジョンの2倍のオーバーサンプリングが可能。アップコンバート機能は1080iまでに対応する。なおディープカラーには対応しない。
外形は、横幅、高さがXA2とほぼ同等で、奥行きが10cmほど小さい設計だ。リモコンは自照機能を持たないスタンダードタイプを付属する。
なおXA2、XF2ともに起動時間や操作時のレスポンスを高速化し、使い勝手を高めているという。
本日行われた記者発表会の内容は、別項にて詳しく掲載する。
【問い合わせ先】
東芝DVDインフォメーションセンター
TEL/0120-96-3755(一般電話用フリーボイス)
TEL/0570-00-3755(携帯電話用ダイヤル)
(Phile-web編集部)
■ HD-XA2
本機は、HD DVD-Video、DVD-Video、DVD-R/-RW、音楽CDの再生に対応するHD DVDプレーヤー。HD-XA1(関連ニュース)の後継モデルで、新たにHDMI ver.1.3の出力端子を搭載したのが大きな特長だ。本体サイズは、高さ、奥行きが一回り小さくなった。
前モデル XA1のHDMIのバージョンは1.2a。今回1.3を搭載することで、映像の1080p出力や色再現性を高める「ディープカラー」(関連ニュース)などに対応した。なお、Dolby TrueHDやDolby Digital Plus、DTS-HDなどの次世代オーディオのビットストリーム出力機能は搭載しない。
<映像機能>
ディープカラーは、従来の8ビットの色数を超える色調表現が可能な技術で、本機はRGB各色10ビット/12ビットの信号処理・出力に対応。ディープカラー対応のテレビやディスプレイと接続することで、高精度な色調を再現することが可能だ。
映像回路には、高精度IP変換回路と1080p対応スケーラーを搭載。これにより、DVDソフトなどの映像を最大1080pまでアップコンバートしてHDMIより出力可能だ。
ビデオDACには12bit/297MHzの高性能DACを搭載した。ハイビジョンのサンプリング周波数である74.25MHzの4倍のオーバーサンプリングを実現しており、ノイズの少ない映像表示が可能となっている。
<音声機能>
HDMI1.3の規格では、Dolby TrueHDやDolby Digital Plus、DTS-HDなど次世代オーディオのビットストリーム出力に対応するが、本機は同機能を搭載しない。Dolby Digital、DTSを含む各音声は、デコード/ミックスダウンされリニアPCM(最大5.1ch)でHDMI出力される設計となっている。本仕様はXA1と同じ。
また、XA1と同様にアナログ音声出力端子は5.1ch分を用意。デコードした各種サラウンド音声は5.1chにダウンミックスされ、同端子より出力される。
音声DACは、2ch出力専用の192kHz/24bit DACを搭載。その他にDACを3機搭載し、マルチチャンネル出力に対応している。また、2ch用差動多重帰還型LPFアンプや5.1ch用多重帰還型LPFアンプ、パルストランスを装備したバランスドライブデジタル出力回路を搭載し、高音質化を図っている。
<その他>
再生可能なディスクは冒頭に記したとおりだが、本機ではDVD-RAMとMP3/WMAを記録したCD-Rの再生が非対応となった。また、RD-A1で録画したHD DVD-Rディスクの再生にも非対応。こちらはファームウェアアップデートで対応を検討しているという。
筐体は、鋼板とアルミ押し出し材による制振型の“フル・アーマー・シャーシ構造”を採用。脚部には専用のインシュレーターを装備した。
本体前面のパネル部には基本操作ボタンを用意するほか、映像出力の切り替えスイッチと、エクステンション端子を装備している。
MODE1/2をと表示された映像出力スイッチは、搭載する映像回路の関係上、設けられたもの。MODE1を選択するとコンポジット、S、コンポーネントから480i出力のみを行う設定となる。
エクステンション端子はUSBのような形状の端子で、HD DVDプレーヤーに搭載が必須のもの。将来、ゲームなどのインタラクティブ・コンテンツが登場した際に、コントローラーなどを接続するのに使用する。
リモコンは質感の高い自照式を採用。HD DVDソフトのインタラクティブ機能の操作では、ポップアップ機能やP in P(ピクチャーインピクチャー)の操作を手軽に行うことが可能だ。
■ HD-XF2
5万円を切る低価格化を実現した普及価格モデル。再生に対応するディスクはXA2と同じで、HDMIはver.1.2aを搭載した。
サラウンド・デコーダーはXA2と同じで、HDMI端子より出力(最大5.1ch)が可能。アナログ音声出力端子はL/Rのみとなっており、2chにミックスダウンされた音声を出力する。
ビデオDACは12bit/148.5MHzの仕様で、ハイビジョンの2倍のオーバーサンプリングが可能。アップコンバート機能は1080iまでに対応する。なおディープカラーには対応しない。
外形は、横幅、高さがXA2とほぼ同等で、奥行きが10cmほど小さい設計だ。リモコンは自照機能を持たないスタンダードタイプを付属する。
なおXA2、XF2ともに起動時間や操作時のレスポンスを高速化し、使い勝手を高めているという。
本日行われた記者発表会の内容は、別項にて詳しく掲載する。
【問い合わせ先】
東芝DVDインフォメーションセンター
TEL/0120-96-3755(一般電話用フリーボイス)
TEL/0570-00-3755(携帯電話用ダイヤル)
(Phile-web編集部)