シャープ、コントラスト比2,000:1の新「モバイルASV液晶」を開発
シャープ(株)は、高コントラスト・広視野角を実現した新「モバイルASV液晶」を開発したことを発表した。今年秋よりワンセグ対応携帯電話向けに2.2型/240×320ドットのディスプレイのサンプル出荷を開始。今後は携帯電話やデジタルカメラなどのモバイル機器への搭載が予定されているという。
今回開発された液晶ディスプレイは、液晶分子の傾斜方向を高精度に制御。黒表示時の光の散乱をなくすほか、傾斜角度を多方向へ一様に向けることができるため、コントラスト比は従来の500対1から2,000対1へ、視野角は170度から176度へ向上した。また、液晶分子を一様に高速作動させられるため、従来の3倍となる8msの応答速度を実現。残像感のない動画表示を可能にするという。
<新「モバイルASV液晶」のスペック>
■画面サイズ:2.2型
■画素数:240×320(QVGA)
■コントラスト比:2,000対1
■視野角:上下・左右・斜め 176度
■応答速度:8ms(黒⇔白表示)
本日、新「モバイルASV液晶」の技術発表会が行われた。
発表会では、同社モバイル液晶事業本部 本部長の方志教和氏が、中小型液晶市場の今後の動向について説明した。同氏は、ワンセグや写メールなど携帯電話の高画素・高機能化や、デジタルカメラの高画素化を指摘。「映像を観るユビキタス端末」市場は今後大きく伸長するだろう、と述べた上で、中小型液晶に今後求められるものは「動画をより美しく表示できること」だと分析した。方志氏は「今回発表する新『モバイルASV液晶』は、高コントラスト・広視野角で応答速度は約3倍になり、動画や写真の表示に優れている。新『モバイルASV液晶』で、モバイル機器の進化に貢献したい」と抱負を述べた。
以下、発表会で行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q.新「モバイルASV液晶」がシャープの携帯電話に実装されるのはいつ頃からか。
A.現在のところ実装は未定。検討している最中だ。
Q.ワンセグ対応携帯電話への搭載を視野に入れているにも関わらず、解像度がQVGAなのは何故か。
A.今後はもちろんワイドQVGA、VGAなども展開していく予定だ。技術的にQVGAが限界というわけではない。
Q.色再現範囲はどのくらいか。
A.NTSC規格比100%だ。
Q.どのくらいまでのサイズ展開が可能なのか。
A.中小型液晶として10.5型までの範囲での展開を考えている。今回発表したのは2.2型だが、今秋からのサンプル出荷ではこれより大きなサイズのものもラインナップして展開していく予定だ。
【問い合わせ先】
シャープ(株)
モバイル液晶事業本部 国内マーケティング戦略室
TEL/03-5401-5873
(Phile-web編集部)
今回開発された液晶ディスプレイは、液晶分子の傾斜方向を高精度に制御。黒表示時の光の散乱をなくすほか、傾斜角度を多方向へ一様に向けることができるため、コントラスト比は従来の500対1から2,000対1へ、視野角は170度から176度へ向上した。また、液晶分子を一様に高速作動させられるため、従来の3倍となる8msの応答速度を実現。残像感のない動画表示を可能にするという。
<新「モバイルASV液晶」のスペック>
■画面サイズ:2.2型
■画素数:240×320(QVGA)
■コントラスト比:2,000対1
■視野角:上下・左右・斜め 176度
■応答速度:8ms(黒⇔白表示)
本日、新「モバイルASV液晶」の技術発表会が行われた。
以下、発表会で行われた質疑応答の主な内容を掲載する。
Q.新「モバイルASV液晶」がシャープの携帯電話に実装されるのはいつ頃からか。
A.現在のところ実装は未定。検討している最中だ。
Q.ワンセグ対応携帯電話への搭載を視野に入れているにも関わらず、解像度がQVGAなのは何故か。
A.今後はもちろんワイドQVGA、VGAなども展開していく予定だ。技術的にQVGAが限界というわけではない。
Q.色再現範囲はどのくらいか。
A.NTSC規格比100%だ。
Q.どのくらいまでのサイズ展開が可能なのか。
A.中小型液晶として10.5型までの範囲での展開を考えている。今回発表したのは2.2型だが、今秋からのサンプル出荷ではこれより大きなサイズのものもラインナップして展開していく予定だ。
【問い合わせ先】
シャープ(株)
モバイル液晶事業本部 国内マーケティング戦略室
TEL/03-5401-5873
(Phile-web編集部)