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オンキヨー、本格オーディオが楽しめる“HDオーディオPC”を発売

公開日 2007/02/01 17:51
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オンキヨー(株)は、本格的なオーディオを楽しめるPCとして、“HDオーディオコンピューター”「HDC-1.0」を2月上旬より順次発売する。HDC-1.0の単体販売のほか、アクティブスピーカーやステレオプリメインアンプをセットにしたモデルも発売される。

■単品モデル HDC-1.0 ¥OPEN(予想実売価格210,000円前後) 3月上旬発売


HDC-1.0

背面端子部

内部
オーディオ再生性能・機能に注力したデスクトップPC。OSに「Windows Vista Home Basic」、CPUに「インテル Core 2 Duo」を採用している。HDD容量は120GB。筐体の横幅は同社ミニコンポ“INTEC”シリーズと同じ205mmとなっており、組み合わせての使用も推奨されている。なお、本機を使用するには別途ディスプレイが必要となる。

本機は高品位なオーディオ再生を実現するため、パーツやソフトウェア、付属リモコンなどにこだわった。その一つが、PCパーツの放熱への対策として開発、採用されたのが高効率クーリングシステム。CPUやチップセットを放熱ダクトで包み、滞留熱をファンへ効率よく送り出すこの構造により、ファン1機で全体の冷却を実現。さらに低発熱のノートPC向けパーツを多く使うことで発熱自体を抑えている。またHDDは、騒音の少ない2.5インチサイズのものを使用している。

サウンドボードは、同社アンプに採用されている特許技術「VLSC」回路を搭載することでノイズの大幅な低減を図っている。また、ウォルフソンの96kHz/24bit DAC「WM8716」を搭載することで、高品位な音楽再生を実現している。さらに、コンデンサに高品位なパーツを採用したほか、バスプレートに銅素材を使用している。

音声の出力は、アナログLRのコンポジット端子と光デジタル出力端子を装備。手持ちのアンプやアクティブスピーカーなどに接続して音楽を楽しむことができる。背面端子にはアナログ音声入力端子も装備している。

音楽再生ソフトウェアは、同社独自の「CarryOn Music 10」をプリインストール。WAV、WMA、MP3、AACのファイルを一括管理できるほか、CDからの取り込み、CDの作成、ポッドキャスティングなどを行うことができる。DRMで保護された楽曲も再生できるが、アップルのFairplayだけは仕様が公開されていないので対応していない。また、ライン入力した音声をHDDに取り込む機能も搭載。Music IDに対応しており、取り込んだアナログ音源のタイトル取得なども行うことができる。

「CarryOn Music」の楽曲一覧画面

入力した音源は自由にイコライジングもできる

本機の特徴の一つが付属の双方向リモコン。2.4GHz帯の無線を用い、PCとリモコン間で信号のやりとりが可能で、「CarryOn Music 10」で管理している楽曲のデータをリモコンの液晶ディスプレイに表示し、任意の曲を選んで再生することが可能だ。またリモコン上部の「Power」ボタンは、OSのスリープ機能に連動。Viataの特長であるスリープからの素早い復帰を利用したON/OFF機能となっている。

付属のキーボード

液晶ディスプレイを備えた付属のリモコン

リモコンの設定画面


■スピーカーセット SPX-1 ¥OPEN(予想実売価格260,000円前後) 3月上旬発売

HDC-1.0に新開発のアクティブスピーカーをセットにしたモデル。スピーカーには、デジタルプリメインアンプ「CR-D1」に採用したデジタルアンプ技術を採用しており、小型かつ高音質を実現している。


スピーカーL

スピーカーRにリモコン受光部やボリュームなどを備える

スピーカーユニット
ウーファーは上級モデルで採用される「A-OMFモノコックコーン」を採用。またトゥイーターは3cm径のリング型トゥイーターを採用している。またデジタルアンプ部には「VL Digital」技術を搭載し、高精度かつ高いドライブ能力を実現している。

また本スピーカーは、HDC-1.0付属のリモコンでの操作にも対応。電源切り替えやボリューム調整を離れたところから行うことができる。

なお、本スピーカーの単品販売は予定していないという。


■アンプセット APX-1 ¥OPEN(予想実売価格248,000円前後) 2月上旬発売


APX-1にスピーカーD-D1Eを組み合わせたところ

アンプ部の内部
HDC-1.0にデジタルのステレオプリメインアンプをセットにしたモデル。本アンプは、「INTEC 205」シリーズのデジタルアンプをベースに改良を加えた新開発の製品。ノイズを低減する「VL Digital」など上位モデルの技術を採用した。

また、ノイズの影響を低減する銅バスプレートや、歪みの発生が少ないモータードライブボリューム、信号経路を最短化するソースダイレクトモードなどを搭載し、高音質化を図っている。アンプ部は、上記アクティブスピーカーと同様、HDC-1.0付属のリモコンで操作が可能だ。


【問い合わせ先】
オンキヨー株式会社
コールセンター
TEL/050-3161-9555

(Phile-web編集部)

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